個人向け社債ウォッチ!

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みずほ銀行が個人向け劣後債発行!

みずほ銀行が個人向け劣後債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:8年(3年経過後に繰上償還の可能性あり)
金利条件:1.65%~2.65%(10月8日条件決定)
発行総額:未定
社債額面:200万円
募集期間:平成21年10月9日~平成21年10月22日
格付け:A

みずほの劣後債です。みずほももう何度目でしょう?今回はまだ発行金額が未定です。慎重にマーケティングを行っているのかもしれません。いよいよ今年最後の個人向け社債シーズンの到来という気がします。

劣後債がどういうものかについては過去に記事にしていますので、今回、初めて社債を買うという方、あるいは社債は買ったことがあるけれども劣後債は初めてという方は読んでいただければと思います。
記事1 記事2

shasaiwatchの投資判断は買い非推奨です。今日、鳩山首相が亀井静香の提唱するモラトリアムに対し否定的な見解を示しましたが、万が一モラトリアムが実施された時のことを考えると、完全に返済猶予制度の可能性が消えるまでは到底買える社債ではありません。

もしもモラトリアムが実施されると、メガバンクといえども自己資本比率が急低下します。これを埋めるためには途方もない金額の増資が必要です。みずほ銀行の場合は、貸出金が37兆円あり、そのうち半分程度が中小企業向けと推定されます。このうちモラトリアムの実施により引当金を積むべき額は合理的に推測することは困難ですが、これ以外にもモラトリアムによって影響を受けそうな資産として買入金銭債権が2兆円、繰延税金資産が3000億円あり、shasaiwatchは全部合わせて1.5~3兆円程度の自己資本の毀損が生じるのではないかと踏んでいます。他のメガバンクや地方銀行でも同じような事態が生じることを考えると、銀行業界が受ける被害は20兆円規模となり、増資や劣後債調達でこの穴を埋めることは出来ないと思います。残りは公的資金の投入となるわけですが、果たしてその時、預金者は保護されたとしても劣後債ホルダーが詰め腹を切らされないと誰が言えるでしょう?

間近にそういう危険があるにも関わらず、わざわざ買いに行く社債ではないです。これはみずほに限らず、三菱UFJでも三井住友でも同じことです。亀井のバカ発言の件が片付くまでは銀行の社債に近づくべきではありません。モラトリアムが実施されないということが確実になれば、また投資判断も変わるでしょう。

後日補記
金利条件決定しました。詳細はこちら

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近畿日本鉄道が個人向け社債発行!

近畿日本鉄道が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年
金利条件:1.00%~1.50%(10月9日条件決定)
発行総額:300億円
社債額面:100万円
募集期間:平成21年10月9日~平成21年10月22日
格付け:BBB+(発行体格付け)

いよいよ第4四半期の個人向け社債市場が動き始めました。1発目は近鉄の個人向け社債です。これまでの発行実績からみておそらく抽選で宿泊券が当たる懸賞付き社債になるものと思われます。

投資判断は買い推奨です。近鉄は大企業で今話題になっているモラトリアムの対象外となること、期間が4年でモラトリアム期間である3年経過後に満期を迎えるためモラトリアムが発動しても通常通り償還される見通しであること、鉄道会社で財務内容以上の信用力を備えていることなどが理由です。金利の絶対的水準を追求するという観点からすると、たしかに金利は安いですが、他の鉄道債に比べればだいぶマシです。

購入は各種証券会社から行えるようです。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.81円、利率は3.370%となりました。前回更新時に比べ1銭の下落です。

金融株、下がってますね。自己資本比率の規制強化で希薄化懸念がある中でモラトリアムによる収益低下懸念、そこに追い打ちをかけるがごとく野村HDの大型増資報道。今の金融株は最悪の状況です。

本来なら回復期にあるはずの金融業界が、どうしてここまで売り込まれているのでしょう。モラトリアムの話題がなければそれでもまだ回復期であるという認識は共有できていたでしょうに。シティに至っては、シンガポールの政府系ファンドが株式を売却し、いよいよ出口戦略かと思われているのに。

しばらくは株も社債も控えた方がいいかもしれません。この状況はパニックに近いです。

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【低金利】個人向け国債が消化できない見込み【安全資産】

個人向け国債、市場を通じ販売 財務省方針、1.5兆円分
 財務省は個人向け国債の販売低迷を受けて、2009年度の販売計画に届かない分について市中消化に振り替える方針を固めた。市中消化に切り替えるのは、金融機関などの窓口販売分を含めて約1.5兆円となるもよう。景気低迷などを背景に、発行条件に影響する既発債の流通利回りが低い水準で推移。個人向け国債の投資魅力をどう引き上げるかも課題になりそうだ。

しょうがないと思います。5年定期と比べて魅力がなさすぎます。現在もなお、5年定期で個人向け国債を上回る条件を提示している銀行が17行あり、全て預金保険の対象です。国債を買うのは銀行に任せて銀行に預金していた方がいいということなのでしょう。

しっかり景気対策して金利上げないと国債消化できねえぞ!というサインなんでしょうね。

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モラトリアムで苦しくなる金融機関には公的資金→無理

個人向け社債の情報がないので、亀井のモラトリアム政策の影響について書きます。どのような効果をもたらすのでしょうか。

まず、現在の政策をまとめるとこんな感じです。
1.中小企業向け貸出及び個人向け住宅ローンの返済を、元金のみ、または元利金とも3年間ストップする。
2.上記政策の実施により経営が苦しくなる金融機関に対しては、公的資金を注入する。

最初に考えられるのは、銀行経営の逼迫です。不良債権が増加し、自己資本が大きく毀損します。また、貸した金が返ってこないということは、銀行の資金繰りに大きな影響を与えます。預金の払い戻しに支障を来す銀行も出てくるでしょう。

これに対し政府は公的資金の注入によって事態を打開しようとします。自己資本の毀損だけでも相当な額が必要でしょう。さらにそこに預金の払い戻しのための公的資金が必要になります。預金を全額政府保証すると表明しても、実際に銀行が危ないとなれば預金の引き出しが殺到します。下手をすれば大恐慌、取り付け騒ぎになります。

また、公的資金を入れるとなれば、その後の扱いも問題です。りそな銀行の公的資金すらまだ回収できていないのに、一層多額の公的資金を注入して、回収はいつになるのでしょう?しかし、これは長期的な課題なのでここでは問題にしません。

企業部門では、効率的な企業は新規資金調達が不可能になります。モラトリアムを宣言されると分かっている金を誰が貸すでしょう?外部資金の調達を要する大規模投資の資金調達は事実上、長期社債か増資に限られます。長期社債の発行は、大企業は可能ですが中小企業のほとんどは長期社債の起債は無理でしょう。設備投資が低迷し、不況は長期化するでしょう。効率的な企業は成長の機会を失います。一方、非効率な企業はこの政策によって生き残ってしまいます。もともと企業に対する支援は、非効率な企業を生き残らせる傾向がありますが、モラトリアム政策はその効果が非常に強いため、緊急事態(日銀券を片面刷りで発行しなければならないほど資金需要が増加したり、東京で大地震が起こって焼け野原になったり)の場合に限って短期間行うのが趣旨です。亀井静香の周囲3cmだけが1年前なのでしょうか?

家計部門では住宅ローンの負担が軽くなる一方、銀行が信用できなくなるため手持ちの預金を減らそうとする動きが出ます。ここに、資金は余っているが銀行には入れたくない資金が生じます。この資金は個人向け社債や株式の購入、あるいは商品ファンドなどの運用に流れるでしょう。将来のモラトリアム終了があるため、消費に流れるのは一部と思われます。債券が信用できず、不況が続いて株価が上がらないとなれば、商品取引に人気が集まるかもしれません。

政府部門はどうなるでしょう。公的資金を注入することで公的債務が増えます。幸いにして公的資金の注入は資産の取得であり、純消費ではないため長期金利の上昇は限定的でしょう。しかしながら、多額の債務を抱え込み、景気低迷は長引き、ますます借金依存がひどくなるでしょう。

現状、藤井財務相が慎重な発言をしているほか、今回の発言が民主党の政策ではなく国民新党の政策ということで、希望的観測ではありますが、実施されることにはならないでしょう。民主党はいざいざ国民新党を捨て、参議院の誰かを誘惑して与党で過半数が取れるよう工作すればいいわけで、そのくらいの技術力は与党としてあって然るべきです。

問題は、今後こういう発言が閣僚から相次ぐものと思われることです。ほら、福島みずほとか。天皇陛下と日本国旗に礼をしたからといって今後何かやらかさないというのはありえないでしょう。こういう馬鹿が増えると今後の政権運営にも支障が出ます。果たしてどうなる事やら。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は、98.82円、利率は3.360%となりました。先日に比べ45銭の上昇です。

シティグループ第24回円貨社債は、価格・金利ともリーマン・ショック以前の水準まで戻ってきました。このブログももうすぐ1周年を迎える中で、これ以上ウォッチする意味があるのかという気もします。

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ウィルコム終了のお知らせ

アイフルに続き、ウィルコムも事業再生ADRに入ってしまいました。
ソースは日経

PHS事業を継続しながら再生を目指すようです。ウィルコムはドコモなどの携帯電話会社との差別化を図るんだ!という気持ちが前面に出ていて好感を持っていました。使ってないけど

景気回復局面では倒産が増加します。需要が低迷している時は皆、耐えているのですが、需要が増加した際にそれを獲得できる企業と獲得できなかった企業の間で格差が生まれ、獲得できなかった非効率な企業は淘汰されるという仕組みです。不況時に仕事がなくとも技術を磨く取り組みはしなければならないし、それを可能にするために企業はある一定の健全性を保っておかなければなりません。大企業でも中小企業でもこれは同じです。

いずれにしても、今回の件を機に今後倒産が増えそうな気がします。

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アイフル終了のお知らせ

アイフルが事業再生ADR入りを発表しました。
ソースは日経

事業再生ADRとは、企業の先行きについて破産や民事再生を伴わず、裁判外で話し合いを行うもので、「事業再生実務家協会」に申請することで開始します。取引金融機関への借入返済の一時停止、期限切れ繰越欠損金の債務免除益との相殺などが可能になります。この話し合いがまとまらなければ法的整理に移行するわけで、私的整理の中でも法的整理にかなり近い制度といえます。完全に終了のお知らせというわけではありませんが、準終了のお知らせといったところでしょうか。

直近、アイフルのCDSはアップフロント58~65%で取引されており、どの金融機関もリスク相当のリターンを受け取っていると思われます。負債総額は3000億円とのことですが、これによって大混乱が発生するようなことはないと思われます。

亀井の件といい今回の件といい、金融業界は受難の時期ですね。しばらくおとなしくしておいた方がいいかもしれません。

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日本振興銀行、相変わらず窮地

前回の記事から1ヶ月、日本振興銀行は相変わらず勝ち目の薄い戦いを続けています。多重譲渡の相手も新生信託銀行、日興シティ信託銀行、あおぞら信託銀行と徐々に判明しています。

日本振興銀行はプレスリリースで色々と公開していますが、読み下すとこういうことです。

・多重譲渡があった債権は、日本振興銀行が買った債権の約半分(今まで調べた範囲では)。
・その半分のうち、間違いなく日本振興銀行が優先するものは7%。
・あとは裁判での争い。

主張を見る限り、日本振興銀行は貸出債権の証券化を否定しているとしか思えません。貸出債権の証券化を行う場合、オリジネーターとサービサーが同一になるのはよくあることですし、第一、日本政府自体が同じ仕組みで政府系金融機関への財政投融資資金を減らし、国の借金を減らそうとしていました(この場合は債務者が政府系金融機関、オリジネーターとサービサーが国になる)。SFCGの場合は多数の債務者、少数の債権者という構造でしたが、これが逆に少数の債務者、多数の債権者となった場合、債権者が債権譲渡通知を行わなければならず、大変な手間です。その手間を省くための「動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律」なのであって、日本振興銀行が主張する「実質上、貸金債権への譲渡担保権の設定」というのは、通らない理屈だと思います。

日本振興銀行には、1024億円の債権のうち、40%は最終的に無価値になるという覚悟が必要です。平成22年度第一四半期はリスクアセット3880億円に対し自己資本は348億円。これが全額吹っ飛ぶ可能性が極めて高いです。一発業務停止の可能性は消えていません。これを防ぐためには、裁判をなるべく長引かせ、本件に対する引当金は積まないで自己資本比率をキープしながら増資・劣後債発行・収益積み上げによって十分な自己資本を積み上げ、然る後に損失を発表するという方法しかないでしょう。問題は、400億円の資本性の資金をどこから引っ張ってくるかです。案外、新生、あおぞら、日興の3行が出したりしてw

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.37円、利率は3.630%となりました。前回更新時に比べ1銭の上昇です。

季節の変わり目なのでしょうか、体調を崩してしまい世間様よりも早く連休入りしていました。気温が急に変わる時期は雨も降りやすく、体が冷えやすいです。

アメリカ政府がシティ株を放出するという情報が流れ、シティ株が急落しました。社債ホルダーからすると、そこまで再生したということなので歓迎すべきことです。シティが買い取って消却するというのならば債権者として怒りの声をあげるべきですが、市場で売却するというのであれば問題ありません。アメリカ政府の持ち分が誰かに移転するだけです。日本も普通株に転換された公的資金はこうやって回収すればいいのに。

話は全く飛びますが、健康エコナ大変ですね。うちも油はキャノーラ油だったのですが、マヨネーズがエコナでした。情弱と言われそうですが、この話初めて知りました。

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亀井静香は正気とは思えない

ロイターの記事

亀井静香が主張している「中小企業の借入金と個人の住宅ローンのモラトリアム」ですが、この人は金融秩序を何だと思っているんでしょう?この政策が実行されれば銀行の不良債権比率は急上昇し、再び金融が目詰まりを起こすのは目に見えています。ましてや今、資金は銀行預金に向かって流れている状況です。銀行の貸出機能を高めることの方が重要なのに、こんな政策をやれば大混乱を招くことは必定です。

実際、銀行の株価は下がり、CDSは上昇しました。劣後債ホルダーの方々も心細い思いでしょう。

モラトリアムの危険がある中で新規の貸出は実行できません。こういう発言が出た時点で9月末の決済資金を貸し渋る銀行も出てくるでしょう。一時的に猛烈な金融引き締めが起こるものと思われます。もしこのブログを見ている方の中で自営業者の方がいらっしゃった場合、銀行の新規貸出は当面ないものとして資金繰りを組む必要があるでしょう。

モラトリアム下で金融をやる場合、モラトリアム対象外になるようにスキームを組む必要があります。対象外になりそうなものとしては、手形割引、融通手形、私募債、ファクタリング、リース、イスラム金融あたりが思いつきますが、現在の融資の形を崩さないとなると融通手形ですかね。3年の貸し付けなら36枚の手形を発行するというやり方。手形の流通性は非常に保護されていますので、有効かもしれません。帝國金融とかSFCGみたいなのが流行るのでしょうか。嫌な時代です。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.36円、利率は3.630%となりました。先週末に比べ2銭の上昇です。

JALが話題ですね。決してしっかり見ているわけではないのですが、日本のGMといった印象を受けます。就職人気ランキングでも最上位クラスを幾年にも保ち続けたJAL(調べたところ、昨年も5位でした。学生の認識の甘さには驚きです)、それはすなわち、高コスト体質を意味するものでもあります。

一回潰さんとダメかもしれんね。いや、シティは救済してくれないと困るけどw

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SBJ銀行が円定期預金の募集開始!1年1.4%!5年2.0%!

以前お伝えしていたSBJ銀行ですが、このたび営業を開始したそうです。さっそく高金利定期キャンペーンをやっています。

キャンペーン定期の内容は以下の通りです。
300万円以上
1年1.4%、2年1.5%、3年1.6%、5年2.0%
100万円以上
1年1.2%、2年1.3%、3年1.4%
なお、1000万円以上の大口預金者には抽選でギフト券が当たるそうです。

親会社は韓国の新韓銀行という銀行です。韓国というと一抹の不安を覚える方もいらっしゃるでしょうが、SBJ銀行の定期預金は預金保険の対象です。shasaiwatchは日本振興銀行であっても1000万円以内であれば預金しても構わないと思っています。いみじくも2chでは「預金保険機構に預けるの」という発言がありましたが、まったくもって同感です。

心配なのは、このキャンペーンをやっている間は個人向け社債が全く売れないであろうことです。100万以上の定期がマネックス債と同じ利率じゃさすがにみんなSBJ行くでしょう・・・

そろそろ9月末だし、しばらく社債はお休みかもしれませんね。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.34円、利率は3.640%となりました。前回更新時に比べ4銭の上昇です。

バークレイズ債、どうやら売り切れみたいですね。近所の住友ではもう売り切れでした。

ところで、民主党の政策が次々と実施段階に入っていく中で、教員免許の更新制度を廃止するという法案を実施するそうです。指導力のない教師やロリコン教師に免許を与え続けることになるわけで、これは日本の将来にとってマイナスの影響を与えるでしょう。

こういう勢力が背後にいるからこそ自民党がどんなにおかしくなっても民主党に投票できないわけですが、ここは社債ブログなので無理矢理にでも社債の話題につなげます

この政策により、日本の中長期的な経済成長力は低下するでしょう。中長期ゾーンを中心に金利が低下します。また、公教育に対し絶望する家庭が再度増加し、私立ブームが再燃します。有名校を中心に学校債が人気を集めるものと思われます。

個人向け社債の新しい情報もここ数日ないしバークレイズも買えないし、あまり気分がよくない週でした。来週はいい週でありますように。

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社債のこぼれ話

ソフトバンク29回債、売り切れ
一時不人気との噂が流れたソフトバンク債ですが、無事売り切れました。皆さんこれから3年間ひり付く日々ですね。シティ債ホルダーともども頑張りましょう。

大和証券G本社、住友に見放され格下げ
サブプライム以降、格付け会社は冷たいです。大和証券は銀行の色を持たない独立系証券会社として活躍してほしいので、これに負けず一層の営業努力を!

消費者金融セクターのCDSは大博打の様相
個人で少額からCDSの売買が出来るような仕組みがあれば面白いですね。あらかじめレバ1倍で証拠金を積んで売買すればカウンターパーティーリスクもないし。楽しい鉄火場になりそうです。

社債発行増加で銀行貸出の伸び率低下
銀行の貸出がこの不景気、自己資本危機で伸びるはずはないです。おそらく大企業向けには日本政策金融公庫の危機対応融資、中小企業向けには保証協会付き融資を勧めてリスク・アセットを増やさず貸し渋り批判をそらす動きをしているのでしょう。

フランスで乳牛への投資がブーム
日本だと即座に詐欺扱いされるタイプのオルタナティブ投資です。和牛にせよエビにせよ、日本のオルタナティブ投資は詐欺とのつながりが強いです。残念なことです。


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野村総合研究所の個人向けCB、発行中止に

野村総合研究所が発行する予定だった個人向け転換社債が、発行中止となったそうです。
ソースはブルームバーグ(ロビンさん情報提供ありがとうございます)

このCBについてはコメントがなかったのですが、アクセス解析をみると現金調整型株式強制転換条項というキーワードで結構検索エンジンからのアクセスがあり、皆さん何だかんだ言って興味はあるんだなと思っていたので、少し残念です。

何が問題かというと、格付けのない社債を起債する際、野村総研は野村証券を主幹事にして起債してはならないというルールが金融商品取引法上あったらしいです。わざわざ金融商品取引法の内閣府令まで確認しましたが、どれに該当したのか分かりませんでした。ご存じの方がいらっしゃったら教えてください。

野村が主幹事でなければ起債できたらしいのですが、発行中止になりかけている社債を500億円も今すぐ引き受けようという証券会社はなく、発行中止に追い込まれたそうです。

こりゃー野村の担当者は懲戒もんですね。複雑なものに手を出した挙句起債すらできませんでしたとくれば怒られるのは当たり前です。買い注文を出した投資家もがっかりです。

野村総研はどうやら、現金調整型株式強制転換条項などの条項のないCBを改めて起債する方向で検討中らしく、再チャレンジがあるかもしれません。しかし、一度ケチのついた社債はあまり買いたくないですね。

個人向け社債で発行中止になったのは、幻のシティ25回債以来だと思います。今後はこうしたことがないよう、きっちり手続きを踏んでほしいです。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.30円、利率は3.660%となりました。先週末に比べ2銭の下落です。

機関投資家向けに地方銀行の劣後債を起債するというのが最近多いですね。中堅以下の地銀はちょっと怖いので、中堅以上の地銀で個人向けに出してくるところがほしいですね。

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バークレイズが個人向け社債(サムライ債)発行!

バークレイズが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースは日経

発行要項
償還期限:5年
金利条件:2.01%
発行総額:450億円
社債額面:100万円
募集期間:平成21年9月8日~平成21年9月24日
格付け:AA-

久しぶりの個人向けサムライ債の起債です。先日、韓国産業銀行がサムライ債を起債する等、円建て外債の起債環境が戻ってきたという印象があります。

格付けに比べると金利が高いですが、7月に発行された機関投資家向けのサムライ債と比べると決して異様に高いわけではなく、おそらく外国企業に対するスプレッドと思われます。

投資判断は買い推奨でいいと思います。金融危機が収束に向かう中、大手金融機関が信用不安を起こすことは当面ないと思います。ただ、shasaiwatchはバークレイズについてよく知っているわけではないので、気持ちはやや弱めです。

購入は三井住友銀行の窓口販売により、SMBCフレンド証券が取り扱うという方式で行われますので、三井住友銀行の窓口へ行くのが最も効率のいい方法ではないでしょうか。

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コメント欄の名無しを変えてみた

コメント投稿時に名前を入力せずに投稿すると、これまでは「名無し債」と表示されていましたが、「無記名債さん」と表示されるように変更してみました。

不評でしたら戻します。

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マネックスが個人向け社債発行!今度は1年物だ!

マネックスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:1.20%
発行総額:20億円
社債額面:1万円
募集期間:平成21年9月7日~平成21年9月16日
格付け:BBB+

マネックス証券のマネックス債が再び登場です。今回は1年ものとマネックス債にしては長期の金融商品です。また、起債金額も20億円といつもと比べて相当少なく、実験的な起債という印象があります。

対国債スプレッドで見ると、今日の時点で3ヶ月ものは84bp、6ヶ月ものは93bp、そして今回の1年ものは98bpと、まあ妥当な水準です。今回も基本的には投資判断は買い推奨でいいと思います。

しかし、1年物になってくると、そろそろ日本振興銀行とか住信SBIネット銀行とかイオン銀行とかその他各種の高金利金融機関との比較が可能となってきます。日本振興銀行との格差はわずか0.2%であり、元本保証がないことや、マネックスにとっては未知の領域である1年という「長期」の社債。若干の不安を覚えます。

また、同じ1年ものでSBI証券が1.9%の個人向け社債を継続的に出しており、両社の格付けがほぼ同じという状況で、この0.7%の差が説明できるのかという問題もあります。

ただ、流動性が低い社債市場の中で見れば比較的短期の金融商品であることは依然言える話で、ただそれだけでも十分にありがたい話です。SBIにしても次はいつ起債するか分かりませんし、運用対象として魅力的であることは変わらないと思います。1万円から購入できるので、余剰資金で購入するという手もありますしね。購入はマネックス証券のみの取り扱いです。

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中国電力が個人向け社債発行!

中国電力が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースは日興コーディアル証券

発行要項
償還期限:4年
金利条件:0.61%
発行総額:100億円
社債額面:10万円
募集期間:平成21年9月4日~平成21年9月24日
格付け:AAA

電力債です。AAA格の個人向け社債って今年ありましたっけ?どうも記憶にありません。

投資判断は中立です。定期預金の方が高金利なので、よほどの富裕層以外にはお勧めできません。1億円以上お金の余っている方はどうぞ。

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SMBCと大和証券が提携解消

シティ「いらっしゃい!ここは証券会社の店だ。どんな用かね?」

→買いにきた

シティ「何を買ってくれるんだい?」

→日興コーディアル証券 5000億円

シティ「へいまいど!さっそく装備していくかい?」

→はい
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大和「おお! わたしの ともだち! おまちしておりました。 うっているものを みますか?」

→売りにきた

大和「何を売ってくれるんだい?」

→大和証券SMBC

大和「おお あなた ひどいひと! わたしに くびつれといいますか?」

→はい

大和「・・・・・・」返事がない。気を失っているようだ。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.32円、利率は3.640%となりました。前回更新時に比べ変動ありません。

アメリカ政府はシティの救済にあたり明確な出口戦略を欠いていると指摘されたそうです。

まあ、実際問題大きすぎて潰せないからこういうことになっているわけで、そう言われるのもまったくもってその通りです。

ただ、このブログを書いている現在、シティの株価は4.85ドルをつけているわけで、この際株を売ってしまってもいいのではないかと思います。まあもっとも、他国の政府系ファンドやアラブの王子様もシティ救済に一役買っているわけで、そのあたりの調整は必要かもしれませんが。

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ソフトバンクの個人向け社債金利決定4.52%

ソフトバンクが発行する個人向け社債の利率が決まりました。4.52%です。
ソースはJCN

発行要項
償還期限:3年
金利条件:4.52%
発行総額:650億円
社債額面:100万円
募集期間:平成21年9月4日~平成21年9月17日
格付け:BBB

当初予定よりわずかですが金利は高めに決まりました。なお、格付けBBBはJCRの格付けであり、同じ社債をスタンダード&プアーズはBB格(投機的等級)に格付けしています。

ところで、この社債には担保提供制限条項、担付切替条項、そして財務制限条項がついています。これはどういうものかについて解説します。

まず、担保提供制限条項についてですが、これはこの社債の安全性を確保するため、他の社債について担保設定してはならない、もしも担保設定する場合はこの社債についても同順位で担保設定するというものです。他の社債に勝手に担保設定されると、ソフトバンクが潰れた時に他の社債は担保で回収されるのに、この社債は回収できないということになり、不利益を被るためです。

担付切替条項とは、この社債はいつでも無担保社債から担保付社債に切り替えることが出来るということです。ただし、これが出来るのは債権者ではなく、ソフトバンクです。期限の利益を喪失するような事態になった時、担保を設定するから返済待ってくれ!と言うための条項ですね。

財務制限条項とは、ソフトバンクは自社の純資産額(連結ではなく単体)を3013億円以上に保たなければならないという条項です。もしも毎年3月の決算時点でそれを下回った場合、その年の7月末をもってこの社債は期限の利益を喪失し、ソフトバンクは社債を一括返済する義務が生じます。もしそこで返済できなければデフォルトです。ちなみに、今年3月末時点でのソフトバンク(単体)の純資産額は、4016億円です。1000億円以上の損失を出した場合は該当しますね。

信用がないのは相変わらずなんだなという印象です。こういう条項は信用力の低い企業が資金調達をする時に課せられます。投資判断は以前書いたとおり買い推奨です。依然として金融調達力を維持しており、財務内容以上の強さがあると思います。

なお、購入は以下の証券会社から行えます。()は割り当て額
みずほ証券(190億円)
大和証券(130億円)
野村証券(130億円)
三菱UFJ証券(100億円)
SBI証券(100億円)

SBI証券の動向が気になるところではあります。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.32円、利率は3.640%となりました。先日に比べ21銭の上昇です。

今日は特に話題がないです。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.11円、利率は3.760%となりました。先日に比べ変動ありません。

秋の個人向け国債の条件が決定しました。5年固定が0.6%、10年変動が0.53%だそうです。市場実勢並みといえばそのとおりなのですが、日本振興銀行を筆頭に5年定期の金利が国債を上回る銀行が本日時点で18行もあり、資産額1億8000万円以下の投資家にとっては購入するメリットは薄そうです。ここまで金利が下がると値上がり益もさすがに見込めませんしね。

これだけ金利が下がると流動性の罠が発生します。事実、不況のどん底にあるにも関わらず日本はカネ余り。何かいい投資案件はないかと探し回る状況。日本が金融危機で痛手を被らなかったのは、ひょっとしたらこのカネ余り現象のせいかもしれません。事実、三菱UFJの劣後債は何度起債しても瞬間蒸発を起こしています。

流動性の罠が発生している時は、財政政策が完全に有効になります。今こそ財政出動が必要な時ですが、財政政策になると必ず下手を打つのが日本政府なわけで、自公政権は定額給付金という大失敗をやり、民主新政権は農家の戸別所得補償をしようとしています。

米オバマ政権の「グリーン・ニューディール」が注目を集めていますが、あれはアメリカが最も遅れており、問題である分野が環境であったため有効な財政政策として働くのであって、環境先進国である日本が真似をすべきものではありません。この点、中国も賢い。住宅対策・農村を中心とした社会インフラの整備、公害対策といった中国の中で最も遅れた分野、問題である分野にジャンジャン資金を投入しています。

日本の有権者は口を開けば社会保障や年金の安心を求めますが、世界からみれば日本のこの分野は最も進んでいる分野であり、そうでなければ長寿大国にはなりえません。日本が遅れている分野は少子化、食料・エネルギー自給、格差の是正、そして下級公務改革(教育・治安・地方自治)です。こうした分野を放置することが日本社会から活力を奪い、成長率を下げ、ひいては好金利の個人向け社債が出にくいということにもつながります。せっかく財政政策が非常に有効な環境にあるのですから、こうした分野に徹底的に政策と予算を注いでほしいですね。

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野村総合研究所が個人向けCB発行!

野村総研が個人向け転換社債を発行することが分かりました。
ソースはロイター
野村証券のパンフレット(PDF)

この社債は転換社債型新株予約権付社債であり、現金調整型株式強制転換条項が付いています。

発行要項
償還期限:約3年7ヶ月
金利条件:0.5%
発行総額:500億円
社債額面:100万円
転換価格:未定(平成21年9月9日~11日の間に決定)
募集期間:転換価格が決定した日の翌日から3営業日以内
格付け:AA-(発行体格付)

現金調整型株式強制転換条項というなにやら恐ろしい言葉が登場しました。株式強制転換条項とは、ある時点で取締役会の決議があれば、転換社債を強制的に株式に転換させられるという条項です。また現金調整型とは、転換されて含み損が発生した場合、含み損を現金で補填するというものです。なお、今回の場合は、平成25年1~2月に決議を行い、平成25年4月1日または2日に強制転換するという場合以外は強制転換はないとのことです。強制転換があるのは満期直前のみですね。

野村総研の株価が大きく上昇した場合は、野村総研には強制転換をするメリットがなく、一方で投資家はCBを転換するメリットが出てきます。逆に、株価が低迷した場合には、投資家は転換せず元金の償還を求めますが、野村総研は強制転換をすれば元金の償還を減らせるというメリットが出てきます。結局のところ野村総研の株価次第なんですよね。

なんか仕組みっぽい社債ですが、幸い今回のCBは上場CBです。中途売却は他の社債と比べ格段に容易です。また、強制転換されてもその後株価が急落しない限りは大幅な損失を被ることはないでしょう。

投資判断は中立とします。信用リスクはないに等しく、流動性が高く、わずかながら金利もついていて、運が良ければ値上がり益も見込める。しかしそれでもなお、満期保有を目的とした場合の強制転換による損失のリスクは意識せざるを得ません。デフォルトしてないのに損失が発生するというのは悲しいじゃないですか。そういう意味で中立としました。

購入は野村証券を中心に各種証券会社で取り扱っているようです。興味のある方はどうぞ。

後日補記
この社債は発行中止になりました

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は98.11円、利率は3.760%となりました。先日に比べ21銭の上昇です。

シティ債が98円に戻りました!なんとリーマン・ショック以来ほぼ1年ぶりの快挙です。これまで多くの個人投資家を恐怖におとしいれてきたシティ24回債は、ここにきてようやく信用力を回復し、真っ当な社債の端に加えてもらえたというべきでしょう。

もう少し信用力が回復したら、3年3.22%で25回債を再度起債してほしいですね。待ってます。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は97.90円、利率は3.880%となりました。先週末に比べ2銭の下落です。

シティが保有しているコールセンターのベルシステム24の売却手続きが始まったようです。売却額は1000億円と少しになるとか。少しでも高値で売れるといいですね。ベル24の主力取引先はソフトバンクだそうで、なんだかこの隔離ブログとの縁を感じさせます。

ところで、民主党が勝ってしまいました。shasaiwatchは自民党に投票したのでこの結果に甚だ不服ですが、民主党が単独で絶対安定多数を確保しているため、他の変な野党によって政権運営が乱されるということはないでしょう。たとえ社民党が閣僚入りしたとしても大きな顔はできますまいて。

そういう意味で、日本が急速に崩壊するということはないでしょうが、民主党の政策には国家戦略が見えず、受けそうな政策を羅列したという印象があります。結局バラマキをやって終わりになるのではという気がします。じゃあ自民党はどうだったのかと言われればまあ確かにアレなんですが、酒を飲まなかったり、漢字を読まなかったり、創価学会のご機嫌を取らなければ真っ当な人が多い党なので、私はどちらかといえば自民党が好きです。

市場の反応も薄かったですね。ロイターのオンライン調査でもこのブログを書いている現在、「民主党政権で景気はよくなるか?」という質問に対し、「良くなる」「悪くなる」「変わらない」が拮抗しており、わずかに「悪くなる」が首位です。

政権交代自体は衝撃の出来事ですが、どうやらオバマ大統領のようにはいかない模様。うまくいかなくとも、政治家にはせめてこの国のために熱くなってほしい、そういう思いです。

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