個人向け社債ウォッチ!

個人向け社債の起債情報をウォッチするブログ。個人向け社債の購入方法に関する記事や個人向け社債のランキング、個人向け社債の利率などの記事。初心者歓迎。3年物の個人向け国債の金利推移もウォッチ

新生銀行が個人向け劣後債発行!

新生銀行が個人向け劣後債を発行することが分かりました。
ソースは新生銀行
(青線さん情報提供ありがとうございます!)

発行要項
償還期限:8年(3年経過後、繰上償還される可能性あり)
金利条件:3.40%
発行総額:50億円
社債額面:500万円
募集期間:平成21年12月1日~平成21年12月25日
格付け:BBB+

新生銀行で購入できます。新生銀行以外での購入はできません。おそらくネットか電話での申込受付になるでしょう。

投資判断は中立です。目先の利率は大変魅力的ですが、いまだに利金債が発行できない状況であること、平成21年9月中間決算で劣後債買い戻し益を計上しており、その利益が中間決算の利益を上回っていること、穴吹工務店に17億4000万円の貸出金を有し、ハーベスト・ツー信託の買い戻しのニュースが流れるなど依然として不動産関連の損失が続いていることなどを考えると、ちょっと待てという気になります。

また、shasaiwatchが適当に調べた範囲では利金債の流通利回りやCDSは分かりませんでした。下手をすると個人向け嵌め込み債かもしれません。長期優先債務よりも劣後債の方が発行条件がいいとなると、3年で繰上償還されるはずが8年間塩漬けということにもなりかねません

さらに、プレスリリースのこの文言
「多様化する個人のお客様のニーズに応えるとともに、当行グループの資本調達の多様化を図ってまいります」
なんとなく、継続発行を匂わせている気がするのは下衆の勘繰りなのでしょうか?

しかし、全て証拠のないことです。果たしてどうしてくれようか。

shasaiwatchは、ここは踊るアホウに見るアホウということで見送りにします。わずか1000口ですし、瞬間蒸発するでしょう。しばらく様子を見てもいいと思います。もちろん、買われる方はどうぞ。投資は自己責任でお願いいたします。




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東北電力が個人向け社債発行!

東北電力が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはロイター

発行要項
償還期限:4年
金利条件:未定
発行総額:100億円
社債額面:未定
募集期間:未定
格付け:未定

現在のところ、これ以外の情報を確認できていません。今週どこかで詳報が入るらしいので、その際に詳しく更新します。

後日追記
詳しく更新しました。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.65円、利率は2.890%となりました。前回更新時に比べ5銭の下落です。

イオンのCB、さっそく値下がりしてますね。イオンがあと3~4年でどうにかなるとは思いませんので、もう少し下がれば買ってもいいかもしれませんね。

いよいよ師走です。市中金利は低下している一方、CDSがワイド化するなど個人向け社債の起債環境が整ってきています。早くも東北電力と新生銀行が起債だとか。要チェックです。

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近未来通信事件と投資の難しさ

近未来通信事件は、海外逃亡中の社長以外が全員逮捕されたそうで、大変めでたいことです。残る社長の逮捕を強く待ち望みます。

しかし、近未来通信事件や平成電電事件などの金融詐欺は、我々に投資の難しさを教えてくれます。甘い話にゃ裏があるとは言いますが、甘い話に乗りたいのも人情。特にこのブログの読者は「低リスクで高利回りでほったらかしで稼げないものかなあ」と思う方が多いと思われますので、特に金融詐欺には注意が必要です。

しかし、オルタナティブ投資と金融詐欺は紙一重であることも事実です。安愚楽牧場などはいまだに真っ当な事業か詐欺か分かってないという状態です。これは、投資詐欺の多くがオルタナティブ投資と同じ形態を取っていることが挙げられます。

例えば匿名組合です。過去、平成電電など多くの金融詐欺事件の際に匿名組合が使われていますが、例えばmoneoなどのソーシャルレンディングにも匿名組合は使われています。匿名組合のほかにも、合同会社(マルチ商法のアムウェイが代表的)も経営の自由度が高いため、小口の投資に使われやすく、また詐欺の温床にもなりやすいです。

つまり、現在のオルタナティブ投資市場には、レモン市場の問題が発生しています。小さな投資会社が新しい真っ当な投資商品を開発しても、市場には詐欺商品ばかりが出回っており、同様に詐欺扱いされて売れないということが起きるわけです。中格付企業の個人向け社債でさえ、金を持ち逃げしようとしているだの、個人から金集めをするのは資金繰りが厳しいからだのという話が出るような現状です。また、FX詐欺、商品先物取引被害、未上場株詐欺などの話が後を絶たないことからも、この推測は裏付けられます。

これを解決するものは、経済学の理論的に言えばシグナリングです。具体的な手続きとしては、情報開示とモニタリング体制の整備でしょう。投資の事前説明と事後の結果報告をきちんとすること、また期中であっても投資した案件が現在どのような状態になっているのかを投資家が知れるようにすることが重要です。さらに、投資をやめたい投資家が容易に資金を回収したり、損失を限定したり出来るよう市場を整備することも重要でしょう。

近未来通信や平成電電には悪意がありましたが、悪意のない投資会社は今後、こうした点に注意して金融商品を開発して欲しいと思った次第です。

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野村HDの個人向け社債金利決定1.00%

野村ホールディングスが発行する個人向け社債の利率が判明しました。1.00%です。
ソースはロイター

発行要項
償還期限:3年
金利条件:1.00%
発行総額:200億円
社債額面:100万円
募集期間:平成21年11月26日~平成21年12月3日
格付け:A+

野村証券の単独募集です。購入できるのは野村証券のみです。

ほぼ予想通りの利率で、起債額も普通です。しかし、この利率は高金利金融機関の定期預金と思いっきり競合する金利で、同水準に日本振興、トースター、オリ信など有名どころが集結しています。各行の預金保険枠を使い切ってなおもカネ余りの方なら購入をお勧めしてもいいでしょうが、そうでない方は見送りでもいいのかなと思います。投資判断は中立です。お好きなように。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.70円、利率は2.850%となりました。前回更新時に比べ13銭の下落です。

最近どうもパソコンの調子が悪いです。今は調子いいですけど直るまで更新がおろそかになるかもしれません。DELLだからか?

ところで、以前実施した武富士の社債についてのアンケートですが、結果的に315票の投票があり、84票が「俺にも買わせろ」、192票が「10%でもいらん」(それ以外の投票はその他)でした。個人向け社債の起債も案外可能だったかもしれません。

機関投資家向けにオリックスが起債しますね。期間3年、利率3.10%のSBだそうです。大和と野村が100億円ずつ引受だとか。これは欲しいです。なんで個人向けに発売しないんだろう?

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.83円、利率は2.770%となりました。前回更新時に比べ33銭の上昇です。

シティ債がまたまた上がってきました。特にシティに何かあったわけではなさそうなので、一時的な現象かもしれません。むしろ、ブルームバーグのこの記事をみる限り、劣後債の格下げに合わせて下がる可能性もあります。

ところでこの記事。みなさんどう思われますか?亀井静香というのはつくづく旧来型の思考回路しか持っていないのだなあと感じました。

今、日本の景気が悪いのは需要が足りないからであって、決して金融が目詰まりを起こしているからではありません。むしろ世の中カネ余りで、投資対象がないというのが現状です。だからこそここのようなブログが存在しているわけで。

高度成長期やバブル期であれば金をジャンジャン供給すれば経済成長が引き起こせたかもしれませんが、今、金を供給しても国債を買うだけであって、それは地域ファンドを作っても同じことだと思います。

今、政府がするべきは介護や少子化、教育、国際競争力強化など日本社会の問題を解決するための新産業・新市場の育成であって、金融支援はそのオマケであるべきです。シティ債が99.83円まで回復しているというのに、いまだに金融の目詰まりを気にしているのでしょうか。危機から1年、いまだに資金繰りに窮している企業は本来退出すべき企業です。そんな企業を救うよりもこれからの産業を伸ばすべきです。

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コーナン商事が個人向け転換社債(CB)発行!

コーナン商事が個人向け転換社債型新株予約権付社債を発行することが分かりました。
ソースはコーナン(kenkenさん情報提供ありがとうございます!)

発行要項
償還期限:3年
金利条件:1.00%
発行総額:35億円
社債額面:100万円
発行価格:100円
募集期間:平成21年12月1日~平成21年12月3日
格付け:BBB
転換価額:11月26日~30日の間に決定
特記事項:130%コールオプション付き

購入は各種証券会社窓口で。割当先はみずほ証券:2555百万円、日興コーディアル証券:595百万円、野村・三菱UFJ証券:各175百万円です。

CBについてコメントするのはこのブログの本来の趣旨からは若干外れているような気もするのですがいかがなものなんでしょう?しかし昨今の個人向け社債の起債減少を考えると、そうも言っていられないのかもしれませんね。

閑話休題、コーナン商事の転換社債です。3年1.00%とCBにしては異常なまでに条件がいい。この時点で臭いです。なんか財務制限条項とかもついてるし。外面だけ見て、内容の精査が要るなと感じました。

で、有価証券報告書と四半期報告書を見て納得。フリー・キャッシュフローが赤字の年が過去5年間で4回あり、この8月中間決算も依然として赤字。その間、売上は年平均3.15%程度の成長であり、店舗数の増加とほぼ見合いになっています。

つまり、好況下にも関わらず、既存店舗の売上は横ばい、店舗数の拡大によって何とか売り上げ拡大を維持してきたという構造で、その結果として営業キャッシュフローの黒字が拡大する一方、投資キャッシュフローの赤字が拡大し、今に至るというわけです。今後、小売業の利益率は低下傾向が見込まれますので早期に既存店舗のテコ入れに経営資源を注がないと相当キツイでしょう。

財務内容はもっと深刻です。手元流動性がほとんどなく、多額の在庫を抱え、短期借入金や1年以内長期借入金が非常に多い。平均調達金利も2%以上ありますね。上場企業の中では高い方です。ソフトバンク同様、もともとディフェンシブな業種なので銀行がついて来るのでしょうが、コーナンはソフトバンクと違い無担保の割合が高く、事業環境が変わればどうなるか分かったものではないです。普通社債の起債であればソフトバンク並みの金利が欲しいですね。

資金使途にも問題があります。先ほど、既存店舗のテコ入れが最重要課題と言いましたが、今回のCBは全額、店舗新設のために投入されます。コーナン商事の経営体力から考えると、銀行も同じことを考えているのではないでしょうか。新店舗進出の融資を断られたコーナンは計を巡らせ、転換社債なら・・・と考えたと。そういえば今回の主幹事はコーナンのメインバンク系列のみずほ証券じゃないですか。ひょっとしてメイン銀行も一枚噛んでるのか?

という事情がなーんとなく想像できたので、投資判断は買い非推奨とさせていただきます。まあ、35億ですし、この意見に反対の方も多いでしょうし、消化できるでしょう。また、テクニカル的にも事業環境的にも、130%コール・オプションの発動ギリギリ一杯まで株価が上昇する可能性が低いこともマイナス材料として付け加えます。

shasaiwatchの予想が外れた時に大きく利益を得るのなら、株を買った方がいいと思います。コーナン株の配当利回りは今なら1.6%ありますし、業績が伸びると予想するなら、株価が低迷するリスクは考えなくてもいいでしょう?

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日立製作所が個人向け転換社債(CB)発行!

日立製作所が転換社債型新株予約権付社債を発行することが分かりました。
ソースは野村証券

償還期限:5年
金利条件:0.10%
発行総額:1000億円
社債額面:100万円
発行価格:100円
募集期間:平成21年12月11日~平成21年12月14日
格付け:A+
特記事項:130%コールオプション付き
転換価額:12月7日~10日の間に決定

話題の日立製作所です。CBの発行に合わせて4億6000万株~11億5000万株の増資も発表しています。購入方法は各種証券会社で注文です。なお、割当先は野村証券650億円、三菱UFJ・みずほ証券各100億円、大和・日興コーディアル・ゴールドマンサックス証券各50億円です。

イオンのCBの時にも書きましたが、コール・オプション条項について説明します。今回の日立の社債についている130%コール・オプション条項とは、日立製作所の株価が今回の転換社債の転換価額を30%以上上回る日が20営業日(約1ヶ月)続いた場合、日立製作所は今回の社債を一括返済することができるという条項です。一括返済されると、額面での償還になりますので損失は生じないものの、株式に転換することによる利益が得られなくなり、将来受け取れるはずの利息も受け取れなくなります。株価が一定以上上昇してコール・オプション条項に抵触しそうになったら速やかに転換して株に換えるのが利口なやり方です。

さて、条件と中身の分析です。イオンのCBに比べると条件面は大分マシですが、問題は企業。子会社が連結子会社927社、持分法適用会社166社と非常に多く、体質はぬるま湯で競争力は低下傾向。このまま没落して行ったらサムソンあたりに買収されかねません。「課長 島耕作」にも描かれているように、電機業界といえば日本の花形でした。しかし最近はガラパゴス化した国内市場で消耗戦を繰り広げ、海外で買うのはニューリッチな中国人だけという有様です。今回の増資とCB発行で得た資金を何に使い、どのようなグローバルな成長戦略を打ち出してくるのかがポイントです。

で、手取金の使途。情報通信システム・原子力発電・リチウムイオン電池を予定。なんじゃこりゃ。しかもそうした事業への投資が2600億円。この中で唯一成長性が高そうなのはリチウムイオン電池ですが、この分野への投資はわずか300億円だそうです。

ダメだ。完全に財布にされてる。潰れることはないにしても徐々に衰退するという状況から脱却できていない。少なくとも、shasaiwatchが考える日立の進むべき道とは違います。日立の四半期報告書を見ても、営業キャッシュフローは確保されている半面、過剰な設備投資が足を引っ張っており、その結果信用不安を起こして取引金融機関が回収に走っているという状況が見えます。本来やるべきことは、事業の選択と集中です。子会社を大規模にリストラし、設備投資を控え、とにかく黒字転換することが先決のはずです。

最終的な投資判断は中立とします。日本経済には二番底のリスクはあるものの、概ね回復基調にあることは間違いなく、そうした風に乗ってしまえば、日立のような非効率企業であってもそこそこ業績回復を達成してしまうものです。そうなれば株価は上昇し、現在の日立の株価水準を考えれば30%のコール・オプション発動まで行く可能性も十分にあります。コール・オプションを発動されるとまずいので、その前に転換しなければいけませんが、利益を得られる可能性も十分にあります。

倒産することはないと思います。また株価が低迷した時の損失も機会損失のみですし、予想される金利水準も都銀の5年定期と変わりありません。余り金で買うのならありかも

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.50円、利率は2.980%となりました。2日前に比べ変動ありません。

シティのCEOの役員報酬は今年も1ドルだそうです。でも、これまでに稼いだ額で一生金に困るはずはないので、不景気の時にはしょうがないですね。

一方、シティのトレーダーで5億円のボーナスを手に入れた輩もいるとか。5億円払うのは構いませんが、いくら稼いで5億円のボーナスなのかはっきりさせてほしいですね。

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武富士が社債発行。金利は何と円建て10%!!!

武富士が機関投資家向けに社債を発行することが分かりました。
ソースはロイター

アンケートを用意いたしました。適宜お答えください。
(アンケート終了しました。沢山のご意見ありがとうございました)




期間は2年程度、金利は10%を予定する等破格の社債ですが、どうやら転換社債の繰上償還請求に対応するための社債交換の募集だそうです。購入するには武富士の2018年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債が必要です。

いやはや、武富士は生き残れるのでしょうか。大手独立系高利貸しで唯一破綻していない企業だけに、行く末が注目されます。

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野村ホールディングスが個人向け社債発行!

野村ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはロイター

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.50%~1.50%(未定)
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成21年11月26日~平成21年12月3日

利率1.00%前後ですか・・・前回が1.72%、前々回が1.26%でしたね。金融危機は終わり、平時に戻りつつある様子がうかがえます。

投資判断は中立です。さほどおいしい社債とも思えませんが、かといってゴミ同然とも思えません。利率が決まるまで様子見でいいのではないでしょうか。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.50円、利率は2.980%となりました。先週末に比べ変動ありません。

今日は特に話題はありません。

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金融詐欺情報:イラクディナール投資詐欺

最近、「イラクの通貨ディナールに投資しませんか?」という詐欺が増えています。外貨に投資するという行為が普通になってきた昨今、こうした詐欺に騙される人が出てくるのも無理のないことです。

どういう詐欺かというと、イラク・ディナールの紙幣を買えば大儲けできる、といってイラク・ディナール紙幣を買わせるというものです。ちなみに、掴まされる紙幣は真札であることもあれば、偽札であることもあります。

多くのディナール詐欺は実際に為替取引が行われているように見せかけるため、買い取り価格を設定していることが多いです。詐欺の例しかし、為替レートはデタラメで手数料も法外であり、真っ当な商売とは到底言えません。

また、詐欺師のほとんどは、イラクには多くの油田があり、石油の輸出で国力が回復すればイラク・ディナール高になって儲かるという説明をするようですが、そんな保証はどこにもありません。ましてや、その時にイラク・ディナール紙幣が国際的に流通しているとも思えません。

投資詐欺の話はいつの世も後を絶ちません。既に買ってしまった方は最寄りの消費生活センターまで。

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【第9回】SBIホールディングスが個人向け社債発行!

SBIホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはSBI証券

発行要項
償還期限:1年
金利条件:1.90%
発行総額:100億円
社債額面:1万円(10万円以上1万円単位)
募集期間:平成21年11月16日~平成21年12月1日
格付け:BBB

1ヶ月ぶりの起債です。今回が第7弾の起債になりますね。定番商品です。

長期金利が急上昇していたので、今出たらあんまり人気ないだろうな~と思っていたら、ここ2日で国債増発懸念は一体なんだったのかと言わんばかりの金利急低下で、非常に旨みのある社債に化けてしまいました。もしかしてタイミングを見ていた?

投資判断は買い推奨です。定番商品の個人向け社債としては優良な部類に入ります。利率もいいですし、昨今の経済情勢を考えても、1年でSBIが潰れるとも考えにくいです。ネット証券は口座数獲得と預かり資産拡大に向けてしのぎを削っており、その広報戦略の一環としての起債と思われます。

購入は、SBI証券のみで可能です。毎回消化の速い社債なので、早めの申し込みをお勧めします。

なお、shasaiwatchは未確認ですが、前回の起債時に書いた記事のコメント欄に、SBI債を売ると手数料が3%かかるという旨のコメントがありました。もし事実なら中途売却狙いではなく、満期保有目的での購入をお勧めします。


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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.50円、利率は2.980%となりました。今週初めに比べ5銭の上昇です。

シティがスキー場経営から撤退するそうです。金融とスキーにどういう関係があるのか不明ですが、スキーは金融とはかけ離れたところにあるというのは分かります。そりゃあ公的資金も入るわ。

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イオンが個人向け転換社債発行!

イオンが個人向けCBを発行することが分かりました。2本建てです。
ソースは野村証券

3年債発行要項
償還期限:3年
金利条件:無利息
発行総額:500億円
社債額面:100万円
発行価格:102.5円
募集期間:平成21年11月11日~平成21年11月20~24日のいずれか
格付け:A-
特記事項:120%コールオプション付き

引受は野村255億、みずほ80億、大和証券80億、日興コーディアル50億、岡三25億、三菱UFJ10億。

詐欺のような社債です。投資判断は買い非推奨です。

まず、発行価格が102.5円という点について。このCBは額面100万円ですが、購入するには100万円あたり102万5000円かかります。一方、無利息なので満期償還された場合、100万円しか戻って来ず、損失が生じます。

次に、120%コール・オプション条項について。120%コール・オプション条項とは、今回の場合には、イオンの株価が20日営業日、つまり約1ヵ月間にわたってあらかじめ定められた株価を20%以上上回った場合、イオンはこの社債を繰り上げ償還できるという条項です。繰り上げ償還の際には100円で償還されるため、やはり損失が生じます。

つまり、この社債で利益を出そうと思ったら、イオンの株価が一定上昇した時点でCBを株式に転換し、即座に売り抜ける必要があります。もしも株価上昇のタイミングを逃したり、あるいはイオンの株価が低迷した場合には、間違いなく損失が出ることになります。

こういう社債を個人向けに販売するなんて、イオンはいったいどういう神経をしているんでしょう?野村証券もこのような起債を認めるなど・・・いや、野村はこういうことをやりますね。野村ですから。

とにかく、購入はやめるべきです。唯一の救いは上場CBになるという点です。購入するならば上場後に、満期償還されたとしても十分旨みがあると言える水準まで価格が下がったタイミングで購入するべきです。

4年債発行要項
償還期限:4年
金利条件:0.3%
発行総額:500億円
社債額面:100万円
発行価格:102.5円
募集期間:平成21年11月11日~平成21年11月20~24日のいずれか
格付け:A-

引受は野村255億、みずほ80億、大和証券80億、日興コーディアル50億、岡三25億、三菱UFJ10億。3年債と同じですね。

4年債の方も投資判断は買い非推奨です。しかし、わずかながら金利がつき、120%コール・オプションがついていない分、3年債よりはマシと言えるでしょう。120%コールオプションがないため、イオン株が高騰した際に青天井で利益を得ることが出来ます。しかしながら、発行価格が102.5円であるため3年債同様、イオン株が一定の水準に達しなかった場合は間違いなく損失が出るCBであることは変わりはありません。こちらも上場しますので、価格が下がったところで買うべきです。

イオンは近年、景気後退や出店戦略のまずさにより、株価が下落しています。そして昨今の外部環境を考えると、ベストプライス以外の新機軸を打ち出すことが出来ておらず、日経平均並みの株価推移となることが見込まれます。一時期調子がよかったのですが、最近はどうもイマイチですね。ヒートファクトとかいうユニクロのバッタもんなんか売り出して、経営にキレがないです。

個人向け社債投資のベテランの方は上記のような話はもはや釈迦に説法でしょうが、初心者の方はこうした金融商品に引っかかりがちです。個人向け社債が流行しているからといって飛びつかず、いい商品が出るのを待ちましょう。新生銀行の2週間0.4%定期もあるわけですし。しかし発行価格102.5円とは恐れ入りました。102.5円で売るというのは102.5円出してでも買いたいと思わせる商品でないと。

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【アンケート】個人向け国債、金利いくらなら買いたい?

個人向け国債が不人気だそうです。もっともだと思います。利回りが低すぎて買う気になれません。

じゃあ、いくらなら買ってもいいと思いますか?皆さんのご意見をお聞かせください。5年固定の個人向け国債の利率についてお伺いします。投票は1日1票までです。1ヶ月程度を目途に、結果を公表したいと思います。たくさんの人のご意見お待ちしております。

(投票は締め切りました。結果発表はこちら



Quickvoter



Q.個人向け国債(5年固定)の利率がいくら以上なら買いたいですか?



0.40%以上なら
0.60%以上なら
0.80%以上なら
1.00%以上なら
1.20%以上なら
1.40%以上なら
1.60%以上なら
1.80%以上なら
2.00%以上なら
日本国債は買いたくない!





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四国電力が個人向け社債発行!利率0.50%!?

四国銀行が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.50%
発行総額:100億円
社債額面:10万円
募集期間:平成21年11月10日~平成21年11月24日
格付け:AA+

投資判断は買い非推奨です。新生銀行の2週間0.40%を自動継続する方がマシだと思います。同じ3年という年限で見ても定期預金でこの社債の金利を上回る利率を提供する銀行が16行あり、資産額1億6000万円以下の人には用無しの社債ではないかと思われます。

まあ、潰れることはないので買っても損失は出ませんが、SBI証券を筆頭にネット証券が次々高金利の個人向け社債を出す中、買うと資金が固定化し、こうした社債を買い損ねる可能性があります。

電力債は個人向け国債と同様、市場金利が高騰した際が狙い目だと思います。まだ早い。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.45円、利率は3.010%となりました。先週末に比べ変動ありません。

いい社債、出ないですね・・・
最近、国債増発懸念から金利上昇が見られますが、悪いこととは知りつつも個人向け国債に関心が向いたりして。しかし、市場では懸念懸念と言われながらも、個人向け国債を買ってやろうと思うほどまだ国債の利率は上がってなかったりします。

どうしたものでしょうねえ。そろそろ金融危機開始直後に1年物定期にしたやつが満期になるんですが・・・

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27回、29回ソフトバンク社債のその後―大丈夫なまま?

ソフトバンクの社債、買われた方は多いと思いますが、その後どうお過ごしでしょうか。27回債の時には「社債なんて買わず株を買った方がマシ」という意見がありましたが、現時点でその発言は正しかったことが証明されてしまいました。

株価の上昇が社債を購入して得られる金利を上回っています。あの時リスクを取っておけば今頃元本とキャピタルゲインを受け取って冬スキーの計画など立てていたのにと今更悔やんでも遅いです。

しかし、それはソフトバンク側にも言えることで、今思えば社債発行よりも増資の方が有利でした。まあ、お互いバカ同士ということで仲良くしましょう。

さて、その後のソフトバンクですが、今回の半期決算は大幅な増益だそうで、大変めでたいことです。しかし、決算内容を細かく見ていくと、結構腹の立つところがあります。

まず、有利子負債ゼロ計画です。前回の決算から半期決算までの半年間でソフトバンクの有利子負債は520億円減少しています。しかし、有利子負債はそもそも2兆4000億円あったので、6年間でゼロにするためには半年間では2000億円減らす必要があります。無借金までは今のペースでは23年かかります。到底達成できないwww しかも、その計画について、さらっと触れるだけで中身についてほとんど言及がないという、そもそも経営方針の報告書としてどうかという書類になっています。

また、売上総利益が妙に増えているのも気になるところです。粉飾決算とまではいかなくとも、何らかの利益操作が(おそらく携帯電話事業で売上の前倒し計上が)行われているのではないかと見られます。業績自体は安定している企業ですが、金融危機からいまだ傷が癒えぬ金融業界から資金を引き出すためには必要な措置だったのかもしれません。合法の範囲なら

もっとも、shasaiwatchはソフトバンクが無借金経営を目指すという方針さえ変えなければ昨年並みの収益力であれば問題ないと思っていますし、推測される利益操作を差し引くとソフトバンクの半期決算の利益は昨年並みの収益力になります。昨年の決算まで粉飾されていたとなればもはや救うすべなしですが、資金調達自体は現在のところ問題なく行われており、今すぐ緊急事態になる可能性は低いものと思われます。

利益操作の反動で、来季のソフトバンクの業績は少し低迷するかもしれません。それまでにまた起債があるのではないかな?と個人的には思っています。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.45円、利率は3.010%となりました。前回更新時に比べ2銭の上昇です。

シティは傘下の保険会社を売却するようです。証券・商品・保険と非中核事業をどんどん売却していきますね。そういえばコールセンターのベルシステム24も売却先が決まったとか。株主にとっては賛否両論あるでしょうが、我々社債投資家にとってはいいニュースです。

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四国電力が個人向け社債発行!・・・か?

四国電力が個人向け社債を起債する可能性があることが分かりました。
ソースはロイター

残念ながら、ロイター以外のソースを見つけることができませんでした。四国電力のHPにもまだ掲載されていないし、EDINETへの掲載もまだです。ロイターの飛ばしかもしれません。

電力債だし金利安いんだろうなあ・・・

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.44円、利率は3.010%となりました。先日に比べ2銭の上昇です。

ブルームバーグの記事によると、シティのCDS(5年物)は現在、205bpだとか。ということはシティ24回債ホルダーはCDSを買えばカウンターパーティーリスクを除けば間違いなく儲かるというわけです。もっとも、個人でCDSが買えるならば、ですが。

しかし、シティ債の利率が11%とかだった頃に買った人は笑いが止まらないでしょうねえ。もしそういう肝の据わった方がいらっしゃったらコメントください。

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ロプロ終了のお知らせ

ロプロが会社更生法で逝ってしまいました。世界経済的には同じノンバンクの米CITの破産法申請の方がインパクトが大きいのでしょうが、SFCG、アイフルに続いて過払金返還問題で上場企業がまた1社倒産してしまいました。

SFCGは最後まで犯罪企業でしたが、最近のロプロはどうなんでしょう。報道された時は負債総額220億円だったのが、過払金返還債務を含めると最大2500億円まで拡大するとか。

サラ金、街金、闇金の何が問題だったかと言えば、金利ではなく取り立てだったはずです。表の金融業界でいえば、目玉売れ腎臓売れ、おもちゃ手形と公正証書などの著しく不公正な取り立てが、闇金でいえば人身売買や過酷な取り立てが問題になっていたのであって、金利については債務者のリスクや社会の情勢に応じて決定されるべきものです。

例えばアイスランドでは政策金利が18%です(だったはず)。もしも日本の利息制限法が適用されると、100万円以上の場合、利息制限法違反、10万円以上でギリギリ、10万円未満でも上限20%と比べるとわずかな差です。この状況ではコールマネー以外の取引は成立せず、10万円未満の小口金融ですら、国またはAAA格の企業以外は成立しないでしょう。

また、ジンバブエのようなハイパーインフレの国では公定歩合が10000%です。これは、トイチの複利でやっと追い付くレベルの金利であり、実際には1日で2倍などの信じられないインフレが進んでいました。ジンバブエでは萬田はんもウシジマ君もインフレ率に負けて破産確実でしょう。

日本でも一昨年から昨年にかけて企業物価指数が急騰しました。企業物価指数が急騰している時には、企業は高利でもいいから借金をして原料在庫を積み上げようとします。企業物価指数の上昇が大きければ大きいほど、高金利でもいいから借りたいという人が増えます。その時、低金利社会を前提にしていると、金融システムそのものが崩壊します。

規制すべきは取り立てであって、金利ではありません。

閑話休題、ロプロの話題でした。現在、スポンサー探しが行われているようで、Jトラストの名前が挙がっています。高利貸し界のハゲタカファンドなら、ロプロを再生することも可能かもしれません。

ロプロが倒れた結果、高利貸し業界で残った独立系は武富士のみです。ここも収益力は回復してきているものの信用不安が広がっており、1年物のCDSは6000bp内外です。果たしてどうなることやら。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.42円、利率は3.020%となりました。先日に比べ変動ありません。

半期決算の発表シーズンということもあって社債の起債そのものが少ないですね。shasaiwatchは株も少しやりますが、毎度のことながら大損(というよりも、塩漬け株の含み損が拡大している)です。

見切り売りして社債に投入した方がいいかもしれませんね。

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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は99.42円、利率は3.020%となりました。前回更新時に比べ18銭の下落です。

シティ債の利率がまた3%台に戻ってしまいました。それもこれも100億ドルの繰延税金資産の取り崩しが必要などとほざく輩が出てきたせいです。

言っている輩とは、ロバート・ウィレンズとかいうアメリカの大学教授だそうで、一応向こうでは有名な会計学の教授らしいです。

そもそも、繰延税金資産とは、「本来、損失処理すべきだけど税法上損金処理できず支払った税金を、費用に計上せず資産として計上しておいてその損失が税法上認められるようになったら取り崩そう」というものです。

しかし、繰延税金資産を計上するためには、将来において十分な利益が計上できる見込みがあることが前提で、その前提が達成できなければ繰延税金資産の計上は認められません。また、将来において十分な利益が達成できないとなれば、達成できない分の繰延税金資産は取り崩す必要があります。

つまり、シティに繰延税金資産を取り崩す必要があるということは、シティは将来において今発生している損失を取り返すほど利益を出すことができないということを意味します。

記事によるとシティの繰延税金資産は380億ドルだそうで、そのうち、資産性がない、すなわち将来においてシティはそれだけ稼ぐことができないと思われる資産が100億ドルあるという主張をこのロバート・ウィレンズ教授はしているわけです。

将来の利益に基づく繰延税金資産の資産性はそのテーマだけで本が何冊も書けるような代物で、そのくせ銀行にとっては自己資本規制の関係から非常に重要な資産であるという、大変面倒くさい勘定科目です。UFJ銀行がこれをめぐって金融庁と大ゲンカをし、結局負けて三菱が吸収したのは記憶に新しいところです。

shasaiwatchはアメリカの税法に詳しいわけではないので大口を叩くのは避けたいですが、既にシティには公的資金が入っており、100億ドルの追加損失が発生したとしてもシティの経営そのものに大きな影響はないはずです。別に現金が失われるわけでもないので、キャッシュフローにも影響しません。シティ債の償還が危ぶまれるほどの事態にはならないのではないかと思われます。

まあ、損失が出るというのは気持ちのいいものではないですけどね。

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