個人向け社債ウォッチ!

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これから発行される予定の個人向け社債一覧


日本の上位1%ってどんな人だろう?

THE PAGEで富裕層の話題があり、それにYahoo!個人で井上とかいう極左が噛み付いていたので、富裕層の多い当ブログとしては見過ごせなかったため書きます。


両者の主張のまとめ
THE PAGE:給与所得者の上位1%は年収1500万円がボーダー。上位5%の1000万なら公務員でもいけるんじゃない?
井上:給与所得に限らない総所得だと上位1%は年収5000万円がボーダー。野村総研調べでは金融資産1億円が最低限でプライベートジェットとか乗ってる。


野村総研のデータを見ると、金融資産1億円だと日本では上位2%、5億円で上位0.1%です。となると、上位1%はだいたい1.5億から2億のあたりではないかと考えられるわけですが、この井上とかいう人はプライベートジェットの値段を調べたことあるんでしょうかね?知らなくても今はネットで検索すれば出てくるわけで、e-Holidaysというサイトでは、300万(羽田―札幌)から2100万円(羽田―バンコク)という値段が掲示されています。金融資産2億でプライベートジェットを使っている人がいたら、その人の金銭感覚は疑われてしかるべきですし、次の調査の時には富裕層から外れていることでしょう。

また、井上が引っ張ってきた所得のデータも非常に怪しいです。集計対象者が600万人しかいません。申告所得税標本調査結果が元データということなので、おそらく「確定申告をした人」のデータを拾ってきたのではないでしょうか。日本で働いている人は6000万人以上います。

と思って調べたところやはり。国税庁のサイトで「調査の対象は、各年分の申告所得税について翌年3月31日現在(平成24年分以降は、翌年3月31日までに申告又は処理をした者のうち、6月30日現在)において申告納税額がある者(以下「申告納税者」という。)全部である。したがって、所得金額があっても申告納税額のない者(例えば、還付申告書を提出した者等)は、調査対象から除かれている。」と書かれていました。

確定申告をした人のうち、税金を払った人を対象としたデータです。そもそも確定申告をする人は高所得者が多いし、還付申告をした人は対象外。かなりバイアスのかかったデータで5000万円がボーダーは言いすぎです。THE PAGEは自営業者を対象外としていた落ち度がありますが、自営業者中心の、申告所得がある人限定のデータは信頼性を欠きます。

まあ、それでも600万人分のデータというのは見過ごせないわけで、6000万人のデータに10%程度は影響を与えるものと思われます。というわけで、5000万円の10%を1500万円に加算して2000万!かなりやっつけですが、日本の上位1%ボーダーは、金融資産に土地などの資産を加えて2億円、所得額では2000万円だと推定します

こうやって見ると、THE PAGEの主張も井上の主張も的外れです。所得額2000万円を公務員で達成しようとすると、国会議員ぐらいしか道がありません。親子夫婦3~4人が公務員として現役で働いていれば世帯合計で2000万円を達成することは不可能ではないでしょうが、そんな家庭が日本にいくつあるのでしょうか。一方、井上の上位1%憎しの議論も話にならず、無意味なデータを眺めているだけです。そもそも資本家として総資産額2億円を運用するだけでは年間所得2000万円は極めて困難です。利回り10%。株式に全力すれば単年なら達成できなくはないのでしょうが、資産三分割法に基づくスタンダードな運用では単年でも困難です。自宅の帰属家賃をどう考えるかにもよりますが、少なくともプライベートジェットには乗れません。結局、資産額が2億あっても「資本家暮らしで不労所得」は達成不可能です。年末ジャンボの7億円ぐらいは必要なんじゃない?

ちなみに、THE PAGEと井上がともに話題にしていたピケティの本来の議論は「上位1%がどれだけの資産を独占しているか、それが世の中にどのような悪影響をもたらすのか」です。ちなみに前述の野村総研のデータでは、日本の場合、上位2%が20%の資産を独占している状態です。これをどう見るかですが、少なくとも日本ではピケティの言う議論は成立していません。江戸時代には徳川将軍家・加賀前田家・薩摩島津家で日本の石高の20%を占めていましたからね。

ところでこの井上という人物は以前からYahoo!個人で暴れており、データや統計を自分に都合のいいように解釈したり切り取ったりする数字の詐話師です。数字やデータに対する誠実さがないと道を誤るのですが、イデオロギーを全てに優先させると現実に起きていることなどどうでもよくなるのでしょう。フローレンスの駒崎氏が「左翼の腐敗」と呼ぶのはきっとこういう連中のことなんでしょうね。

ちなみに今回的を外したTHE PAGEですが、時事解説に特化したサイトで基礎知識と論点を提示することに特化しているため、朝日新聞で言うところの角度をつける記事が少なく、shasaiwatchは非常に好きです。ジャーナリズムかくあるべし。

P.S この記事を書くにあたって調べたけどボツにしたデータ:プロ野球選手の年俸の中央値は1500万円

【アンケート】SBI債当たった?

恒例のSBI債アンケートを実施します。今回は5択のアンケートです。上限額申し込んだ人とそうでない人での当選率に違いはあるのか?及び当ブログの読者の中でSBI債に申し込んでいる人がどのくらいいるのか?を調べるアンケートです。

たくさんの方のご回答をお待ちしております。


オリックスが個人向け社債発行!

が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年
金利条件:0.15%~0.45%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成27年2月23日~平成27年3月6日
格付け:Baa2

オリックス債です。正直言ってここまで金利が低いとやる気が全く起きませんね。ところで現在、オリックスは長期発行体格付を4つの格付会社から取得していますが、格付が最大で4ノッチ違うというなかなか香ばしい状態が演出されています。まあ、一番低いところを信じるんですけども。

投資判断は買い非推奨です。BBB格の社債としてみた場合、4年0.3%の金利はさすがに耐えられません。ソフトバンクやSBI債で投資は一巡したところでしょうし、見送りでもいいんじゃないでしょうか。

東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:37.015億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年2月10日~平成27年2月26日
格付け:BBB+

後から来たのに追い越され。本来ならばもっと注目されてもよかった債券ですが、SBI債のせいでハズレ残念債となってしまいました。投資判断は買い非推奨とします。特段この会社に何かあったわけではないのですが、目の前にSBIの金利見せられてこの金利ではね~。いや、外れたらこっちに行くんですけどね。ハイ。まあそのアレですわ。個人投資家の気持ちを代弁ってやつですわ。

SBIホールディングスが個人向け社債発行!

SBIホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:1.430%
発行総額:200億円
社債額面:10万円
募集期間:平成27年2月16日~平成27年2月26日
格付け:BBB
その他:抽選制、1,000万円まで

三国志ネタに走っていたら新発債出てきましたねえ。しかもSBI債。shasaiwatchが信じているジンクスとして、「待っていても来ない時に、来るとまずい状況に自分を追い込むと来る」というのがあるのですが、ちょっとそれに似た感じがします。

しかしそれにしても金利下がりましたねえ。スプレッドで見るとどうなのって話もあるんですけども。前回の起債は3年債だったので単純な比較は出来ませんが、やはり見劣りしてしまいます。ただ、投資判断は買い推奨です。そんな危機的なことは前回の起債以降起きていませんし、1年間は持つでしょう。

今回のSBI債は、抽選になっている点は変わりませんが、1,000万円までしか申し込めないのがポイントです。前回は当選率14%だったSBI債、今回はもう少し当たりやすいかも?またアンケートやりますのでよろしくお願いいたします。

イスラム国は「蜀漢」である

最近、建国宣言から始まり、テロや侵略、残虐行為等で非常に有名になった「イスラム国」。彼らの所業はまさしくやりたい放題というに等しく、これっぽちも擁護する気が起きません。

しかし、彼らを駆除するためには彼らを知らなければなりません。彼らの考え方や行動パターンを知ることで我々はそれを先回りすることが出来るのです。彼らの捉え方としてよく見られるのが、右派系の見方の一部にある、冷戦後の歴史の終わりから文明の衝突、そしてその中で生まれた新しい動きであるとし、彼らを新しい枠組みでとらえようとする動きです。一方、左派によく見られるのですが、反米主義や反イスラエル感情を前面に出し、全てをアメリカを原因として捉えようとする動きもあります。なんという国か忘れましたが、人質を殺されたにも関わらずテロ非難決議に賛成しなかった議員が所属する政党のなかまたちとか、北朝鮮を「共和国」と呼ぶジャーナリストでパスポートを取り上げられた人とか、そのあたりですね。

shasaiwatchは、彼らをそうした冷戦後の枠組みでとらえたり、あるいは共産主義者が憑依するような存在であるという見方は誤っていると考えます。彼らは、実際には非常に古い枠組みで考え、行動しているように思います。人質を取って外交ネタにし、要求が通らなかったり敵対したりすると殺すありさまは日本の戦国時代の人質外交を彷彿とさせるものがあります。織田信長は実際に人質外交をし、公開処刑した実例がありますし、徳川家康は今川氏の人質だった時期があります。

かつてのイスラム帝国の領土を勝手に宣言し、侵略を始め、異教徒を排斥するあたりは尊皇攘夷運動を思い起こさせる部分があります。世界史に詳しい方ではないのですが、日本史を眺めるだけでもこれだけ類似の例が出てくることを勘案すると、イスラム国のしていることは世界史的に見ると、特段新しいことはしていないのでしょう。

などど考えていると、イスラム国に最も近いものが見つかりました。「蜀漢」です。

わが国には三国志大好き人間が多いので、shasaiwatchが知識をひけらかすとすぐ矢が飛んできてしまうのですが、三国志時代の中国で成立した「蜀漢」は、漢帝国の復興を目的と主張して漢帝国が滅亡した翌年、劉備が成立を宣言した中国西方の国です。劉備は、自らを漢の王室の末裔だと自称しており、漢王朝の末期において、その復興を大義として各地で武力行使をしていました。カリフ制によるイスラム帝国の再建を目指すバグダディと劉備はよく似ています。

人材のリクルートという観点からもイスラム国と蜀漢には似ている点があります。劉備は人材を集めることについては非常に積極的であり、血筋や家柄にとらわれず、実力のある人物であれば三顧の礼で迎えていました。そもそも三顧の礼という言葉自体、劉備が諸葛亮孔明を口説き落とすときの様子から出来た言葉です。

イスラム国は、これまで先進国が学歴や職歴によって人材の登用を決めていたのに対し、ネットで募集して自分達への忠誠心の高さで登用を決めるというある種儒教的というか古いというか、これまでのやり方の逆をついて人材を募集しています。それで何だかんだいって2万人ほど集まってしまうところが凄い。現代社会がいかに教条的で詰まってきているかを示すものです。

領土に関する考え方は、蜀漢とイスラム国は真逆ですが、これまでの常識を転換したという点は一致しています。蜀漢は孔明の「天下三分の計」により魏・蜀・呉の三国が鼎立する中国を構想しました。これは中華思想とは真っ向から対立する概念であり、強い衝撃を中国人に与えたことが容易に想像できます。

イスラム国はウェストファリア条約で成立した主権の概念をぶち抜き、古代のイスラム帝国の最大領土を勝手に宣言し、逆らう奴は処刑という実にシンプルなウチ-ソト概念を主張しています。国家、民族、主権といった近代の概念を全て無視して敵か味方かだけを考えるイスラム国の思考回路は、我々に強い衝撃を与えています。しかし、新国家の立ち上げにはやはり強烈な理念が必要です。この既存の概念との徹底的な差別化が、イスラム国や蜀漢への支持を生み出しているものと思われます。

イスラム国の組織体制も蜀漢に類似するところがあります。というよりも古代国家レベルです。一応の官僚組織はありますが、実際は従う部族やバース党などの群雄割拠でそれぞれがやりたいことをやりたいようにやる。内部からの離反も多く、また外部からの加入も多い曖昧な体制です。蜀漢においても敵国の武将である夏侯淵を迎え入れたり、孟達が蜀→魏→蜀とFA宣言しまくったりと、中核メンバーを除くと結構敵国からの人の出入りがあったりしています。まあ、孟達は最後のFAに失敗して殺されてるんですがそれは主要な話ではないので割愛。


このように、イスラム国は近代国家的な枠組みで考えるよりも古代国家や日本の戦国時代の分国と考える方が整理がつけやすいと思います。となると、イスラム国の滅ぼし方は必然、三国志や戦国時代に答えがあるはずです。具体策としては、軍事力はこちらの方が大きいので徐々に支配地域を軍事力で削っていき、支配地域に組み入れた場所で善政を施し人心を得ていく方法(楽市楽座作戦)、周辺諸国に利益を約束し一斉に攻め込む方法(信長包囲網作戦)、内部に腐敗した裏切り者を用意し、多額の報酬を約束して内部崩壊に持ち込む方法(黄皓作戦)、包囲した状態でしばらく放置し、バグダディが腐敗し人心が離反するのを待って攻撃する方法(袁術作戦、たぶんそんなに時間はかからない)。

今後、イスラム国がどのように終焉を迎えるのかは分かりませんが、軍事力で打ち破るのみとする方針は新たなるテロを生むのみです。アメリカはイラク戦争の失敗を参考に人心掌握術を練っているようですが、これだけ事態が複雑化するということは、結局うまくいっていないんでしょうね。こうした分野こそ日本の歴史ヲタクの層の厚さが活かせる分野であり、積極的平和主義の出番であると言えるでしょう。軍事攻撃は米国、戦後処理は日本という組み合わせが実現すればよいと思います。

※なお、イスラム国という表記については、そのように表記すべきかどうかという議論がありますが、当記事では蜀漢との比較に重点を置くため、「イスラム国」と表記しています。

【書評】「年利7%! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書」

年利7%! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書

相互リンクしているけにごろうさんから書評依頼をいただきました。「年利7%! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書」という本で、けにごろうさんの初出版だそうです。お祝い申し上げます。本になるなんて大人気ですね。

けにごろうさんのブログ「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」

発売日は3月7日、価格は1620円(税込)だそうです。

さて、中身はと申しますと、クラウドファンディングやソーシャルファイナンス等の一通りの知識やそれを扱う主要な事業者の紹介、これまでのけにごろうさんの投資実績、及び、けにごろうさんの得意分野である融資型クラウドファンディングへの投資についての詳細な解説です。

「はじめに」でアブラハム・プライベートバンクという単語が出てきたり、序章のタイトルがみんなで大家さんの煽り文句を想起させたりと、当ブログから見るといきなりドキドキ物の序盤で、けにごろうさんってひょっとしてそのスジの人間なのかな?と思ってしまったのですが、それ以外は真面目な内容で安心しました。

個人的に非常に参考になった点は、これまでの主要ソーシャルファイナンス各社の累計投資額が載っていた事。これまで全社集めても累計で300億円行ってなかったんですね。ソーシャルファイナンスの業界が始まってからこれまでの数年間で、前回孫正義が劣後債おかわりした金額の15分の1しか資金集めが出来ていなかったということです。正直、考えさせられるものがありました。

一方、批判されるべき点もある本です。融資型クラウドファンディング商品は投資商品自体の価格変動がないと書いていますが、これは事実誤認。投資商品自体の価格変動がないのではなく、それを指し示す市場がないため、価格変動が見えにくいというだけのことです。詳細は本書を読んでいただくとして、融資である以上、金利変動の影響も受けますし、インフレ率も重要です。外貨建て商品(今のところないけど)であれば、為替の影響も受けます。単に金融商品を取引する市場がないので、その影響が即座に分からないというだけのことです。社債も一緒です。日本証券業協会のサイトを毎日巡回する人はシティ24回債の利回りが10%を超えていたことがあるのを知っていますが、何も知らない人にとては3年2.66%のままでした。

総合的に判断すると、金融リテラシーが一定あって、ソーシャルファイナンスやクラウドファンディングのことを知りたいけれどもいい解説書はないかなあと思っている人は買い推奨、そうでない人は見送りでよいと思います。

SBIソーシャルレンディングがコーポラティブハウスローンファンド14号を募集!

SBIソーシャルレンディングが第14回のコーポラティブハウスローンファンドを発売することが分かりました。

募集要項
償還期限:1年
目標収益:4.00%
募集総額:4,600万円
出資単位:5万円
募集期間:平成27年2月2日午前9時~平成27年2月13日午後3時

久しぶりのコーポラファンドです。物件の現物探しに少し手間取りましたが、公示価格558千円/㎡の場所というのは日本に3ヶ所しかなく(札幌市、杉並区、武蔵野市)、アーキネットの営業エリアから見て、おそらく第11回募集の「吉祥寺コート」の追加募集ではないかと思います。当時の記事はこちらです。

当時との違いは、若干ですが土地の面積が減っているということ。実測したら小さかったのか、一部を公衆用道路にしたのか、境界画定で隣人に若干譲ったのか、はたまた完全に別物件なのか。理由は分かりませんが、物件が「吉祥寺コート」であることを前提に話を進めます。

当時、shasaiwatchは担保不動産の価値を1億3000万円だと主張していました。実際の流通価格はもう少し高いのでしょうが、競売だとこの程度になるのではないかと思い、そう主張しています。なお、SBISLの主張は当時で1億6600万円、今回は1億9400万円です。

1年2ヶ月で17%ほど上がっとるやないけ(怒)

ちなみに、武蔵野市の地価上昇率は過去1年間で3.78%だそうで、ちょっとこの評価はバブリーじゃないですかねえSBISLさん。まあとはいえ、年間3.78%の14ヶ月換算で4.4%程度は値上がりしているものと推定して、shasaiwatchの評価も1億3000万円から1億3500万円程度に変更します。

今回の募集金額4,600万円は、評価額1億3500万円に比べて非常に低いと見えますが、実際にはこの土地、一番抵当として第11回募集の分がくっついています。そのため、実際の価値としては評価額1億3500万円-第11回募集額9900万円=3600万円しかありません。今回の募集金額に比べるとオーバーローンになってしまいます。このファンドがもしも逝ってしまったら、1000万円分は償還されないでしょう。

まあとはいうものの、これは最悪のケースを想定した場合です。実際に逝ってしまうリスクがどれくらいあるかと考えると、まあ金利見合いなのかなと。債務者(建設組合の組合員)は住宅ローンを組んでファンドを償還する見通しですので、ファンドがデフォルトするリスクは組合員が住宅ローンを組めなくなるリスクと同じということが出来、それが出来る見通しもないのに債務者は家を買おうとはしないであろうと考えられますので、その程度ではなかろうかと適当に推定しておきます。

低金利の時代にはおいしいファンドだと思います。たぶん争奪戦なんでしょうが、紹介しておきます。


案の定、冬になってアイスバケツチャレンジする奴がいなくなった件

表題の件、予想はしてましたけど本当に誰一人してなくてなんだかなーって感じです。ひねくれものなので、いつやるの?今でしょ!とか言いたくなってしまいます。やっぱり涼んでたんでしょうか。

というわけで今日は雑談でも。最近ふっと思ったのは、シルバーデモクラシー関連。高齢者が多いと政治が腐るとかなんとかいうやつ。これって、高齢者の選挙権を剥奪すれば解決する問題じゃないですかね。人生最初の20年は投票出来ない訳ですから、人生最後の20年も投票すべきではないとか理由つけて、平均余命が20年を切ったら選挙権剥奪。今だと男63歳、女69歳ぐらいですかね。当然、選挙権が18歳からになったら剥奪も2年先延ばしで。

イスラム国を揶揄する「ISISクソコラグランプリ」というのが流行ってるみたいですね。こういうノリは好きです。テロリストというのはTerror、すなわち恐怖を与えるものなので、この脅威を笑いで始末するという発想は、テロとの戦いの中で非常に有効なものです。あの脅迫動画に映っているテロリストは、「ジハード主義者のジョン」などと呼ばれているらしいですが、今回のクソコラグランプリを受け、「ケバブ屋のジョン」と呼ぶ動きがあるようです(なぜそう呼ばれるかは是非とも皆様ご自身で検索されたし)。shasaiwatchも参戦しようかと思ったのですが、ジョン「いいじゃないの~」人質「ダメよ~ダメダメ」ぐらいしか思い付かなかったので断念しました。

地熱発電に投資する道はないか探し中。ご存知の方いれば教えてください。

東武鉄道が個人向け社債発行!

東武鉄道が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.18%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年1月13日~平成27年1月29日
格付け:A-

こちらも。抽選つきですが、抽選なんかよりも金利をください。投資判断は買い非推奨です。

小田急電鉄が個人向け社債発行!

小田急電鉄が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.12%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年1月13日~平成27年1月29日
格付け:A+

めんどいので放置していた社債。当然、投資判断は買い非推奨です。一応記事にしとく程度。

新型窓販国債5年物、マイナス金利で発売中止

個人向けに発売されている国債のうち、新型窓販国債(5年)がマイナス金利のため募集中止になっていました。
ソースは財務省

新型窓販国債とは、通常の個人向け国債と異なり、市場価格で募集され発行される国債で、中途換金が容易な代わりに売却損が出る可能性もあるというタイプの国債です。最近の異次元緩和で利率は下がり続けており、マイナス金利を理由として昨年11月からは2年物が発行中止に追い込まれていましたが、とうとう5年物まで発行中止に追い込まれました。

国債バブルもここまで来たかという印象ですね。なお、日本はこれでもまだ金利低下の先頭ランナーではなく、スイスに至っては10年物、つまり長期金利までがマイナスになっています。金利がマイナスでも国債が売れる理由としては、たとえ損を出したとしても他の投資先に突っ込むよりはマシだとか、中央銀行がマイナス金利で買ってくれるからとか、一層の金利低下(つまり価格上昇)が見込まれるから転売目的で買うとか、あまり健全でない理由であることが多いです。

こうした状況下では、いつか債券バブルは崩壊するものの、それがいつになるかは分からないという神経質な状況が続きます。ある日突然の市場崩壊ということも考えられますので、慎重な投資判断が求められますね。

ソフトバンクが個人向け社債発行!

ソフトバンクが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:7年
金利条件:2.20%~2.80%
発行総額:4000億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年1月27日~平成27年2月6日
格付け:BBB+
その他:劣後特約付き

一瞬、昨年11月の起債の話だと思いましたが、どうやら11月起債のおかわり起債のようで、驚愕しています。低金利が長く続くという予想があるときは、長期で大きく資金調達して投資せよというファイナンスの教科書のような起債です。

しかしこの規模、この期間、この条件。一部の格付け機関は当社の長期優先格付けを投資不適格とする中、劣後で起債して個人に売るという感覚に驚きです。これ逝ったらマイカル事件の再来やでえ・・・そういえば主幹事は野村、うっ頭が

さて、中身に入る前に、社債初心者で「劣後特約」ってなあに?という人は、昨年11月に同様の社債をソフトバンクが起債した時の記事をご覧ください。要は倒産した時に紙くずになりやすい(というよりも確実になる)社債だということです。


7年の長期債で孫正義のワンマン会社です。まずは孫正義の年齢を確認します。57才。償還時には64才。ソフトバンクの中枢には居られるでしょう。少なくとも死んではいないと思います。合格。

次に財務内容です。一言で言えば中小企業的です。有利子負債への依存度が高く、純資産が薄く、資本利益率が高い。アリババ株の含み益を計上していないところも奥の深いオーナー経営型の中小企業という感じで実にいいです。なお、アリババの含み益はおよそ9兆円。これを全て実現したとすると、実効税率40%としてもソフトバンクの時価総額相当にまで純資産は良化します。まあ、アリババ株のPBRは社債投資家が手を出せるシロモノではないので、そんなもんクソの役にも立たんという意見はアリだと思います。ただ、ここの財務内容を健全性の面から考える時、見落としてはいかんポイントだと思います。

次に外部環境を考えます。当面の外部環境を分析すると、当面起こりそうなショックはアメリカの利上げに伴うドル高&世界同時通貨安です。これは対応を間違えるとロシア・中国・中南米諸国・インド・トルコ・南アフリカ・アイスランド・オーストラリア・ニュージーランドあたりの新興国、資源国、高金利国の通貨が軒並み吹き飛ぶ大型爆弾ですが、あんまり先送りするわけにもいかないので、今年か、遅くとも来年には実施されるでしょう。

ただ、これがソフトバンクの経営に与える影響はそれほど大きくないと思います。ソフトバンクのビジネスモデルは基本的に携帯電話料金やプロバイダ料金であり、景気変動の影響をあまり受けません。また、ソフトバンクの顧客はほとんどが日本とアメリカにいるのでこうした高成長国が急減速した際のショックもさほど大きくないでしょうし、新興国に傾斜している企業ほどのショックは起こらないでしょう。

ただし、通貨リスクが信用収縮を引き起こすような事態に至ると、ソフトバンクも無風ではいられません。銀行融資が絞られ、社債のスプレッドもあがる、その時は・・・次の個人向け社債ですかね!

破天荒な経営スタイルばかりが注目されるソフトバンクですが、商売は案外固定収入中心で固く、生活密着型で景気の波も受けにくいため、こうしたショックには案外強いのです。償還されるのは2022年、東京オリンピックの後です。オリンピック景気の反動が確実にくるので、この頃日本は不況でしょうが、携帯電話は依然として使われているでしょうし、不況の風程度では社債の償還に影響は出ません。

個人的に見ていておっと思ったのは、既発債の状況がIRページで公開されていることです。ここには買収したスプリント等の子会社の債券も掲載されているのですが、ことごとく馬鹿みたいな金利で調達しているんですね。日米金利差とかそういうレベルではなく。中には10%を超えるものもあり、日本的感覚からすると、こんな金利で借りたら商売なんてできんわけです。クリアワイヤに至っては14.75%で調達している口があり、これだったら日本の銀行で借りて延滞して遅延損害金払ったほうがマシというものです。もしも自分が米国事業に腰を据えて取り組むつもりならば、この借入金をまずどうにかしようと考えます。今回、資金使途はこの記事を書いている時点で非公開ですが、今回の資金使途、案外こういうところにあるのではないでしょうか。

こうしたことを総合的に勘案し、投資判断は買い推奨とします。資金使途には妥当性が(たぶん)あり、財務内容には一定のリスクは否めないものの、当面安定的であり、予想される外部環境の変化に対しても一定の耐性を持っているものと判断します。もちろん、ノーリスクだとは思いませんが、金利相応の債券だと思います。いい加減お腹一杯なソフトバンク債ですが、ここ以外にまともな債券があるでしょうか。やむを得ないと思います。

SBIソーシャルレンディングが不動産デベロッパーズローンファンドを募集!

SBIソーシャルレンディングが不動産デベロッパーズローンファンドを募集することが分かりました。
ソースはSBIソーシャルレンディング

募集要項
償還期限:約19ヶ月
目標収益:5.00%
募集総額:29,780万円
出資単位:5万円
募集期間:平成27年1月13日午前9時~平成27年1月28日午後3時
その他:期限前償還あり

久しぶりにSBIソーシャルレンディングの案件が来ました。5%の利回りを狙うということで、かなりの好条件です。

久しぶりということで、初心者向けに説明しますと、これは社債ではなく、ファンドです。我々投資家から資金を募ってファンドを組成し、その資金を何らかの使途に投資し、収益を狙うというものです。今回の場合は、不動産会社が不動産を取得し、開発し、売却するという一連の行為に対し投資を行います。そして、今回は融資という形式をとって投資を行い、利息を我々投資家とSBIソーシャルレンディングで分け合おうというものです。

さて、この案件の評価ですが、高リスクな案件だと思います。実際に資金を借りる不動産業者の信用力が不明です。つまり、通常の社債とは異なり、借り手の信用力ではなく担保の信用力によって投資判断をする必要があります。なお、担保物件の評価額は今回募集される金額を上回っており、一見安全なように見えますが、担保物件の場所が公開されておらず、本当にその評価額が正しいのか、我々投資家には確認することが出来ない案件です。

となると、最後はSBIソーシャルレンディングの誠実さを信じますか、信じませんかというところに尽きると思います。信じるならば、この案件はおいしい案件でしょうが、信じないならば、到底投資するに足る案件ではありません。まあ、その分は金利に反映されてるんでしょうけれども、その意味で高リスクな案件ということです。

低金利が続く中、ソーシャルファイナンスにはこのように非常に利回りのよい案件があります。しかしながら、ソーシャルファイナンスは1件1件が異なる案件であり、案件を見抜く目が求められます。投資初心者は十分注意すべきですが、当ブログではソーシャルファイナンス案件もヲチしていますので、注目の案件が出ればお知らせいたします。また、一部の案件は発売即売り切れとなることもあるため、SBIソーシャルレンディングの投資家登録は事前に済ませておくことをお勧めいたします。

2014年の個人向け社債市場は振り返りたくない&2015年の展望

2014年の個人向け社債は悪夢のような市況でした。というわけで、2015年の話をしませう。新年早々暗い話なんて聞きたくないですよね。

さて、2015年の最大の目玉はなんといっても「物価連動国債」が個人向けに解禁されることです。物価連動国債とは、CPI(消費者物価)に応じて償還時の元本が変動するという国債です。現時点では金利が元本に応じて変動するということはないようですが、個人向けにはデフレになっても元本が減らないという仕組みが組み込まれるという話ですので、インフレ時には元本が増加する一方、デフレならデフレで事実上の利益が出るという、対物価変動という観点からは極端に有利な金融商品と言えます。

もっとも、ハイパーインフレを超えて日本政府がデフォルトしたらさすがに紙屑になってしまいますし、これだけ投資家に有利な条項がついているとなると、個人向け2年国債がマイナス金利で発行中止に追い込まれていることも踏まえ、クーポンは相当渋いことが予想されます。しかし脱デフレ、金融抑圧の時代が来る中、インフレ率と同じだけの利率が実質的につく債券は人気の金融商品になりそうです。

国債以外に目を向けると、今年注目の債券としてはバーゼルⅢ対応の劣後債が期待されます。これまでのバーゼルⅡ対応の劣後債では、経営危機に陥っても最後まで社債は社債のまま死んでいったのですが、バーゼルⅢでは経営危機の際(たぶん金融庁の了解のもとで)、強制的にカットされたり株式に転換されたりします。その後経営破綻しても当然、その分は債券扱いされないため、破綻時のリスクが上がるというわけですね。

もっとも、その分金利が乗るわけで、逝ってしまえば紙屑を覚悟して買う分にはおいしい社債になるわけです。過去、個人向け社債では1度だけ、野村證券が起債しましたが、その後の動きがないため気にはなっています。

他には、当ブログはソーシャルファイナンスの未来に注目しております。一部では2015年をソーシャルファイナンス元年と位置付け、その発展を企画している人々がいますが、残念なことに休眠口座の話をしていたようです。

shasaiwatchは休眠口座の活用には反対です。ソーシャルファイナンスと称して人のカネを自分の予算にしようとする邪悪な企みは許すべきではありません。しかし、こういう人達がソーシャルファイナンスを引っ張るのですから、今年のソーシャルファイナンスは停滞せざるを得ないでしょう。実際にカネを突っ込んでいるものとして忸怩たる思いです。

今年は金融抑圧の中、信用リスクが上がるイベントが起きる要素が少なそうですが、新しい金融手法の開発も進んでおり、期待できる動きも出てきました。今年がいい年でありますように。そして、今年も皆さんとともに、良い個人向け社債に出会えますように。

2014年の個人向け社債ベストディールを決めよう

2014年は社債の起債数が少なく、発行体も限られていたため社債投資家にとっては試練の年となりました。そうした中ではありますが、皆さんは今年、どの社債が一番満足度が高かったでしょう?今年もやります!個人向け社債ベストディール

2014年に起債された社債の中からshasaiwatchが独断と偏見で選んだ10本をノミネート。皆さんの投票でベストディールを決定します。IP1つにつき1日1票の投票が可能です。たくさんの投票をお待ちしております。なお、自分のベストディールはこの中にはない!という方はコメント欄に書き込んでください。




東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:11億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年1月5日~平成26年1月28日
格付け:BBB+

今年は東海東京の起債が目立つ年でした。この社債は平成27年1発目の社債として発行されることとなる社債で、条件は以前と変わりありません。投資判断は買い非推奨とします。というのも、平成27年からは物価連動国債が個人向けに解禁となるため、それの起債条件を見てからでも遅くないと思うためです。どーせまたすぐ起債してきますって。ここは待ちましょう。

それにしても個人向け国債、とうとう3年物、5年物とも固定は金利が下限に貼り付いてしまい、2年債に至ってはマイナス金利のため募集中止となる有様。少なくとも消費税を10%にして、そのマイナス影響が収まるまでは金融緩和は続けるんでしょうね。新興国通貨建てにして名目金利を稼ぐしかないんでしょうかねえ?


北海道電力が個人向け社債発行!

北海道電力が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.30%
発行総額:100億円
社債額面:10万円
募集期間:平成26年12月5日~平成26年12月24日
格付け:A
その他:一般担保付き

北海道電力の社債ですが、募集期間は既に終わっています。というわけで評価はしません。とりあえず生存報告です。


【悲報】年末進行のため、更新は早くて31日から

インフルから復帰したら仕事がえらいことになっており、強制的に年末進行で休日出勤です。労働は喜びとか誰かが言ってたような気がしますが、インフル明けに年賀状出しがてら配当金受けとる暇もないほど働いたことがない奴に違いない。

というわけで年越し出来るか心配な状況になってきました。次の更新は早くて31日となります。

インフルかかってました。あと雑談



インフルエンザ(A型)にやられてました。毎年のように接種する型と感染する型が違うんですが、これは医者がヤブなんでしょうか?それとも厚労省が無能なんでしょうか?

寝こんでいる間にソフトバンク債(シニア)のお父さんタオルが届きました。劣後の方にも入れてしまった手前、お父さんがお倒産にならないよう祈る日々です。

北海道電力の件、忘れてはいないです。しんどいだけです。若いときはインフルごときどうってことなかったのに、年は取りたくないですね。

今年は社債投資があまり儲からない年であったこともあり、更新をサボりがちでした。来年はもっと更新頻度を高めていきたいです。

株の方は、逆神という自分の属性を再確認する1年でしたが、どうにかこうにか黒字で締める事ができ、持ち株も全株含み益という快挙を達成して終われそうです。来年もアベノミクスに頑張ってもらわねば。

アベノミクスといえば、総選挙は意外にも維新が善戦しましたね。民主の右派と組んで、アベノミクスと称するコミュニタリアニズムに対抗するリバタリアン路線を走れば自民と対抗できる勢力になると思います。気になったのは、比例では次世代の得票数は社民よりわずかに多かったのに、社民が議席を得て次世代には議席がなかったこと。なんでだろう?

年末年始に向けて、当ブログも何か企画をやりたいと思ってます。乞うご期待!