個人向け社債ウォッチ!

個人向け社債の起債情報をウォッチするブログ。個人向け社債の購入方法に関する記事や個人向け社債のランキング、個人向け社債の利率などの記事。初心者歓迎。3年物の個人向け国債の金利推移もウォッチ

本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は95.67円、利率は5.130%となりました。先日に比べ2銭の上昇です。

シティグループがユーロ建てで起債を計画しているそうです。
ソースはロイター

シティグループもついに外貨建て、政府保証なしで起債できるようになってきたんですね。本当にうれしいニュースです。

ところで、高金利スレの皆さんに朗報です。このたび、SBJ銀行に新たに銀行業の免許が付与され、預金保険の対象となる金融機関になりました。外銀の国内現地法人としてはシティバンク銀行に続き2行目の認可だとか。

SBJ銀行は、韓国の新韓銀行を母体とする銀行で、総預金額は869億円です。現在日本国内には東京・大阪・福岡に3店舗がありますが、新たに東京・大阪・横浜に3店舗を新設し、業務拡大につなげるとか。

イオン銀行などのように数千億円を集めるということはしないかもしれませんが、店舗を倍に増やすということは預金も倍必要という計算なので、1000億円規模の高金利定期キャンペーンをやるかもしれません。

韓国系の銀行なので警戒するところはあるかもしれませんが、「こういう銀行が出来た」ということぐらいは頭に入れておいた方がいいかもしれません。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は95.65円、利率は5.130%となりました。先週末に比べ1銭の上昇です。

Cloisterさんから質問をいただきました山崎元氏の「個人向け社債は買うな」という話についてですが、shasaiwatchはその事に詳しくなかったので、ググって調べてみました。

話をまとめるとおそらくこういうことだと思います。
1.信用リスクの判断は個人には難しく、かつ格付けは信用ならない
2.機関投資家や銀行から金集めが出来ないから個人向け社債を出している
3.大きな金額のお金が動くので投資単位が小さい個人には不向き

山崎氏は非常に高名な方で、個人向け社債以外のことについても色々とコメントをされており、EB債は詐欺とかファンドオブファンズ氏ねとか非常にまともなことを言っており、大変立派な経済評論家だと思います

その上でshasaiwatchが思ったことは、個人向け社債が投資に不向きというのは、社債を含めた金融商品一般に対し知識がない方を対象として話されているのではないかと思います。

投資の一般原則として「分からないものに投資するな」という言葉がありますが、株式とはどういうもの、投資信託とはどういうもの、あるいは社債とはどういうものか、何に投資して、なぜリターンが得られるのかという事をきっちり理解して投資をしている人は少数派ではないかと思います。eワラントや商品先物取引に至っては理解して投資をしている個人投資家は皆無に近く、ネットカジノと何ら変わりはありません。FXもそうですが、話がずれるので戻します。

こうした金融リテラシーの低い人は、見かけの高金利や見かけの高分配によってレモンを掴まされることが非常に多いです。平成電電に騙された人が代表格です。個人向け社債は、ある程度の金融リテラシーがある人にとってはこの上なく安全な投資ですが、ない人にとっては平成電電と同じです。山崎氏のような、金融リテラシーが高い人々だけでなく、金融リテラシーが低い人々に対しても影響力のある人が積極的に勧める金融商品ではありません。流動性も非常に低いですしね。

ただ一つ反論するとすれば、機関投資家や銀行から借りられないから個人向け社債を発行するという点は、企業行動の一般原則を無視した発言だと思います。

企業は「なるべく安く資金調達をしてなるべく高いリターンを生むところに投資する」という行動を取るのが大原則で、自己資本比率や議決権や有担保融資の存在などの条件を無視すれば、一番低コストで調達できるところから資金調達しようとするのは当たり前です。新株発行をする企業は新株発行が最も低コストと判断しており、銀行借入をする企業は銀行借入が最も低コストと、原理原則上は判断しています。

逆に考えれば、その企業へのリスクを最も甘く評価しているアホから企業は資金調達をするわけで、それがアホ銀行なのか、公募増資に応募するアホなのか、個人向け社債を買うアホなのかという点しか変わりありません。

あえて言えば、発行体と個人向け社債投資家との間での情報の非対称性が著しい場合や、個人向け社債投資家と他の資金提供者との間で得ている情報量の差が激しい場合には、個人向け社債投資家が不利になることがあり得ます。山崎氏が本当に言いたいのはこの部分ではないかと思われます。レモンな発行体は個人投資家に対し情報を隠し、確信犯的に個人から資金調達をしようとします。個人向け社債のほか、公募増資やIPOもまた然りです。IPO時の決算が最高益で、その後その最高益を超えられない企業が新興市場にいくつあることか!

多くの発行体はそうした悪意のある資金調達は行いません。その悪意が露呈し、信用を損ねることを恐れるためです。しかし、その悪意を企業が持っているか持っていないかを見抜くためには、先に言った通りある程度の金融リテラシーが必要であり、それを持っていない人にとってはお勧めできる金融商品ではないということです。

コメントになっているでしょうか・・・?

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三菱東京UFJ銀行が個人向け劣後債発行!

三菱東京UFJ銀行が個人向け劣後債を発行することが分かりました。
ソースは日経

発行要項
償還期限:8年
金利条件:1.80%~2.50%(8月6日条件決定)
発行総額:2000億円
社債額面:250万円
募集期間:平成21年8月10日~平成21年8月27日
格付け:AA-

またしてもメガバンクの劣後債発行です。しかし、6月に発行した三菱UFJ信託銀行の劣後債が2.52%、3月に発行した三菱東京UFJ銀行の劣後債が2.75%ということを考えると、中央値が2.15%とは随分安くなりましたねえ・・・金融危機がいかに個人の社債投資家に利益をもたらしたかという印象があります。

投資判断は買い推奨です。劣後債という観点から考えると決しておいしい社債ではありませんが、機関投資家向けの起債ばかりが行われ、なかなか個人向け社債が発行されない中で最近これだけのスプレッドのある社債はりそな銀行の劣後債を除けばないですし、劣後債の打ち止め感が強い中、三菱UFJフィナンシャルグループの信用力を考えれば、また実質3年ということも考えるとやはり買いなのではないかと。

ここ数ヶ月の間、劣後債を買いまくってお腹いっぱいになっている方も多いと思われますが、初めて個人向け社債に手を出してみようと思う方にもお勧めです。

※社債初心者の方へ
この社債は劣後債です。個人向け社債の基礎知識を読んで、個人向け社債とは、劣後特約とは何かをよく理解した上で購入することをお勧めします。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は95.64円、利率は5.130%となりました。先日に比べ2銭の上昇です。

CDSが全体的に低下傾向にある中、消費者金融セクターには信用リスクへの警戒感が集まっています。一方で株価は「信用リスクが低下した」という理由で急上昇。全く逆の動きをしています。少し前はデイトレするならヤフー株だったのですが、金融危機のさなかでは銀行株が、最近は消費者金融株がデイトレ対象として人気だとか。こういう話題を目にすると株って怖いと思いますね。

シティグループの話題ですが、シティ国有化の一環として優先株の普通株式への転換がやっと半分ほど完了したとか。まだやってなかったの?と言いたいです。

シティグループの株価に興味がある方もいらっしゃるでしょうが、アメリカ政府がシティの優先株を引き受けた際の転換価格は3.25ドルです。優先株が普通株式に転換された今、シティ株が3.25ドルを超えるとアメリカ政府が保有株を売却してくる可能性がありますので、3.25ドル以上の水準にはなかなかならないでしょう。このブログを書いている今現在の株価は2.77ドルなので、上限が見えているという意味であまりおいしい株ではないかなと思います。

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りそな銀行が個人向け劣後債発行!

後日補記 金利条件等決定しました。
りそな銀行の個人向け劣後債金利決定

りそな銀行が個人向け劣後債を発行することが分かりました。
ソースは日興コーディアル証券

発行要項
償還期限:8年2ヶ月
金利条件:2.25%~3.25%(8月3日決定)
発行総額:未定(8月3日決定)
社債額面:200万円
募集期間:平成21年8月4日~平成21年8月21日
格付け:A-

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
最後のメガバンクりそな銀行も個人向け劣後債発行です。仮条件の中央値は2.75%で、発行総額が未定ということを考えると、需要があればなるべく多く集めたいということを意味するものと考えられます。

投資判断は買い推奨です。国有化されており、財務面には依然脆弱性が残るものの、公的資金を一気に返済しない限りは財務面の脆弱性は露わにはならないでしょうし、りそな銀行は現状、公的資金の返済は当面不可能です。需要動向をいまだに探っている段階であることを考えると、買いやすい社債にはなるものの、予約金額で打ち止めになる可能性が高い社債でもあります。早めに予約を入れることが重要ではないかと思われます。

※社債初心者の方へ
この社債は劣後債です。個人向け社債の基礎知識を読んで、個人向け社債とは、劣後特約とは何かをよく理解した上で購入することをお勧めします。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は95.62円、利率は5.140%となりました。2日前に比べ89銭の上昇です。

ついにシティ債が95円台回復です。昨年の11月20日に95円を割り込んで以来、実に8カ月ぶりの95円乗せです。ソフトバンク27回債の利率に並んできました。いよいよ幻のシティ25回債復活もなきにしもあらずという水準です。それほどシティの決算が好感されたのでしょうか。一息つくほどの決算だったとは思わないのですが。

ブログ政談にコメントいただいた皆さんありがとうございます。これからも「過疎るより荒れた方がマシ」を合言葉に頑張っていきますw

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解散・総選挙に関する見解

選挙ですね。

今のわが国の政治状況には絶望せざるを得ませんが、それでも選挙はやってきます。「政治とは、悪さ加減の選択である」という福沢諭吉の言葉を噛みしめながらどの党を支持するか決定しましょう。

しかしながら自民、民主両党の政策を見るに、shasaiwatchはこのままでは白票を投じざるを得ないという何とも物悲しい状況です。なお、それ以外の政党に入れるぐらいならサイコロで自民か民主かを決めます。

shasaiwatchがこの国の状況を考えるに、経済成長が低迷し、国の借金が増え続け、年金制度が崩壊の危機にあるのは少子化が全ての元凶であり、これを解決するためには出産適齢の年齢層(つまり、20~30歳または25~35歳)に対し出産に向けた支援を行うことが重要です。

日本の合計特殊出生率はここ数年、1.26~1.34と1.3前後をウロウロしています。しかしながら、夫婦の完結出生児数は、減少傾向にあるとはいうものの依然として2.09にとどまっています(第13回出生動向基本調査)。これが何を意味するかと言うと、「男女が結婚して夫婦になれば、その夫婦は人口維持程度の出産を行う」ということです。逆に考えれば、「少子化の最大の原因は夫婦ではなく、結婚しない、できない人」ということが分かります。事実、30~34歳の未婚率は男性が47%、女性が32%と近年急増しています。

ちょっと計算してみましょう。
2.09(夫婦の完結出生児数)×(100%-(47%+32%)/2)(30代で結婚している人の男女平均の割合)=1.26455

ほぼ一致。シングルマザーも含めるとだいたいそんなもん。

さて、少子化の原因がおよそ分かったところで、対策は「若者を結婚に追い込む方法を考える」です。これまた統計ですが、13回出生動向基本調査では、「いつかは結婚したい」と答える若年(18~34歳)未婚者は90%近くに達しています。しかしながら、35歳までに結婚できた人は未婚率の逆ですから、平均60.5%にとどまっており、このギャップを埋めることで結婚する若者を増やし、少子化に歯止めをかけることが出来るでしょう。

では、若者が結婚しないのは何か。これはその多くが経済的要因で説明できます。かつての日本では、中卒者が「金の卵」と呼ばれたり、学生運動に傾倒した大学生を採用する企業があったりしました。現在では高校を出ていなかったり反社会的勢力等への所属歴のある人のいい企業への就職はまずありません。また、きっちり高校あるいは大学を出ていても仕事があるとは限りません。現在、15歳~34歳の非正規雇用の割合は、男性で30%、女性では半数近くに達します。こうした経済的な要因は若者が結婚に踏み切れない最大の理由になっています。

本来、非正規雇用者は正規雇用者に比べ安定雇用ではないというリスクがある分、給料は高くあるべきなのですが、日本には非正規雇用者に対する差別があるので、給料は低く抑えられています(少なくとも、他の合理的な理由では説明がつきません)。ここに市場の歪みがあり、この歪みに乗って企業が「低コストで自由に解雇できる」労働者を大量に確保しようとした結果、あまりにも多くの若者が貧困とリスクに晒されており、それが少子化につながっています。

まず第一の政策として「労働実態がほぼ一致する場合、非正規雇用者に対し正規雇用者と同等以上の手取りベースの賃金を支払わなければならない(派遣会社等への支払いは別途行う」法律が必要です。非正規雇用は既に社会の中で欠かすことが出来ない存在であり、またこれを禁止することは労働市場の流動性を押し下げることなります。市場の歪みを解消することで、誰かが不当に利益を得ることをなくす必要があります。

次に、結婚に対する支援です。扶養控除を拡大すべきです。非正規雇用に対する企業の潜在的な需要は、主婦層の労働増によって補うことが可能です。また、既婚者の名目及び実質収入を増やし結婚生活を安定させることができます。

また、結婚後の生活安定のため、賃貸で暮らす新婚夫婦に対し、一定期間家賃を補助する制度も必要です。多くの新婚夫婦が賃貸住宅で生活を営んでおり、重い家計負担となっています。安心して出産するためには何はともあれお金です。子どもというお金で買えない価値のため、買えるものは政府負担で買いましょう。

これらの政策のほか、既婚者の出生数を増やす努力も必要です。完結出生児数が2.09であることを考えると、3人目以降の出産に対し経済的なインセンティブを与えることが重要でしょう。政策として考えられるのは、3人目がいる家庭が住宅を購入する際の住宅ローンの全額利子補給や、3人目の学費の全額補助(たとえ慶応医学部に行くとなっても!)といったものがあります。

財源ですが、shasaiwatchは少子化問題の背景に世代間格差の存在があると考えています。年代別の1人あたり金融資産の保有高は60歳以上の世代では2400万円が平均で、負債を勘案しても2200万円を割り込みません。一方、20代の金融資産は250万円、30代の金融資産は650万円に過ぎず、しかも住宅ローンの負債が重く、いずれの世代も実質債務超過であることが分かっています(ソース)。高齢者に払ってもらいましょう。具体的には相続税、高額消費に対する消費税、及び固定資産税の増税です。このブログの住民からは怒りを買いそうですが、いずれも大きな効果を発揮するものと思われます。

これらの手法により少子化が緩和ないし解決の方向に向かえば、日本経済に対する見えない不安感が取り払われ、再び力強い成長を始めるでしょう。若い世代の収入が増えればそれだけ税収も伸びるでしょう。そうなれば、市場金利も上がり、おいしい個人向け社債も増えるというものです。

自民党も民主党も、こうした政策を掲げていただきたいと思い、衆議院解散一時間前の見解といたします。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.73円、利率は5.650%となりました。前回更新時と比べ2銭の上昇です。

夏風邪でダウンしていました。正確には今日もダウンしているのですが、少し気分がよくなったのでブログ書いてます。ある人からは「おいおい、今頃豚インフルか?」などと時代錯誤な事を言われましたが、医者に行ったら一応疑われて検査をさせられたのが印象に残っています。

ところで、shasaiwatchが風邪をひいている間にシティの決算が発表されたわけですが、予想外の好決算。スミス・バーニーの売却益が111億ドルあったことが要因で、これを除くと赤字でした。

含み資産を売却して何とか黒字を確保するというのは、本当は好ましくない姿なのですがシティは経営再建中です。贅沢は言ってられません。現在、景気の二番底が来ると噂されていますが、これを乗り越えるまではやむを得ないでしょう。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.71円、利率は5.650%となりました。先日に比べ2銭の下落です。

個人向け社債、なかなか次が出ないですね。ついこの前までは1週間に1本ペースで出ていたのに・・・

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.73円、利率は5.640%となりました。先日に比べ4銭の上昇です。

今日はこんなニュースを
高額還付優先で28億円節約可=税務署に指摘
普段、人の指摘ばかりしている税務署が指摘される側にまわりました。折からの不況で還付金が増えそうな昨今、高額還付を受けるような状態の人や会社は多少なりとも救いになるかもしれません。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.69円、利率は5.650%となりました。先日に比べ1銭の上昇です。

衆議院解散だそうで、株価が大きく下がっています。政治的空白が株価に影響を与えるほどこの国の政治って素晴らしいものでしたっけ。

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小田急電鉄が発行する「小田急箱根あじさいボンド」の利率決定0.63%

小田急電鉄が発行する個人向け社債「小田急箱根あじさいボンド」の利率が決定しました。0.63%です。
ソースは小田急電鉄ホームページ

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.63%
発行総額:150億円
社債額面:100万円
募集期間:平成21年7月13日~平成21年7月29日
格付け:AA-
※購入した方の中から抽選で宿泊券または商品券が当たります。

三菱UFJダイレクトの大口定期が3年0.65%の中、個人向け社債でそれを下回る利率を出してくるというのがどれほど根性が据わったことなのか小田急電鉄の幹部は理解していないのでしょうか。投資判断は買い非推奨です。危ない社債ではなく、まず間違いなく償還されるでしょうが、都市銀行の定期預金よりも安い金利で資金調達をしようというその根性がさもしいです。わざわざここで資金を突っ込まずとも、別のもっとおいしい社債が出てくるのを待つ方がいいでしょう。イオン銀行なら期間を問わず0.8%~0.9%なわけですし

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.68円、利率は5.650%となりました。先日に比べ2銭の上昇です。

更新遅れて申し訳ございませんでした。
さて、来週はシティの決算発表です。すでに役員の入れ替えに着手しているところから見て、赤字決算ではないかと予想しています。少なくとも、ストレステスト当時から見ればシティの信用力はそれなりに回復しており、負債評価益が損失に変わることが予想されます。どう頑張っても大きな利益計上は見込めないでしょう。

まあもっとも、それで潰れるかといえば潰れないでしょう。大きすぎて潰せない銀行として、りそな銀行のような生き残り方をしていくものと思われます。

ところで、シティグループに酷似したCITグループというアメリカの金融機関が破綻寸前だそうです(ソースはブルームバーグ)。調べてみると、中小企業向けに貸し付けを行う機関だそうで、シティと混同する人が多そうです。名前の酷似した金融機関といえば日本にも商工ファンドという、商工中金とよく似た名前の会社がありましたが、あの会社は今どうなっているのでしょうか

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.66円、利率は5.660%となりました。先日に比べ23銭の上昇です。

最安値記録時の利率である11.440%の半分を割り込みました。ソフトバンクの背中も見えてきました。いざゆけシティ!

ところで、シティにとっては24回債は厄介な代物です。円建て社債なので最近の円高で為替差損が発生しており、収益を圧迫しています。当時は円安に動いていましたからねー。金利分ぐらい多少円安になれば大丈夫と思っていたのでしょうか。

ところで、日本政策金融公庫や日本政策投資銀行が行う「危機対応業務」において、新発社債の購入やコミットメントラインの設定を行うことが決まったそうです(ソースはロイター)。
個人向け社債の起債はどうしたーーーー!
個人向け社債に政府や政府系金融機関の保証または部分保証を付けるだけで随分発行環境が変わってくるでしょうに。わざわざ政府系金融機関がリスクを取らなくとも、まだまだ我々個人投資家はカネ余りです。最近は機関投資家もカネ余りで国債を買いあさっているとか。今後1~2年は税収も減りますし、そういう時に代替手段があるにも関わらず、わざわざ政府のカネを使う必要はあるのかな?と思います。

また、こんなニュースも。
2009年上期の個人向け社債発行総額、1兆1922億円(ブルームバーグ)
ウチのブログで数えてる数字と微妙に合わんのうと思って調べてみたところ、マネックス債、SBI債、ANZ債、TMCC債、そして三都市CLOは個人向け社債にカウントされていないことが分かりました。ブルームバーグはユーロ円債やサムライ債や証券化商品を差別するのでしょうか。ちゃんとカウントしてあげて!

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ニュースウォッチ

カリフォルニア州の格付け、BBB格に格下げ(フジサンケイビジネスアイ)
前々から危ないと言われていたカリフォルニア州ですが、いよいよアーノルド・シュワルツネッガー知事は正念場となりました。液体金属は倒せても姿の見えない負債は倒せないのでしょうか?

東京都のCBOが元本割れ確定(発行当初はトリプルA)(Klug)
東京債券市場構想は非常に面白いものだったのですが、残念ながら失敗に終わりそうです。新銀行東京同様、石原都政の失敗の象徴のような代物です。
石原知事は新銀行東京にせよCBOにせよ、「中小企業のために予算を付けます」と言っておけばよかったものを、大風呂敷を広げすぎて失敗しました。この国の頭のいい人は口が悪いか口が軽いかで失敗することが多いです。麻生太郎も然り。

ソフトバンクがまた起債。今度は機関投資家向け(ロイター)
ソフトバンクも偉くなったもんです。この記事には他にも起債を予定している企業が掲載されていますが、ここ最近の金利低下とCDSの上昇傾向を見るに、個人向け社債も増えてくるのかな?と思っています。

三井住友銀行の行員が情報漏らす、インサイダーで課徴金(ブルームバーグ)
また銀行員によるインサイダー事件です。ただ、我々もいつどこでインサイダーになるや分かりません。十分注意しましょう。
ちなみに、普通社債の取引の場合は、インサイダーとしてデフォルト情報を知った時のみインサイダー取引規制が課せられます。つまり、それ以外の取引の場合はインサイダー取引大歓迎という甘い甘い規制になっています。もっとも、社債市場が未成熟であるということもそういう規制の甘さにつながっているのかもしれませんが。なお、転換社債は普通社債でないので、普通株式並みのインサイダー取引規制があります。インサイダーの方はご注意を。金融商品取引法を漁ってみたところ、劣後債はセーフっぽいです。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.43円、利率は5.790%となりました。2日前と比べ4銭の上昇です。

シティがらみのニュースは特にありませんでした。

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2009上半期個人向け社債ベストディール中間発表。1位は・・・

先般投票フォームを設けた2009上半期個人向け社債ベストディールですが、総投票数が800を超えました。沢山の投票ありがとうございます!ここらで一度中間発表をしたいと思います。

現在のトップは、岡村製作所債です。2.52%の高金利、金融危機の中での事業会社による起債などが高く評価されたのでしょうか。

2位は、ソフトバンク債です。僅差なのでまだまだ逆転の余地はあるでしょう。

以下、中央三井信託銀行の劣後債、三都市CLO債、三菱東京UFJ銀行の劣後債と続きます。CLO債が頑張っていることに驚きです。1時間空けることで多重投票もOKではありますが、証券化商品が絶滅寸前の昨今、こういう商品も評価されるべきなのだと思います。

まだまだ投票は受付中です!衆院選の前に是非とも皆さんの清き一票をよろしくお願いします。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.39円、利率は5.800%となりました。先週末に比べ4銭の上昇です。

七夕ですね。皆さんはどんな願いを祈るのでしょう。shasaiwatchはシティ債が無事償還されますようにとイオンの七夕フェアの短冊に書いてきました。

ところで
群馬県で社債詐欺発生(by変態新聞)

騙されちゃだめですよー。

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小田急電鉄が個人向け社債発行!

小田急電鉄が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースは三菱UFJ証券(こんにちはさん情報提供ありがとうございます!)

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.43%~0.93%(7月10日に条件決定)
発行総額:150億円
社債額面:100万円
募集期間:平成21年7月13日~平成21年7月29日
格付け:AA-
※懸賞付き
愛称:小田急箱根あじさいボンド

えーっと、半年前に出した小田急箱根ゆけむりボンドが3年1.00%でしたよね・・・。今回仮条件の中央値が0.68%なので、半年の間にこれだけ金利を下げて消化できるのでしょうか?既発債のレートもそれほどいいわけではないです。

また、三菱東京UFJダイレクトで1000万円以上の大口定期が3年0.65%です。中途換金のしやすさや1000万円までは預金保険対象になることを考えると、預金保険の外で運用を考えている富裕層にとっても、もう一声欲しいところです。

投資判断は保留とします。潰れることはないと思います。後は金利条件次第。


後日補記
金利条件決定しました

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は94.35円、利率は5.820%となりました。先日に比べ61銭の上昇です。

長期金利が下がってますね。CDSスプレッドは徐々に拡大しています。個人向け社債の発行環境が整いつつあります。いい状況です。

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マネックスが個人向け社債発行!

マネックス・グループが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはマネックス証券

発行要項
償還期限:6ヶ月
金利条件:1.10%
発行総額:45億円
社債額面:1万円
募集期間:平成21年7月2日~平成21年7月22日
格付け:BBB+

恒例のマネックス債です。今回で第20回だそうで大変喜ばしいことです。20回記念利率を熱望したかったところですが、他に起債を予定している個人向け社債がないので贅沢は言えません。

マネックス債といえば、3ヶ月というド短期の社債(むしろCPと言った方がいいかもしれない)が売りでしたが、今回は6ヶ月のみの発行です。金融環境が好転したからといって強気に出すぎているのではないでしょうか。しかしながらもう一方では、「廣澤知子が動画で解説!」などと売りきるために腰の低さを見せる一面もあり、様々な感情を喚起させる社債です。

個人的には3ヶ月という期間にすごく魅力を感じていたのですが、まあ、また3ヶ月で起債する日も来るでしょう。投資判断は買い推奨です。これまでの実績と昨今の金融環境からみて、6ヶ月でどうこうなる会社ではないと思います。1万円から購入できるので、余剰資金の端数で購入するのも悪くないと思います。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は93.74円、利率は6.180%となりました。先日に比べ3銭の上昇です。

最近、CDSも長期金利も低下傾向にあり、起債するにはいい環境になってきましたが、機関投資家向けばかりで個人向けの起債は皆無に近く、ようやくマネックスが個人向けに起債するという状況です。やはり、社債市場では個人向け社債というのは機関投資家向けに起債できないゴミ企業が起債するものという偏見がまかり通っているのでしょう。

もっとも、これは個人向けに社債を出しにくい規制のせいでもあります。機関投資家限定だとか、ユーロ円債だとか、そういう形にすればコストが下がり、安く起債できるというこの環境や規制そのものが問題なのでしょう。

さらに残念なことには、解散総選挙も近いというのに個人向け社債市場を活性化しようと声を挙げる政治家もいなければ、政党もないことです。投資未経験の個人がはじめて投資をするには最適な金融商品だというのに、これから日本は直接金融をもっと発達させていかなければならないのに、この有様ではまだまだ日本の未来は明るいとは言えません。

まったく困ったことです。個人向け社債市場の活性化を訴える政党を誰か知りませんか?(ただし幸福実現党と公明党を除く)

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は93.71円、利率は6.190%となりました。先日に比べ変動ありません。

SFCG問題で売却が白紙になっていた日興シティ信託ですが、野村信託銀行が買収することで合意した模様です。一つかたづいたということで、うれしい知らせです。

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