個人向け社債ウォッチ!

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昔懐かし安愚楽牧場

家を整理していたところ、こんなものが出てきました。

懐かしき安愚楽牧場の広告です。最近投資の道に入った方はご存知ないかと思いますので簡単に説明をしておきますと、ここは和牛を用いた金融商品を販売していた、和牛商法の最大手でした。

詐欺の代名詞のように捉えられつつも、どうにかこうにか破綻せず牛を育て、元利金を払っていましたが、東日本大震災で自社製牧場に放射能が降り注ぎ、和牛がワヤに。

普通ならば、投資家に対し、和牛がベクレてしまってパーですと伝え損失を投資家に負わせるのが普通の金融の考え方なのですが、安愚楽牧場は預託法に基づく商品を販売していたため、損失を投資家に負わせる事が出来ず、資金繰りに詰まった挙げ句架空の牛を証券化して売るという投資詐欺に手を染め、それもほどなくしてバレて倒産し、個人投資家に大変な損害を与える結果となりました。

shasaiwatchは当時預託法には詳しくなかったのでここに資金を投入することはしていませんでしたが、ベテラン投資家の方は引っ掛かった人もいるのではないでしょうか。

そんな話もありましたねということで今日はオチはありません。春も近づき少しずつ元気が出てきました。マイペースで更新していきたいと思います。

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まーたレセプト債破綻ですか

当ブログがMRIインターナショナルと戦ってもう何年になるでしょうか。

レセプト債破綻のニュースが飛び込んできました。レセプト債とは、診療報酬を裏付け債権として発行された債券のことで、一種の証券化商品です。

かつて、MRIインターナショナルというレセプト債と称する商品を売る会社が詐欺会社が当ブログを訴え、当ブログは敗北したものの、その後詐欺が判明し大逆転勝利となったことがあります。

証券化商品は極めて取り扱いに注意が必要なもので、よく分からない素人が手を出していいものではありません。それを過去の事例があるのに騙されたってことは、多分同じ人がやられてるんだろうなあと予想されます。

一旦詐欺に遭うと、その後名簿が出回りターゲットにされ続けます。金融の世界には簡単に儲かる話はないと、我々は常に心に刻む必要があると言えるでしょう。

ちなみに、診療報酬債権の売買は日本国内では銀行系などのファクタリング会社が扱っており、まず市中には出回りませんし、外国の診療報酬となると、その国の医療制度に精通していないと(特にアメリカは複雑)、回収の見込みすら立てられません。それでも突っ込んで行くというのは、騙されにいってるようなものです。

よく分からないものには投資しない。投資の大原則ですね。

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社債が出ないからりそな銀行に物申す!

本日、りそな銀行北京支店よりこんなメールが

タイトル

りそな銀行重要なお知らせ(2016年3月6日更新)


本文
2016年「りそな銀行」のシステムセキュリティのアップグレードのため、貴様のアカウントの利用中止を避けるために、検証する必要があります。

貴様wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

お前は何様なんだとwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

普段は見ない迷惑メールフォルダ開いたら入ってたんですけどねw

というわけでりそな銀行には、もう知ってるかもしらんけどフィッシングメール出回ってるぞと物申す次第です。


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レセプト債破綻。誰もMRIの悲劇から学んでいない

レセプト債が破綻したとのことで記事をどうしようか考えていましたが、やっぱり書くことにします。

そもそもレセプト債とは?
レセプト債とは、一種の証券化商品です。原債権は診療報酬の国保への請求権であり、要は病院や介護・福祉会社の売掛金です。病院は短期資金が必要な時にこの債権をファクタリング会社に譲渡し、資金調達をするというもので、これ自体は三菱UFJや三井住友も参入しています。

このファクタリングで割り引いた債権を特定目的会社に移し、証券化したものがレセプト債です。これ自体は常識的なものですが、今回問題になっているのは、診療報酬を買い取ったというのが架空だったという疑惑です。

ここからは推測ですが、ファクタリング会社は診療報酬を買い取り、これを証券化した債権を販売すると偽り、証券会社を通じて投資家から資金を集め、第2回債、第3回債などと謳って再度資金を集めて前回債の償還に充て、支えきれなくなったところを資金を持ってドロンしたという形ではないでしょうか。

恐ろしいのは、これらの詐欺ファンドが3%の利回りを称していたということ。金融緩和ここに極まれり。もともと詐欺ファンドというのは高金利を称するものですが、shasaiwatchの知る限り、詐欺ファンドが自称する金利は長期金利が低下するとともに低下してきましたが、外債や仕組債よりも金利が低いのに詐欺とは、開いた口が塞がりません。

さて、当ブログの移転前からの読者ならもうピンときているはず。MRIインターナショナル事件です。当ブログはかつてMRIインターナショナルという詐欺ファンドと戦い、そして敗れ、seesaaからFC2に移転してきたのです。

この辺の経緯については、
【実録!MRIインターナショナルvs個人向け社債ウォッチ! 前編】
【実録!MRIインターナショナルvs個人向け社債ウォッチ! 中編】
【実録!MRIインターナショナルvs個人向け社債ウォッチ! 後編】
に詳しいので、最近の読者の皆さんは是非ともご一読ください。

レセプト債については検討すらしていませんでしたので、中身の妥当性について検討したことはありませんが、この事例がありましたので、買いたいとは思っていなかったでしょう。証券化市場で詐欺が多発する現状は、ソーシャル・ファイナンスがフィンテックなどと呼ばれだし、拡大の兆候を見せる昨今、非常に残念です。詐欺罪は10年以下の懲役ですが、金額次第では死刑または無期懲役も検討すべき犯罪だと思います。こんな現状だから、不動産担保付きのファンドしか買い推奨できないのです。


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さようなら、アブラハム・プライベート・バンク

ここ数日、書こうかどうしようか迷っていたのですが、いい社債も出ないので書きます。

「いつかはゆかし」で30年間で1億貯めると広告を打っていたアブラハム・プライベート・バンクが金融庁から6ヶ月間の業務停止命令を受け、事実上業務執行が出来なくなりました。

詳しい仕組みについては他のサイトやブログが既に解説しているのでそちらに譲るとしますが、ここが摘発されるに至った経緯について今回は解説していきたいと思います。

アブラハムは元々、この手の詐欺・詐欺まがい業者にありがちな手法として、ネット上に大量の礼賛ブログを立ち上げ、批判ブログは訴訟をちらつかせて潰すというやり方を取っていました。それでもなお、怪しい金融商品であれば批判の目は向くもの、アブラハムに対する批判を行うサイトやブログは結構ありました。

こうした中、人気ブログの「市況かぶ全力2階建」がアブラハム批判の記事を掲載。アブラハムから訴訟と削除依頼を突きつけられて同ブログの管理人が記事を削除しました(2013/02/20)。

通常であればこれで終わるところ、有名ブロガーで投資家のやまもといちろう氏が噛み付き、独自調査と論戦を開始。騒ぎがだんだん大きくなり、金融庁が動いて騒ぎの発端からわずか半年あまりで業務停止命令に至ったというわけです。金融庁、今回は異常に動きが早かったです。

これだけ見るとメデタシメデタシなんですが、詐欺ファンドのMRIインターナショナルにブログを潰された経験のある身としては、何で市況かぶ全力2階建には救いの手があって、個人向け社債ウォッチ!には救いの手がなかったのでしょうかという気持ちになってしまいます。まあ、大量のPVがあって人の目に留まりやすいあちらと、ネットの片隅でひっそりやってる当ブログとでは格が違うということなんでしょうが、なんというか、そう、妬みの感情がどうしても出てきてしまいます。

ネット上が誹謗中傷の巣窟というのは事実だと思います。しかし、詐欺ファンドが名誉毀損訴訟をちらつかせて告発系ブログを潰しにかかっている中、詐欺ファンドの圧力に抵抗する手段が必要です。やまもといちろう氏でも、金融詐欺対策系弁護士でもいいので、こうした声を受け止め、対抗方法を広げていく必要があります。ネットで告発を行う人は、それ以外の方法について無知であったり、無力であったりします。今回の事例を1回限りの例外とすれば、いつかネット上は詐欺ファンドとそのステマブログが幅を利かす危険地帯と化すことでしょう。そして、それを告発したり笑いものにしたりする記事は圧力をかけられ、消されるという事態になりかねません。

当ブログとしては、こうした対策にネット業界、法律業界が手を合わせて取り組んで欲しいと思います。特にseesaaには

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カルテットはあかんやつやで

最近、コメント欄でカルテットの話題が多いですが、一見しただけでダメと分かります。そもそもミレニア債の会社が販売しているアレで、分析するべきものかどうか悩んでいたのですが、コメントが増えたとなるとこれは言わざるを得ません。

この金融商品に投資するべきではないとshasaiwatchは考えます。

どういう金融商品なのか記載されておらず、期間と金利だけが簡潔に記載してあるところはMRIインターナショナルと同じで、非常に杜撰な印象を与えますが、MRIはこれで1000億円以上集めたのですから大したものです。

しかし、最大の理由はそれではありません。ここは

「金融商品取引業者の登録すらしていない」

ウェブサイトの目に付くところに書いてないですし、わざわざ金融庁のサイトで調べました。ここは金融商品取引業者の登録をしていません。反復継続して金融商品の募集を行うものは、金融商品取引業者として登録しなければなりません。この時点で違法です。

相当タチの悪い金融商品です。なお、カルテオーナーというものも展開している様子。これはアカンやつや・・・ 警察と金融庁には情報提供しておきましたが、無能揃いの組織なので、動き出すのはいつになることやら・・・

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MARS関係でコメント欄の質問に回答

MRIインターナショナルの件、大変多くの反響をいただいてありがとうございます。これほどまでに盛り上がったのは移転騒動以来・・・てあれもMARS絡みかw その次に盛り上がったのはエイプリルフール・・・ここは何のブログだったんでしょうね。

さて、コメント欄でいくつか質問をいただいておりますので、返答していきたいと思います。

Q.裁判官の名前晒さないの?
A.shasaiwatchは、記事削除の仮処分を下した裁判官が誰なのか、知りません。
この訴訟はおそらく、seesaaが被告、MRIインターナショナルが原告となって行われた民事訴訟で、shasaiwatchは全く関係していません。民事訴訟なので、seesaaが訴えを全面的に認めたり、裁判に欠席したりするとMRIインターナショナルが自動的に全面勝訴してしまいます。たぶんseesaaは裁判とかめんどくせえって思ったんじゃないですかね。記事さえ削除すりゃ俺達には被害ないしってことで裁判ブッチ→前面敗訴→削除という流れがあったんじゃないかと推測しています。

Q.弁護士の実名と事務所の名前出して
A.出しません。
弁護士というのは基本的にお金をくれる人の味方です。MRIインターナショナルが金を出したからこそこの弁護士というのはMRIインターナショナルの味方についたわけで、そのあたり光市事件だろうとオウム事件だろうと弁護士がつくのは問題ないとshasaiwatchは考えています。弁護士がMARSとズブズブの関係で最初から詐欺に関与していたとかなると話は別なのでしょうが、このブログは投資詐欺ウォッチではないので、そこまで調べる必要はないと考えています。

Q.金融庁は何してたんだ
A.無能なんじゃないですか。
金融商品取引法の抜け穴というのも最近は詐欺団に研究されてどうすれば実態を掴めなく出来るかというのが把握されてきているようです。MARSも使っていた「顧客に直接海外送金させ、日本の銀行を通さない」というのも実態把握を遅らせる手口の一つだそうです。発覚してから動くんじゃ遅いんですよ。常に最先端を走らないと。

Q.騙される奴が悪くね?
A.詐欺団に流れた金は、闇勢力へ
自己責任とか書いといてなんなんだということなんですが、詐欺団というのは、必ず暴力団やマフィア等の闇勢力と繋がりがあるか、闇勢力そのものです。詐欺をぶっ叩かないというのは、こうした勢力に資金が流れ、我々の安寧な生活が脅かされることを容認するということです。法の支配が行き届き、日常生活でヤクザに絡まれたりしないからこそ、安心して投資が出来るのです。闇経済は、明らかにその国を貧しくします。闇勢力が強くなり、賄賂やみかじめ料の支払いが日常化している国や地域は、周辺地域に比べ必ず貧しく、人は脅えて暮らすことになります。日本国内でこうしたことを容認する人は、反日勢力と言ってもいいでしょう。


というわけで、MRIインターナショナルと個人向け社債ウォッチの戦いは一旦これで終わりです。また何かあれば記事を書きたいですね。

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【特集】実録!MRIインターナショナル vs 個人向け社債ウォッチ! 詐欺ファンドが批判したブログを閉鎖に追い込んだやり口【後編】



前編はこちら
中編はこちら

前回まで、MRIインターナショナルが当ブログに行ってきた攻撃を明かしてきましたが、今回は最後の戦いとなった法的手段について書いていきたいと思います。

4.記事削除要求
前編で、当時のブログは残っていないと書きましたが、魚拓を残していた人からコメントをいただきました。当時の記事はこれです。2010年6月2日ですね。もう3年近くになるのか・・・

この記事について、中編に書いたとおり攻撃や工作を受けてきたわけですが、2012年3月25日、当ブログに対しseesaaの運営から、削除せよとのメールが届きました。なお、中編ではアフィリエイトASPからのメールをコピペした上で一部改変を加えていましたが、seesaaからのメールは無許可のコピペが禁止なので、メールの文面をもとにshasaiwatchが独自に文章を作りました。臨場感は薄れるかもしれませんが、文章力を尽くしますので後は脳内で補完してください。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
・次の請求を受けたので、早期に対応せよ。7日以内に返信がなければ、こちらで勝手に処理する。

・請求内容
「当時の記事」を削除せよ

・請求の理由
名誉権の侵害である。「金融詐欺・社債詐欺」というカテゴリーに分類され、「MARS投資は詐欺?」というタイトルが付いている。また、本文では「詐欺、もしくは詐欺とみなされてもしょうがない業者である」との記載がされている。上記投稿が、意見又は論評に該当するとしても、違法性を阻却する事由は認められない。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


これに対し、shasaiwatchは、こう返答しました。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
請求者が不明であるため、請求者の名誉権を侵害しているとは
判断できない。以上から請求を拒否する。
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みんなで大家さんの時は都市綜研インベストメントからの請求だということが書かれてましたし、やり取りを公開してもいいということでしたので、削除に応じたんですね。しかし、今回のケースでは抜粋してない部分も含めて誰が請求しているのか分かりませんでした。

削除依頼をしてきたのはMRIインターナショナルじゃないかということは何となく分かりますが、当時記事に書いたとおり、別の誰かかもしれないですからね。削除依頼が来た当時の記事の魚拓まで誰かが残しておいてくれていました。感謝。というわけで放っておいたわけです。そのうち正体を明かしてくるだろうし、正体を明かしてくればみんなで大家さんの時と同じく、公表を条件に削除に応じるつもりで。

5.突然のブログ閉鎖、そして移転へ・・・
そんなわけで、何事もなかったかのように過ごしていたわけですが、2012年5月18日、驚愕のメールがseesaa運営から届きました。以下、前のメールと同様に脳内補完してください。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
シーサー運営です。

貴殿ご運営のブログ「個人向け社債ウォッチ!」(http://shasai.seesaa.net/)について、次の通り通知いたします。

運営より貴殿に対し、平成24年3月26日に削除依頼を送っていました。これに対し貴殿は拒否しておられましたが、当該記事につきましては、東京地方裁判所平成24年4月11日付決定に基づき、運営側で削除いたしました

これに加えて、貴殿のブログを丸ごと削除するよう要請を受けております。
運営といたしましては、貴殿に対し弊社サービスを提供することは困難であると判断し、平成24年5月22日正午をもって、貴殿の弊社サービス利用を停止することといたしました。それにともない、貴殿のブログは削除されます。

また、MRIインターナショナル様より、貴殿の発信者情報の開示請求を受けました。つきましては、プロバイダ責任制限法に基づき、運営側が開示に応じることについて、貴殿のご意見をください。
(※詳細につきましては、添付ファイルをご確認ください。

ご意見がございましたら、ブログ閉鎖までに、添付回答書にてご回答いただきますよう、お願いいたします。なお、ご回答いただけない場合又は開示に同意されない場合でも、同法の要件を満たしている場合には、運営は、貴殿の発信者情報を、MRIインターナショナルに開示することがございますので、その旨ご承知おきください。

以上、ご検討の上、ご回答をお願いいたします。
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ファッキューseesaa

分かりやすく言うと、こういうことです。
○削除依頼出してた奴は、MRIインターナショナルな。
○お前が削除依頼を拒否したから、seesaaはMRIインターナショナルに訴えられた。
○で、敗訴したから記事は削除な。
○ついでにお前のブログ、丸ごと削除しろって言われたから。
○面倒だから削除するわ。あとお前seesaaから追放な。
○あと、お前のIP出せって言われてるから。
○出すかどうかはこれから考えるけど、何か言いたいことあったら今のうちに言っとけよ。

なお、この時にseesaaの運営から「発信者情報の開示にかかる意見照会書」という添付ファイルが届いているのですが、これが爆笑モノなので、晒したいと思います(原文はPDFファイル)。


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発信者情報の開示にかかる意見照会書
請求者の氏名:エムアールアイインターナショナルインコーポレイテッド
請求者代理人:H法律事務所 弁護士 F以下4名
(中略)
権利が明らかに侵害されたとする理由
1)
本件ブログ本文は記事全体として名誉を毀損するものであるが、「米国の不良債権化した医療報酬請求権を買い取って回収するというビジネスモデル」「どのような資金調達を行い、どのように回収したキャッシュフローを分配するのかというモデルが説明されておらず、二種金融商品取引業者として最低限なすべきことがなされていません。」「何に投資して何を原子に元利金が得られるかが不明なファンド」「その意味で詐欺、または詐欺とみなされてもしょうがない」「正直摘発される日も近い」という記載は特に名誉毀損の程度が著しいものである。当該記載は社会的評価を低下させることは明らかであり、当該摘示事実または前提事実は真実ではなく、真実と信じるにつき相当な理由も全くないから、違法性阻却事由をうかがわせる事情も存在しない
2)
本件ブログ記事中、コメント1の投稿者は、文字の羅列ではなく、クリックして閲覧できる記事(以下「前ブログ記事」の内容の表示を予定している。したがって、前ブログ記事も本件ブログ記事と一体をなすものとして、その内容を構成する。前ブログ記事が名誉を侵害することは、投稿記事削除の仮処分決定が出されたことから、明らかである
したがって、コメント1が名誉権を侵害することは明らかである。
3)
本件ブログ記事中、コメント2には、「金融庁に注意喚起の通報済」「被害者が増える前に」という記載があり、当該記載は社会的評価を低下させることは明らかである。当該記載のように詐欺を行なっている事実はなく、当然被害者も存在していない。したがって、当該記載は真実ではなく、真実と信じるにつき相当の理由もないため、名誉権を侵害することは明らかである。
(後略)
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なお、前ブログ記事とは、「MARS投資は詐欺?」の記事、本件ブログ記事とは、「【拡散希望】MARS投資の記事に削除要求が来た!」の記事のことです。移転直後の記事で、「一部のコメントをした方まで巻き添え」というのはこの「コメント1」と「コメント2」のことを指します。

これはひどい。詐欺もしていないし被害者もいないとかw しかし、「米国の不良債権化した医療報酬請求権を買い取って回収するというビジネスモデル」が事実でないと主張しているということは、ある意味でshasaiwatchに真実を告げていたのかもしれない。また、投稿記事削除の仮処分決定はseesaaとMRIインターナショナルの間の話でこっちには何の関係もないのに。

とはいえ、やられた当時はこちらとしてはたまったものではなく、知り合いの弁護士に相談しました。弁護士との相談結果をかなり脚色して書くと、こんな感じでした。


shasaiwatch「詐欺ファンドにかくかくしかじかで訴えられそうになってる。助けて!」
弁護士「名誉毀損ね。俺は被害者を助ける正義の弁護士なんだよ。訴えられるような奴の弁護なんかするか」
shasaiwatch「氏ね」
弁護士「冗談だ。まあ落ち着いて聞け。仮処分決定でブログを削除されたというのは、MARSがseesaaを訴えたんだ。記事を強制削除しろってね。seesaaのようなブログサービスはこういう訴訟を受けた時、抵抗するよりも敗訴して記事を消す方を選ぶ。面倒だからね。で、今回の発信者情報の開示請求というのは、MARSがshasaiwatchを特定するためにIPを開示させようとしてるんだ。次はお前を訴えるためにね」
shasaiwatch「特定とかマジ勘弁」
弁護士「相手の弁護士は誰?」
shasaiwatch「H法律事務所のF弁護士以下4名」
弁護士「ふぅん(知ってる風)。IT系はそこそこ強いところだね。まず、発信者情報の開示請求は拒否するようseesaaに伝えること。拒否したらseesaaはshasaiwatchのIPを出さない義務が生じるから。これを覆すにはもう一度MARSはseesaa相手に裁判を起こす必要があって、それに勝ってはじめてIPの開示を受けられる。そしたらプロバイダが分かるから、今度はプロバイダ相手にMARSが裁判をして、勝ってようやく特定だから。さらにそこからshasaiwatch相手に訴訟をして、勝って得られるものは名誉毀損の損害賠償ぐらいだ。無名ブロガーを訴えてそこまでMARS側に利益があるのか?ブログの削除を勝ち取ればそれで十分のはず。赤字訴訟になるよ。よほどお前が有名ブロガーで、多大な損害をMARSに与えていて、かつMARSが詐欺じゃなかったら分からんけどな。開示請求を拒否すれば今回の場合、それ以上のことはしてこないと思う。ただ、向こうは振り上げた拳を下ろすタイミングをどうするか考えるはずだから、警戒は怠らないこと。何かあったら正式に受任する」

こうして、shasaiwatchはMARSとの戦争に敗れ、急遽ここfc2にブログを移転し、【悲報】個人向け社債ウォッチ終了のお知らせ【移転】という記事を最後にseesaaにあった旧・個人向け社債ウォッチ!は閉鎖されたのでした・・・

その後、shasaiwatchは金融詐欺に関する記事は大きく減らし、いつか司直の手が入ることを夢見ながらじっと我慢の作戦を取りました。MRIインターナショナルからはその後、メールが届くことも内容証明が届くこともなく、2013年4月26日、shasaiwatchはMRIインターナショナルが処分勧告を受けた記事を読んで絶頂に至り、こうして記事を書いているわけです。当ブログを支えてくれた読者、相談に乗ってくれた弁護士、記事を拡散していただいた人、全ての皆様に感謝です。大変ありがとうございました。

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【特集】実録!MRIインターナショナル vs 個人向け社債ウォッチ! 詐欺ファンドが批判したブログを閉鎖に追い込んだやり口【中編】



前編はこちら

前回、なぜMRIインターナショナルが詐欺集団だと考え、批判したかまでを書きました。今回はその詐欺集団が当ブログを攻撃してきた手段にいよいよ入っていきます。この【中編】で初公開の事実もあります。

2.最初の攻撃はコメントから
MRIインターナショナルにとって、当ブログの記事はよほど面白くなかったのでしょう。記事がgoogleで上位表示されるようになったころ、最初の攻撃が始まりました。最初の攻撃はコメント欄からの攻撃でした。記事をかいて相当時間が経過し、当ブログのメインの読者がそんな記事あったっけ?となったころ、批判記事のコメント欄に非常に汚い言葉でコメントがつくようになりました。人のことをアホだのバカだの罵っていましたが、きっとIP見たら面白いことになっていたんでしょうね。元アナウンサーの長谷川豊氏もブログで似たようなことを指摘していましたが、こういう人たちってなぜか社内ネットワークからコメントしてくるんですよね。

もっとも、これらのコメントはseesaaのブログ記事ごと消えてしまったので彼らだという確かな証拠があるわけではありません。しかし、ここでやめておけばいいものを、この後彼らは次なる攻撃として一層面白い行動に出ます。

3.カネによる懐柔工作
初耳の方もいらっしゃるかもしれませんが、当ブログがアフィリエイトで収入を得ていることは別に秘密でもなんでもありません。例えば、この記事の上にあるSBI証券の広告がアフィリエイト広告です。アフィリエイトとは、ブログやウェブサイト上に広告を掲載し、収益を得るという仕組みのことです。当ブログを含む多くのブロガーやサイト運営者がこのアフィリエイトの仕組みを活用し、なけなしの収入を得ています。

アフィリエイトをする時は、通常はアフィリエイトASPと言われる広告代理店を使います(googleやamazon等、代理店を使わないところもある)。企業がアフィリエイトASPに広告掲載を申し込み、アフィリエイトASPが広告を掲載するようブロガーやサイト運営者に呼びかけ、そしてブログやサイトに広告が掲載されるという仕組みです。このアフィリエイトを使ってMRIインターナショナルは当ブログに懐柔工作を仕掛けてきました

結果的に詐欺の片棒を担ぐこととなったアフィリエイトASPの担当者と当時やりとりしたメールが残っていますので、これをバラしたいと思います。


2011年5月20日、ブログ管理人のshasaiwatchにアフィリエイトASPのA社からこんなメールが届きました。
(個人名等は伏字にし、内容も中略など一部改変)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
いつもA社をご利用頂きましてありがとうございます。
運用の担当をしております、Tと申します。

この度は突然のご連絡で失礼を致します。

A社非公開プログラムの件でご連絡させて頂きました。

現在、shasaiwatch様が運営されております

=================================
個人向け社債ウォッチ!
http://shasai.seesaa.net/
=================================
上記サイトにおきまして、下記MARS投資プロモーション広告の
ご検討を頂きたく思っております。

ご掲載URL:http://shasai.seesaa.net/article/151946842.html

(筆者追記:「MARS投資は詐欺?」というタイトルで、MARS投資を批判する内容の記事。現在は削除済)

こちらページ内部では積極的な販促文ではないことは重々承知しておりますが、
現在、「MARS投資」というキーワードでshasaiwatch様のサイトが上位表示されている状態
であり、ここからの資料請求への誘導は、アフィリエイト反響を期待できるのでは
ないかと思っております。

提携して頂ける場合、ネガティブな文面を一部変更して頂く必要があるのですが
・一般には公開していない案件
・資料請求で成果が発生(比較的発生し易い)
プログラムですので、前向きなご検討を頂けますと幸いでございます。

===================================================
【MARS投資】資料請求プロモーション MRIインターナショナル
成果条件:資料請求
成果報酬:5,000円
===================================================

突然のご連絡で大変恐縮ではございますが、
ご検討下さいますようお願い申し上げます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(太字・赤字は筆者による)

アドレスは移転前のブログです。A社とT氏はよっぽど名前を公開してやろうかと思いましたが、アフィリエイトASPに詐欺かどうかの判定をさせるのはさすがに無理があります。別のアフィリエイトASPは、イラクディナール詐欺の広告を堂々と取り扱っていた実績がありますし、そもそもアフィリエイトASPに金を払うのはMRIインターナショナルです。広告主様には逆らえまい。ここは免責です。

本題に戻ります。このメールで何を言っているかというと、批判記事を賞賛記事に書き換えてMARS投資の広告を掲載したら、資料請求1人につき5,000円やろうと言ってきたわけです

非公開プログラムというのは、一般のブロガーやサイト運営者には案件が存在することそのものを伏せている極秘案件という意味です。アフィリエイトASPにとって手放したくないと思わせる実績を出したブログやサイトのみにそっと教えられる「おいしい」案件です。

確かにおいしい案件でした。資料請求させるだけで5,000円。月間PV(ページビュー、総閲覧数)が20万程度の当ブログにとってはよだれが出るほどおいしい。資料請求した人の中で実際に申し込む人が何%いて、その人にいくら投資させて、そこからMRIインターナショナルの得られる利益がいくらでと考えると、MRIインターナショナルの本質が余計に分かりそうなものですが、懐柔工作のためには出してもいい価格なのでしょう。

なお、これに対するshasaiwatchの返答も残っているので公開します。
(同様に個人名は伏字、一部改変)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A社 T様

大変お世話になっております。
このたびは非公開プログラムをご紹介いただきありがとうございます。

せっかくのお誘いで申し訳ございませんが、ご紹介いただきました
プログラムの掲載は見送らせていただきたいと思います。

当ブログの読者層から見て、当ブログへの当該広告の掲載は
信用毀損行為に近いものです。もしも掲載が発覚すれば当ブログの
読者層は怒り狂い、二度と見ようとはしないでしょう。
                         shasaiwatch
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ハナから受ける気が無かったとはいえ、いやーよく踏みとどまったものです。もしここで転んでいたら今頃どうなっていたことでしょうね・・・

なお、事の本質は全く知らないT氏からその後、もう1通メールが届き、マッチング不成立のお詫びと、他にも案件は一杯あるので是非とも今後もよろしくと書いてありました。T氏は「一杯ある」案件の中から特に3件を選んでshasaiwatchに提示してくれましたが、そのうちの1つがみんなで大家さんだったというオチがついたことも、この際ついでにバラしてしまいます。T氏wwwwwww


こうして、shasaiwatchはMRIインターナショナルの懐柔工作を切り抜けました。その後は散発的にコメント欄に攻撃的な言葉が書き込まれる程度で、一方でみんなで大家さんの都市綜研インベストメントとの記事削除交渉が始まったためMARSのことなど忘れていたのですが、翌年の2012年3月、いよいよ最終決戦が始まりました。

つづく


追記
コメント欄の指摘に基づき記事の一部を修正

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【特集】実録!MRIインターナショナル vs 個人向け社債ウォッチ! 詐欺ファンドが批判したブログを閉鎖に追い込んだやり口【前編】



投資詐欺会社、MRIインターナショナルが、金融庁に金融商品取引業者としての登録を取り消されたということで、当ブログにも被害者だと言う方が来訪されており、かつてなく注目が集まっています。

MRIインターナショナルは、「MARS投資」と称し米国内の医療報酬債権を買い取り、独自のノウハウで回収して利益を出すと主張していましたが、実態は集めた資金を配当に回す典型的な投資詐欺であったことが判明しています。

MRIインターナショナルに対しては当ブログは通常ではない思いがあります。こうした詐欺性を当ブログが指摘したところ、最終的にMRIインターナショナルは当時seesaaにあった当ブログを訴え、閉鎖に追い込んだということがあるためです。当ブログが閉鎖されたのは2012年の5月22日で、直前にブログ移転の手続きをしてfc2に移って来ましたが、それ以前の記事についてはレイアウトやコメント、時系列などが一部おかしくなっており、移転のドタバタの大変さを物語っています。

このたび、MRIインターナショナル(以後、MARS投資ということがあります)がとうとう摘発されたことを受け、当ブログはMRIインターナショナルがどのように当ブログに圧力をかけ、そして潰したのかを公開します!詐欺師集団がどのような思考回路を持っており、どのような手口で批判者を潰すのか、皆さんの今後のご参考になればと思っております。

1.そもそも、なぜ当ブログはMARS投資を批判したのか
当ブログがMARS投資を詐欺と見破ったのかについて教えて欲しいとのコメントがありましたので、まずそこからお伝えしていきます。なお、読んでも理解できなかった人は、悪いことは言わないのでSBI証券のサイトに行って、そこから出てこないことをお勧めします。あなたのことを詐欺の世界ではカモというのです。

MARS投資は、当ブログでも時々話題に出てきた証券化商品でした。証券化商品とは、キャッシュフローを産む何かについての権利を小口化して売却するというもので、収益不動産、貸出債権、ゲーム、音楽CD、携帯電話料金など、多くのものが証券化され、販売されています。証券化を行う理由は、証券化を実施する主体にとっては資金調達であり、アレンジする証券会社にとっては手数料が入ってくることです。

MARS投資に関するMRIインターナショナルの説明は、米国の医療報酬債権は取り立てが困難だが、我々のノウハウならば安く医療報酬債権を買い集め、買値より高く回収することが出来るので、利益が出るという説明でした。そして、その資金調達のため、医療報酬債権に投資する商品を開発したので、買ってくれないかと。

ここまではいいのです。医療報酬債権回収ビジネスというのが実際にあるかどうかは分かりませんが、債権回収ビジネスには回収できないリスクも伴うでしょう。そのリスクをヘッジするために証券化商品を開発して販売し、未回収リスクを投資家に投げるということは正当です。

しかし問題なのはここからです。商品案内には、6.0%~8.5%という利回りが示されていたのみ。どういうスキームで、何に投資しているのか全く分からないのです。証券化商品であれば証券化のスキームが示され、どの資産のキャッシュフローを裏づけとしてどういう形態で募集するのかというのが必ず示されます。MARS投資であれば一定期間に買い集めた医療報酬債権を裏づけに、どのタイミングで収益の分配がなされるのかが示されます。

さらに、固定利回りを謳っているのであればそれは医療報酬を購入するSPC(特定目的会社)の社債ないし借入として募集されるか、あるいはMRIインターナショナル自体の社債ないし借入として募集がされるはずです。そうなればEDINETに募集する旨を公告しないといけませんし、ないにしても誰が集めた資金の返済ないし分配に責任を持つのかというのが明記されていなければ、違法です。

MRIインターナショナルはこうしたスキームの明示を完全に怠っており、またこうした手続き面で違法であった金融商品が詐欺でなかった例というのはありませんでしたので、これは詐欺だと判断し、批判する記事を書きました。当時のブログは残っていませんが、おそらく2010年頃ではなかったかと思います。

記事をかいてしばらくは何の反応もありませんでしたが、その後この記事が「MARS投資」などのキーワードでgoogleで上位表示され、それが固定化されてくると、当ブログに対する攻撃が始まりました。

つづく

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さようなら、MRIインターナショナル

千億の金は消え失せ万感の
思いをこめてざまあメシウマ

米国医療報酬債権(MARS)に投資すると称して資金集めをしていたMRIインターナショナルが、当局の立ち入り検査を受け業務停止命令が下される見込みになりました。

報道される範囲では、被害総額は1000億円を超えるらしく、またそもそもMARSを買い付けて運用することさえしていなかったようです。詐欺ですね。騙された皆さん、自己責任です。

さて、当ブログの移転前からの読者は知っていることかと思いますが、当ブログはかつてseesaaにありましたが、MRIインターナショナルを批判する記事を書いたところ向こうが法的措置を取ってきたため閉鎖に追い込まれました。

閉鎖直前にここfc2に移転してどうにかやっていますが、明らかに不当なスラップでした。

そこで、いい社債も出ないのでゴールデンウィーク特集として、MRIインターナショナルが当ブログにかけた圧力を、これまで書いていなかったことを含めてバラします

死の淵にあるMRIインターナショナル、その死に一つの彩りを加えられればと思います。乞うご期待!

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安愚楽牧場、破産へ

民事再生中だった安愚楽牧場は、民事再生廃止となり、破産手続きに移行することが分かりました。 ソースは帝国データバンク まず出資者への注意点から。民事再生開始の時点で「債権の届け出をしてくれ」という文書が回ってきているかと思いますが、破産に移行した時点で再度債権の届け出が必要です。出さないと債権が失効します。また、元金が返ってくる見込みはもはやありません。破産という法的手続きの中で配当を受け取るほかありません。弁護士の中には「経営陣に裁判を起こして金を取り返そう」という動きをする連中もいるでしょうが、裁判を起こせば勝てる可能性は十分にあります。ただし、その裁判で勝ったからといって、お金が返ってくるかというと、おそらく無理でしょう。集めたお金は牧場や牛の購入代金や、従業員の給料として使われており、経営陣のフトコロにはごく一部しか入っていないからです。牧場や牛は会社の財産なので、破産手続きの中で売却されることになるわけですが、口蹄疫牛だのセシウム牛だのが一杯出たため倒産したわけで、さらに餓死寸前という情報もあり、おそらくお金にはならないでしょう。 なお、集めた金を配当に回す自転車操業をしていた場合はさらに悲惨で、何も残っていないということになります。現在のところ経営陣は逃げてはいないようなので、ひっ捕らえて有り金吐き出させることは出来ますが、それでも破産の場合、経営陣も自己破産するのが通常ですので、結局お金は返ってこないことになります。 弁護士の勧誘や被害者の会の話に乗るなとは言いませんが、こういう大規模な詐欺事件では被害者の個人情報を抜き取ろうとする輩も多いので、注意が必要です。今回の損失を高い勉強料として受け止め、次のステップに進んだ方が気が楽だろうと思います。ただし、くれぐれも裁判所への債権の届け出は忘れずに。もらえる金はもらっておくべきです。

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安愚楽牧場が民事再生を申し立て、正式に倒産

安愚楽牧場が民事再生を申し立てたという報道が各種メディアでなされています。これで正式に倒産となり、皆さんがお持ちの預託金が満額償還される望みは断たれました。今後はよく調べもせず投資したことはドッチラケの顔をして被害者の会に参加し、新たな詐欺師集団に個人情報を抜き取られるという情弱丸出しライフに突入する方もいらっしゃるのではないかと思います。 このブログで取り上げる民事再生事件は、日本振興銀行以来2件目です。まず一連の手続きを説明しておきます。 民事再生が始まると、債権者は債権届の提出が必要です。届け出ないと失権し、本当に紙くずになります。それから数ヶ月待つと民事再生計画案が出てきます。この間にどうやって再生するかとか、スポンサーはどうするとかを決めるわけです。また、銀行など担保のある債権者との間で担保をどうするか話し合うのもこの時期です。 再生計画案が出てくると、賛否を問う投票があります。ここで可決されなければ即破産となります。計画をじっくり見て判断することになるでしょうが、大抵の場合、破産で得られる配当はせいぜい数%で、民事再生で得られる配当は10%ぐらいになるから、民事再生に賛成してね!なんてお手紙も一緒についています。大損こくのは変わらないのに、こういう書き方をされると何となく賛成したくなりますよね。それが狙いなんですけども。 そして採決です。事前に郵送して提出することも出来ますし、当日裁判所に出向いて投票することも出来ます。ここで「債権者の頭数ベースでの過半数」と「債権者の債権額ベースでの過半数」の両方に賛成票が入れば可決され、再生計画認可決定となります。ちなみに投票しない場合は「反対」扱いになります。被害者の会とかに入っていると安愚楽の社長が賛成票欲しさに土下座しに来るかもしれないですね。何しろ土下座は無料(タダ)ですから。 まあ、民事再生ということはまだ事業を続ける気があるということで、そんなに詐欺的な連中じゃなかったのかな?と一瞬思ったんですが、変態新聞のこの記事を読んで態度保留へ変更。直前期の負債は600億円程度なのに、牛の買い戻し債務を含めると4000億円て。 預託法の趣旨に従って会計をするならば、預託金は安愚楽牧場の負債として計上するのが正しいはずです。それがバランスシート上、簿外化されていたということは、預託金収入を売上に計上していたことを意味します。 shasaiwatchの推測はこうです。本来の会計処理は、預託契約が締結され、安愚楽牧場に資金が払い込まれた時点で「現預金/預託金債務」とし、その資金で牛を買って「牛/現預金」と会計処理をし、牛を固定資産として牛から派生する売上や費用を計上して利払い時に「支払利息/現預金」、元本償還時に「預託金債務/現預金」とするべきものです。しかし、実際の会計処理は、預託契約が締結され、安愚楽牧場に資金が払い込まれた場合、「現預金/売上」と会計処理をし、それに相当する牛を「現預金/仕入」としており、さらにその牛を預託したという名目でリース料のような形で元利金を償還しているのではないかと考えております。 会計上は限りなくクロに近いグレーです。もともとリース債務の計上は義務ではありませんでしたし、現在でも中小企業でリース会計を適用している企業は少数派です。しかしながら、預託金返還債務は紛れもない負債であり、本来であれば最低限、リース債務を計上して「これが預託金返還債務です」と言うべきでしょう。そもそももらった金を売上に計上すんな。リース会計云々以前にそっちの方が問題です。 まあ、これは推測に過ぎないのであれこれ言ってもしょうがないのですが、決算内容に重度の不備(というよりも事実上の粉飾決算)があるのは見過ごせません。今後も我々をびっくりさせるような恐ろしいものが出てくるのではないかと思います。東電福島第一原発事故が暴いた詐欺事件!なんてことにならなければいいのですが・・・ いずれにしてもお金が還ってこないという現実に変わりはありません。よく分からないものへの投資はしないという原則を守ることの重要性を痛感させられます。あと、今回やられた方、詐欺集団のホワイトリストに載る可能性がありますので、当分電話やメールには注意した方がいいですよ。

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さようなら、安愚楽牧場

東京商工リサーチによると、安愚楽牧場が取引先への支払いを停止し、弁護士による債務の調査に入ることが分かりました。最後の和牛商法ということで成り行きが注目されていましたが、同社ホームページの「通知書(PDF)」の書きぶりから見ると、資産と負債の調査を行った後、自己破産を申し立てるつもりかと思われます。 やられた方はご愁傷様でした。当ブログでは過去の記事で、安愚楽牧場の商品は実質的に(株)安愚楽牧場に融資しているのと同じことであり、倒産隔離等の措置が取られていないため安愚楽牧場の倒産によって買った金融商品はあぼーんしてしまうであろうと推測していましたが、どうやらそういうことになりそうです。今後は自己破産による破産配当を受けることになりますが、配当率は数%もないのではないかと思います。参考値として、日本振興銀行の民事再生では、預金保険などによって保護されない部分の配当率は27%だそうです。安愚楽牧場の主要な資産は牛と牧場でしょうし、牛は放射性セシウム入り、牧場も放射能を被っているでしょうしどちらもほぼ値段がつかないものと思われます。 ところで、今回の倒産事件で読者が最も求めているのは、安愚楽牧場は金融詐欺集団だったのか?という点ではないかと思われます。しかしshasaiwatchは、これまで集めた情報の範囲では、詐欺だと断定することを躊躇せざるを得ません。どうやら牛を飼っていたのは事実のようで、エビ養殖だとか、豊田商事だとか、そういう類の事件ではなさそうだという印象をshasaiwatchは持っています。 預託法に基づく投資は、受け入れ側(今回の場合は安愚楽牧場)に返済義務があります。例え牛が死んだり、安値でしか売れず利益を得られないような場合でもです。この場合、安愚楽牧場は自腹で投資家に資金を返済する必要があるため、口蹄疫や原発事故で牛がまともな値段で売れず、また殺処分を行ったことで別途牛を調達する必要が生じたため資金繰りが悪化したという倒産にあたっての口上は一応理解は出来ます。 だったら、なんでさっさと金融商品取引法に基づく集団投資スキームに衣替えしておかなかったんだとも思います。金融商品取引法に基づく集団投資スキームであれば、損失は安愚楽牧場をスルーして投資家に行きます。早期に集団投資スキームに衣替えしておけば、ひょっとしたら倒産しないですんだかもしれません。 もっとも、集団投資スキームであっても、平成電電や近未来通信のように詐欺であるケースは十分考えられるわけで、我々投資家としてはそれはそれとして警戒する必要はあります。しかし、金融商品を作る側として、おいしくて安全な牛肉をという理念を掲げるならば、経営の安定性や、投資家との間でのリスク負担についても配慮すべきだったのではないでしょうか。情報開示ももっと積極的に行うべきではなかったのではないでしょうか。もしもまともな会社だったとしたらね。 ただ、安愚楽牧場の特徴として異常に広告が多く、マネー雑誌には大抵ここの広告が載っていましたし、東京駅にも看板が出ているのを見たことがあります。過剰に広告を出す金融商品というのはだいたい危ないもので、やがて破綻するか、発行側の取り分が大きいか、その両方です。そういう観点からは警戒すべき金融商品であったことは確かです。いずれにしても、現状からは詐欺だと断言できる案件ではありません。今後、司法の下で全てが晒されるものと思われます。 これでまた、不透明なファンドの一角が崩れました。次はどこでしょう。 しかし、今回の事件を単に金融詐欺で片づけることなく、こうした不透明なファンドがどんどん潰れ、SBIソーシャルレンディングサポートミュージックセキュリティーズのような普通のファンド運営会社が伸びていく過程と捉えるならば、一つの時代の境目に我々はいるのだと考えられるのではないでしょうか。今後の日本のことを考えると、農業ファンドも別の形でまた新しく出てきてほしいですね。

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お詫び:ラブホテル投資ファンド「NEO HOPE」に虚偽記載でイニシア・スター証券に業務停止命令

イニシア・スター証券が販売している投資商品「NEO HOPE」について虚偽記載があり、業務停止命令を受けたそうです。業務停止命令の範囲は、平成22年6月18日までの第二種金融商品取引業の停止です。集団投資スキーム等の勧誘が禁止されます。

果たしてどういう事案なのかと調べてみたところ、結構問題な事案であることが判明。詳細は金融庁のサイトにありますが、簡単に言うと、ファンドに払い込まれたラブホの取得代金を社長の運営する別会社に「不動産の取得を委託する」名目で支払い、その別会社の借入金の返済などの運転資金に充当していたというものです。その後、3ヶ月以上もその状態が解消していないとか。

当然、ラブホの購入は行われていないわけで、下手すれば平成電電事件や近未来通信事件の再来にもなりかねない事案です。ここからその社長の運営する別会社がラブホを買ってファンドに引き渡せば問題ないわけですが、果たして出来るのでしょうか?

問題になっているのは平成21年3月から平成21年11月にかけて取得勧誘が行われた4本のファンドだそうです。おそらく、第4号~第7号のファンドが該当するものと思われます。

shasaiwatchはかつて、当ブログで当該商品を紹介しておりました。知らぬこととはいえ、ブログ閲覧者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。

なお、イニシア・スター証券に対しては、
① 本件処分の原因となった投資事業匿名組合について、当該組合の営業者と協議のうえ、組合財産の適切な管理が行われるよう対応すること
② 今回の行政処分の内容について、顧客に適切に説明を行うこと。特に虚偽表示が行われた投資事業匿名組合による集団投資スキーム持分を購入した顧客に対して、正確な商品説明を行うとともに、顧客の意思を確認し、適切に対応すること。
③ 本件処分の原因となったもの以外の金融商品についても、類似の問題が存在しないか検証を行い、上記①及び②を踏まえた対応を行うこと。
など合計7項目の業務改善命令が出されています。再度の意思確認があるはずですので、不安を覚えた方は解約したいという意思を伝えることをお勧めいたします

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安愚楽牧場は詐欺か投資か

投資の世界にいると、安愚楽牧場の話題は避けて通れません。和牛商法で多くの被害者が出てきたという問題もあり、常に疑いの目を向けられる会社です。

shasaiwatchも安愚楽牧場のことはずいぶん調べました。年利3%~4.2%という投資商品はなかなかないですからね。で、調べて分かったことは、結局詐欺なのか投資なのか分からないということでした。

まず、どういう投資スキームなのかというと、投資家が募集に応じて安愚楽牧場に資金を払い込み、安愚楽牧場は資金をもとに雌牛を購入します。その雌牛に種付けをし、生まれた子牛の売却代金と母牛の売却代金で金利の支払いと元本の返済をするという仕組みです。

金融商品取引法ではなく預託法という法律に基づいて行われているファンドです。預託法は和牛商法や豊田商事などの現物まがい商法の氾濫を受けて作られた法律です。内容についてはレバレッジ・インカムというサイトで解説されており、非常に分かりやすいのでこちらをご参照ください。このサイトが平成電電を大々的に宣伝していたという大変残念な過去があることはおいといて、解説だけはまともです。なお、クーリングオフの対象であり、クーリングオフ期間経過後もいつでも10%の手数料を払えば解約できます。

ここで問題になるのは、ファンドは何に投資をしているのかということですが、ファンドは実質的には株式会社安愚楽牧場に融資をしています。預託法の趣旨と当社の実績から見て、子牛が生まれなかろうが母牛が死のうが安愚楽牧場は元利金の返済義務を負っており、事実そのように安愚楽牧場も行動しています。倒産隔離等の措置は取られておらず、安愚楽牧場の倒産によってファンドもあぼーんしてしまうことは確実でしょう。

となれば、監査証明付きの決算報告書を公開するのが当然だと思うのですが、悲しいかな公開はされていません。農業ファンドには非常に興味があるのですが、金融に疎い人が多いのでなかなかこうした分野への投資は勧められません。非常に残念です。

平成23年8月2日追記
安愚楽牧場は倒産しました。これに伴い新たに記事を作成しました。



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金融詐欺情報:イラクディナール投資詐欺

最近、「イラクの通貨ディナールに投資しませんか?」という詐欺が増えています。外貨に投資するという行為が普通になってきた昨今、こうした詐欺に騙される人が出てくるのも無理のないことです。

どういう詐欺かというと、イラク・ディナールの紙幣を買えば大儲けできる、といってイラク・ディナール紙幣を買わせるというものです。ちなみに、掴まされる紙幣は真札であることもあれば、偽札であることもあります。

多くのディナール詐欺は実際に為替取引が行われているように見せかけるため、買い取り価格を設定していることが多いです。詐欺の例しかし、為替レートはデタラメで手数料も法外であり、真っ当な商売とは到底言えません。

また、詐欺師のほとんどは、イラクには多くの油田があり、石油の輸出で国力が回復すればイラク・ディナール高になって儲かるという説明をするようですが、そんな保証はどこにもありません。ましてや、その時にイラク・ディナール紙幣が国際的に流通しているとも思えません。

投資詐欺の話はいつの世も後を絶ちません。既に買ってしまった方は最寄りの消費生活センターまで。

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【詐欺】よくわかんない会社が社債募集中【マカオ】

怪しい社債の情報です。
株式会社シールドと名乗る企業が「マカオ事業のため」と称して資金集めを行っている模様です。
株式会社シールド ホームページ

社債の概要は1口100万3年5%。1口300万4年8%。1口500万5年13%の社債を発行しているとのことですが、社債というのは時期を決めて募集されるものであり、常時募集するものではありません。ホームページの作り方からして資金集めにしか興味がない作り方で、明らかに詐欺です。こうした投資詐欺案件としては他にソウルコスモホールディングスなどが挙げられますが、絶対に手を出さないようにしてください。もっとも、決算内容すら公開していない企業の社債を買い推奨する気などさらさらありませんが。

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