個人向け社債ウォッチ!

個人向け社債の起債情報をウォッチするブログ。個人向け社債の購入方法に関する記事や個人向け社債のランキング、個人向け社債の利率などの記事。初心者歓迎。3年物の個人向け国債の金利推移もウォッチ

日本国債の格下げがマジ警告すぎる件

当ブログの累計コメント数が3000を超えました。皆様の支持があってこその当ブログです。たいへんありがとうございます。

さて、スタンダード・アンド・プアーズが日本国債を格下げし、AAからAA-としました。それにあわせて日本政策金融公庫を筆頭に政府関係法人債、東京都を筆頭に地方債も軒並み格下げされています。

マスコミはこれを「財政悪化を懸念」などと報じていますが、S&Pは絶望的なコメントをしています。要旨はこんな感じです。

================================================================================
日本の政府債務比率は2020年半ばまで上昇し続け、少なくともあと3年間は40兆円の国債を発行し続ける。少子高齢化のため中期的な日本の経済成長率は1%にとどまるほか、社会保障費が増加し続けるため、小泉改革規模の改革を実施しても社会保障費は現状並みの水準が続き、しなければ一層増加する。

民主党政権には財政再建に対する戦略が欠けており、社会保障制度と消費税を一体で改革すると主張しているが、これによって財政再建が出来る可能性は低いし、そもそも今年の予算案が通るかどうかすら怪しい。それでも日本の格付けがAA-なのは、対外純資産が多く、金融システムが比較的強固で、経済が多様化しており、日本円が国際通貨として認められているおかげである。

小泉改革並みの改革を実施し、財政再建への見通しが立てば格上げも検討するが、今以上のばら撒きをするのならば今以上に格下げする。
================================================================================

要は、社会保障費を大幅にカットし、消費税を増税し、年金に対する国民の不安を取り去り、少子化対策に取り組まないと日本の未来はないということです。今の少子化担当大臣は与謝野馨で、前回の内閣改造でようやく「オンナでも大臣になれるんだよポスト」から脱却しましたが、そもそも菅内閣が信頼されていない中、果たしてどうなることやら。なんか次の選挙でまたぞろオンナを大臣に据えそうな気がします。

社会保障費もどうでしょう。何しろ受益者の方が票になる社会ですから選挙の事を考えると改革は難しそうです。年金も果たして改革可能なのでしょうか?年金は賦課方式を取っているため、年金資産は現在、国民一人当たり75万円しかありません。簡単に積立方式に移行すると大混乱を招くでしょう。消費税もセンシティブな問題ですからね。しかもセンセーショナルに「財務省の陰謀」を言い立てる輩も最近増えてきました。過去10年間、将来消費税を増税することを引き当てにばら撒きを行ってきたことについてどうコメントするつもりなんでしょう。

いずれにしても、日本の将来は決して予断を許さない状態にあります。我々社債投資家もこのことをゆめゆめ忘れないようにしましょう。

PageTop

韓国輸出入銀行が個人向け社債発行!

韓国輸出入銀行が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年
金利条件:1.00%~1.15%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成23年2月2日~平成23年2月16日
格付け:A+

かんこくゆしゅつにゅうぎんこう・・・この銀行の存在を知っている人はいるのでしょうか?一応調べてみたところ、日本で言えば国際協力銀行に該当する政府出資の金融機関のようですが、全然わかんない。ようやくホームページを見つけたものの、ハングルは読めねえよ。英語で書かれたアニュアルレポートをどうにかこうにか発見しましたが、財務内容が簡単に書かれすぎで分析のしようがない。

ここは、よく分からないものに投資するなという原則を適用し、投資判断は買い非推奨とします。ハングルが読める人は自分で当社のホームページから財務内容を探してきて自分で分析して自分で判断してください。サムライ債がブームだからって財務内容が理解できないところの社債は買えないですね。

PageTop

仕組み債は買い非推奨、ほか

定期的に話題が出るので定期的に書きますが、shasaiwatchは仕組み債は原則、買い非推奨だと思っています。ていうか大嫌いです。

仕組み債は一般の社債に比べ、高格付け・高利回りであることが多く、大変魅力的です。しかし、極端に有利な金融商品というものはありません。よく見える金融商品には必ず何か落とし穴があります。

仕組み債がなぜ高格付け・高利回りを達成できるかというと、仕組み債に組み込まれたデリバティブにあります。よくあるパターンとしては、「日経平均が○○円を下回ったら日経平均に連動した金額で償還」「豪ドルのレートがいくらいくらになったら含み損を抱えた豪ドルで償還」「南アフリカランドのレートがいくら以上になったら額面の100%で早期償還」などといった特約条項がついているものが挙げられます。これが落とし穴です。

こうしたデリバティブを分析すると、「オプションの売り」であることがほとんどです。オプションの売りは、普段は安定して利益を上げられる半面、何かがあった時には損失が桁違いに膨らむことがほとんどで、素人が手を出してはいけない危険な金融商品です。本来はある程度信用力のある金融機関が慎重にリスクを見極めながら取引するものであり、オプションの売りを組み込んだ金融商品を、よく分かっていない個人に販売することは厳重に規制すべきです。

「何かがあった時」ってそんなもんねーよと言う方もいるでしょうが、現在中小企業が銀行に半ば押しつけられたデリバティブで次々倒産しているのをご存じないのでしょうか。買った中小企業の経営者も嵌め込んだ銀行員も「こんなに円高が進むなんてねーよ」と思っていました。多少為替が動いても会社で吸収できる損失だと思っていました。ところがごらんの有様だよ!!!

まあ、そうしたデリバティブを組み込むことでリスクを上げ、それに見合う(または見合わない)リターンを投資家に渡しているというのが仕組み債という金融商品です。これを見極めるならば、オプション部分の価格を計算し、それを勘案した上でその利率が妥当か判断する必要があります。出来る人以外は買うべきではありませんし、そういうリスクを評価できる人が買っているという話は聞きませんので、おそらくそういう社債なんでしょう。

ところで、最近多かった社債詐欺ですが、どうやら詐取された資金の一部は北朝鮮に流れたとか。金融を知らないと犯罪国家の片棒を担がされることもあるわけです。しっかりした金融知識を付ける必要がありますね。ほんとに。================================================================================
本記事は、都市綜研インベストメントバンク株式会社からの要請により当初記事から一部改変されています。経緯については、こちらの記事をご参照ください。

PageTop

【ジャパンマネー】RBSが個人向け社債発行!【おかわり】

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ピーエルシーがまた個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースは日興コーディアル証券

発行要項
償還期限:4年
金利条件:1.40%~1.70%(1月31日条件決定)
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成23年2月3日~平成23年2月21日
格付け:A+

昨年12月に前回発行を決めた時と条件が同じで、変わったところは起債額のみ。こういう節操のない起債をするところはshasaiwatchはあまり好きではありません。特に、最近RBSは欧州金融危機の影響から信用力が低下してきており、こういうところがチョコチョコと起債するというのは決して好ましい兆候ではありません。ましてや、昨年のステップアップ債から都合3回目の起債です。いい加減「欧州で起債できなくなったから日本でサムライ債を起債してるんだ」とかいう声が聞こえてくる頃です。

本来、必要な金額をきちんと見極めて調達を行い、しょっちゅう資金調達をしないのが健全な姿です。

しかし一方で、RBSにはいいニュースもあります。英国政府は現在、RBSに「不良債権保証プログラム」を適用し、RBSを保護していますが、徐々に危機から脱しつつあるとのことで早期にこのプログラムを終了させるという協議が英政府とRBSとの間で行われているとのことです。これが事実ならば、RBSには英政府の保護がなくともやっていけるだけの経営体力がついてきたという証拠です。

どうしたもんでしょう。そこまで信用リスクに敏感になる必要もないとは思いますが、個人的にはもうRBSはお腹一杯ですので、投資判断は中立とします。これまで買いそびれた方はどうぞ。既に買っている方は敢えて追加する必要はないんじゃないでしょうか。

今回も日興コーディアル証券がネット販売するようです。個人向け社債のネット販売がもっと広がるといいですね。

PageTop

新生銀行が劣後債の期限前償還を見送り

ロイターの記事によると、新生銀行がユーロ建て劣後債の期限前償還を見送ったそうです。10億ユーロ発行され、既に買入や交換等で8億ユーロ程度を消却しているそうです。

現在の金利が3.75%で、期限前償還しなかった場合の金利が3カ月物EURIBOR+1.95%らしいので、確かに金利は下がりますが、それでも3%ほどの金利を払うことになります。5年債は起債できないの?と思って調べてみると、長期信用債は現在、2年半で1.7%程度。

う~ん。2億ユーロぐらいなんだし、SBI債みたいに短期高金利の普通社債を個人向けに発行して、徐々に残高を減らしていけばいいんじゃない?と思ったのはshasaiwatchだけでしょうか。それともどこの証券会社からも引受を断られているのでしょうか。

劣後債の期限前償還見送りと言えば、みずほ銀行が金融危機のさなかに劣後債の期限前償還見送りを発表し、マジみずほヤベえと騒がれたことがありました。あれから随分時間が経ちますが、新生銀行は依然として当時のみずほ銀行と同じ状態といえるでしょう。

一時のことを思えばだいぶ信用力が改善してきた新生銀行ですが、それでもまだまだ再建への道は遠そうです。果たしてどうなることやら。

PageTop

中央商銀信用組合の危険性

コメント欄で中央商銀信用組合の話が出ていましたので、少し調べたところ驚愕の事実が判明しました。

ここは不良債権比率が33.79%もあります(2010年9月中間決算時点)。
韓国系だからじゃねえの?と思って調べたところ、同じく韓国系のあすか信用組合が10.98%、近畿産業信用組合が8.06%ですからかなり高い。北朝鮮系でも京滋信用組合や朝銀西信用組合などを調べましたが、近畿産業信用組合を下回る不良債権比率でした。

結局、朝銀・商銀といえども実際には不良債権処理を進めていたわけで、その中で33%というのは異常な数字なわけです。しかもディスクロージャー誌では担保と保証で3分の2は保全されているような書き方をしていますが、だったらさっさと回収すればいい話です。それでも10%ほど不良債権が残る計算ですが。

しかも近年、5億円の預金を騙し取る事件が発生したりフロント企業に融資したりとある意味日本振興銀行以上のひどい金融機関と化しています。ピンとこないかもしれませんが、ここの融資残高は500億円ちょっとですから、いかにとんでもない事件かというのが分かると思います。

しかも、融資残高はここ半年で10%減、正常債権は12%減となっており、この減り方にも何かを感じざるを得ません。極めつけはホームページのこれ。

•融資保証金詐欺について
被害に遭われないようご注意ください。


もうね。腹抱えて笑いましたよ。ありえねえ。投資判断は預け入れ非推奨です。預金保険機構にも捨てられるんじゃね?

PageTop

バークレイズ・バンク・ピーエルシーが個人向け社債発行!

バークレイズ銀行が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:6年
金利条件:0.82%
発行総額:160億円
社債額面:100万円
募集期間:平成23年1月24日~平成23年2月4日
格付け:AA-

バークレイズのサムライ債です。前回は昨年10月の発行でした。SBI債ほどのインパクトはないものの、高格付け債で結構頻繁に発行される社債なのでバランスを取るには向いています。

ところでこの社債、これまではSMBCフレンド証券と三井住友銀行が販売していましたが、SMBCフレンド証券の銀証連携事業が日興に吸収分割されたことにより、今回からは日興コーディアルと三井住友銀行が販売という形態に変わります。SMBCフレンド証券に口座のあった方の残高は原則、日興コーディアル証券に移管されるようです。

閑話休題、社債の中身ですが、信用力には問題のない社債と言えます。検討すべきは6年という期間です。これまで5年債だったのが今回から6年債。いかにも長い。長いとどうしても「あと数年で日本の公的債務が悲惨な事になる」とか「今年は金利上昇が予想されている」とかそういうことが想起されてしまいます。ちょっと二の足を踏むかなという感じ。金利も決して高い!というわけでもないし。

投資判断は中立とします。お好みでどうぞ。

PageTop

驚きと感謝

SBI債が55分で売り切れるという驚きの事態が発生した結果、当ブログへのアクセスが急増し、これまでのアクセス記録を大幅に更新しました。アクセス解析にこれまで見たこともないようなアクセス数があり、大変驚きました。当ブログをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

また、SBI債を扱った記事で初めて、1本の記事にコメントが100以上つくという記録を達成しました。こちらも空前の事態です。大変ありがとうございました。

ところで、金利の先高観を受けて起債が相次ぎ、個人向け社債市場も社債祭りの様相を呈していますが、そんな中shasaiwatchはいくら買い込んだのか気になる方もいらっしゃるかと思います。ぢつは今回、shasaiwatchは現時点で何も買っていません。年末、とある事情で手元現金に底が尽き、SBI債だけはと思っていたらこの狂騒。しくじりました。

今はSBIのために残しておいた資金をどうするか考え中です。RBSか、日経平均ETFか。RBSはステップアップ債買っちゃったし、またってのもなあという気分ですが、日経平均ETFは何しろこの政局です。企業がどれだけ頑張っても政治が足を引っ張る。逆にここは気分を変えて、個人向け社債のネット販売に参入した楽天証券で遊んでみるのもいいかもしれません。

PageTop

東武鉄道が個人向け社債発行!

東武鉄道が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.60%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成23年1月14日~平成23年1月31日
格付け:BBB+

ちなみに愛称は東武スカイツリーボンドだそうであ゛~?世間様が金利上昇だネット販売だと言って盛り上がってるところにこれだと?機関投資家に販売してスカイツリーが見れる特典は機関投資家への接待に使った方がよほどマシです。いくら鉄道債だからといっても、今の勢いでこれはないです。

投資判断は買い非推奨です。関西アーバン銀行のネット定期の方が預金保険が付くだけオトクだと思います。

PageTop

【楽天はまだある】オリックスの個人向け社債金利決定1.04%

オリックスが発行する個人向け社債の利率が決まりました。1.04%です。
ソースは楽天証券

発行要項
償還期限:5年
金利条件:1.04%(1月12日条件決定)
発行総額:500億円
社債額面:100万円
募集期間:平成23年1月13日~平成23年1月26日
格付け:A

さて、前回投資判断は買い非推奨と言っていたにも関わらず、SBIで瞬間蒸発したという情報が流れたオリックス債です。きっと「SBI買えなかった→オリックスでいいや」という流れなんでしょうが、それはある意味罠に引っ掛かっていると言えます。

しかし、SBIのみならず、楽天証券までもがネット販売に参入し、オリックス債を売っているというのは注目すべき事実です。しかし、EDINETの情報では、楽天証券は引受証券会社に入っていません。おそらく他の証券会社が引き受けた社債を楽天が委託販売のような形で売っているものと思われます。いきなり引き受けたりしないところに「もし売れなくて引き受ける羽目になったらどうしよう。オリックスだし」という腰の引けた態度が見られます。

楽天証券の参入でこれまで個人向け社債のネット販売を事実上独占してきたSBI証券は窮地に立たされました。せっかく拓いたブルー・オーシャンも徐々に赤く染まっていく、その日が来たのです。しかし、我々個人投資家にとっては逆に大変ありがたい話で、ここは当然、楽天証券にも口座開設して待機でしょう。ますますネット銀行とネット証券に依存するようになりますね。


PageTop

2010年、個人向け社債ベストディール結果発表!1位は・・・

昨年末から実施していた「2010年の個人向け社債ベストディールを決めよう」アンケートですが、今般、投票を締め切り、結果を発表したいと思います。沢山の投票をいただき誠にありがとうございました。

それでは早速、2010年個人向け社債ランキングでもある、ベストディールを発表いたします!

結果発表
総投票数 932票
1位 SBIホールディングス債(計6回発行)(434票、47%)
2位 オリックス債(1月発行)(317票、34%)
3位 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド債(10月発行)(68票、7%)
4位 マツモトキヨシホールディングス転換社債(8月発行)(36票、4%)
5位 ソフトバンク債(9月発行)(26票、3%)
6位 ユナイテッド・アーバン投資法人債(12月発行)(17票、2%)
7位 ゴールドマン・サックス債(12月発行)(13票、1%)
8位 エルピーダメモリ転換社債(10月発行)(8票、1%)
9位 山口フィナンシャルグループ劣後債(8月発行)(6票、1%)
最下位 テンプホールディングス転換社債(3月発行)(1票、0%)


SBI債が見事、2010年のベストディールに輝きました!短期・高金利・ネット販売で断続的に発行し、投資家に多大な利益をもたらした点が評価されたものと思われます。2011年に入っても早々に起債の情報があるSBI債、今年も目が離せません。

2位にはオリックス債が入りました。金融危機の余波が残る中高金利で起債し、その後の社債価格の値上がりによって投資家に利益をもたらした点が評価されたものと思われます。昨年最も多くの個人向け社債を起債したオリックス、2011年最初の起債も既に情報が入ってきておりますが、金利が随分下がりました。今年はどうでしょうか。

3位に入ったのはRBSのステップアップ債です。早期償還条項がついており、実質的な短期高金利運用が可能になりそうということでのランクインでしょう。こちらも2011年早々に新たに個人向け社債を起債します。

また上記のランキングには、「それ以外」に投票された方も6名いらっしゃいます。どの個人向け社債をベストディールと考えていらっしゃったのでしょうか。発行体や引受証券会社の皆様には、SBI債を超えろを合言葉に今年も素晴らしい個人向け社債を発行していただければと思います。重ねて申し上げますが、沢山の投票、誠にありがとうございました!!!

PageTop

SBIホールディングスが個人向け社債発行!

SBIホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET(みらこさん情報提供ありがとうございます!)



発行要項
償還期限:1年
金利条件:1.86%
発行総額:100億円
社債額面:10万円以上1万円単位
募集期間:平成23年1月12日~平成23年1月19日
格付け:BBB

SBI債キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
毎回、瞬間蒸発することで有名なSBI債が出ました。いきなり募集を開始して気付いた人が集中購入し、瞬間蒸発するということが最近続いていましたが、今回は久々に金曜日にEDINETに掲示され、来週水曜日に募集開始となります。ただ、まだSBIのサイトで告知はなされていないようで、EDINETとこのブログを凝視している人だけが先回りして口座に資金を入れておけるというわけです。

SBIホールディングスは有利子負債のほとんどがこのSBI債で構成されています。よほど信用がないのか、預かり資産が増えて資金調達も出来て、しかもSBI証券に売らせるので連結では手数料が不要という状況がよほどうれしいのか、継続的に発行してきています。財政状況は、正直それほどいいとは言えませんが、倒産の危機が迫ってきているとも言えない状態です。もともと信用力のある社債ではないので、購入の都度、最新の経営実績を見て決断したいですね。

今回の投資判断は買い推奨とします。とりあえず1年で潰れることはないでしょう。SBI証券が独占販売しますので、まだ口座を持っていない人はSBI証券に口座を作っておき、あらかじめ買いたい金額を入金した上で、発行情報を継続的に追いかけましょう。今回の購入は無理でも、次回があります。

PageTop

今月の個人向け3年国債の利率

201101.jpg
今月の個人向け3年国債の金利は0.22%となりました。先月に比べ0.01%の上昇です。

野村MMFの運用実績も上がってきましたが、わずかながらスプレッドも広がっており、中期の金利上昇が顕著だということが分かります。

ところで、我々が常識だと思っていたことが、いつの間にか変わっていて驚くことがあります。shasaiwatchはこれまで、原油の生産量はサウジアラビアが世界一だと信じ込んでいたのですが、日経新聞によれば、2009年からはロシアが世界一になっていたそうです。他にも、いつの間にかアメリカの人口が3億人を超えていたり、キングカメハメハがリーディングサイアーになっていたりするのです。サンデーサイレンス全盛時代に競馬にはまって、ここ数年競馬から関心を失っていたらこの有様です。マル父という概念も無くなってるし。

投資の世界でも同じで、昔は「早耳筋の買い(売り)観測」なんてのが当たり前のようにありましたが、今は下手すりゃインサイダー取引で捕まります。情報というのは常に最新のものを仕入れておかないと、すぐに古臭くなるのだなあと痛感した次第です。

PageTop

オリックスが個人向け社債発行!

オリックスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:5年
金利条件:0.55%~1.55%(1月12日条件決定)
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成23年1月13日~平成23年1月26日
格付け:未定

昨年、最も個人向け社債を発行した企業として知られるオリックスですが、今年も新年から突っ走るつもりのようです。しかし、この人を馬鹿にした金利はなんなんでしょう?同じ5年なら昨年末にゴールドマン・サックスが1.20%で起債して不人気でした。RBSは4年で1.58%です。SBIが1年1.86%で起債するという噂も流れています。オリックスはそこまで信用ある発行体でしたっけ?もともと「ヤバいけど頑張ってるし何だかんだ言って返してくるよね。金利もいいし」がオリックスの良さだったはずです。金利をケチるオリックスなんてオリックスじゃないです。

投資判断は買い非推奨ですが、SBI証券がネットで販売するということは頭に入れておきたいです。今年は個人向け国債や定期預金の大量償還がある年でもあり、個人向け社債は需要がかなりありそうです。それをにらんでネットで個人向け社債を販売する証券会社が増えるとshasaiwatchは予想しています。

RBS債をネット販売する日興コーディアル証券は、今回はネット販売はしないようです。大変残念です。

PageTop

小田急電鉄の個人向け社債金利決定0.39%

小田急電鉄が発行する個人向け社債の利率が決まりました。0.39%です。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.39%
発行総額:150億円
社債額面:100万円
募集期間:平成23年1月11日~平成23年1月27日
格付け:AA-

今年は、株価や金利の上昇が見込まれています。とはいっても、あまり金利が上がると今度は国債デフォルトの問題が浮上するのでいずれも極端に上がることはないでしょう。それでもここ3ヶ月ぐらいは金利上昇局面で、いい社債がどんどん起債される次期です。

そんな時期に、この金利で起債しようってどういう根性なんでしょう?抽選でもらえる小田急グループホテルペア宿泊券の方が金利よりも価値があるというのも納得できません。なんか騙されてる気分です。せっかくなので懸賞はどのくらい社債の価値を引き上げているかについて考えてみました。

ペア宿泊券の価値を4万円と仮定し、商品券と合わせて期待値を計算し、それを金利に換算すると、ペア宿泊券が150名、1万円商品券が300名、5000円商品券が600名なので、大体0.025%ぐらい。マジありえねー

投資判断は買い非推奨です。小田急電鉄によほど義理のある人(小田急線に飛び降り自殺しようとしていた時に小田急の偉いさんに話を聞いてもらって希望を見つけたとか、ゴルゴ13に狙撃されたけど胸ポケットの小田急電車のおもちゃに命を救われたとか)以外はいらない社債ですね。

PageTop

小田急電鉄が個人向け社債発行!

小田急電鉄が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.17%~0.57%(1月7日条件決定)
発行総額:150億円
社債額面:未定
募集期間:平成23年1月11日~平成23年1月27日
格付け:未定

前回、0.31%で起債して顰蹙を買った小田急電鉄ですが、今年も全く懲りていないようで0.37%程度の起債です。毎回、抽選で宿泊券をプレゼントしている小田急ですが、宿泊券の価値の方が金利よりもはるかに高く、金利と思うよりは宿泊券の抽選に外れた方への参加賞と思うべきでしょう。そんな抽選のために100万円を3年間預けろって?人を馬鹿にしてんのか。

投資判断は買い非推奨です。これを買うぐらいなら新生銀行の2週間0.3%定期で様子を見るべきです。

PageTop

RBSの個人向け社債金利決定1.58%

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ピーエルシーが発行する個人向けサムライ債の利率が決まりました。1.58%です。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年
金利条件:1.58%
発行総額:525億円
社債額面:100万円
募集期間:平成23年1月11日~平成23年1月24日
格付け:A+(発行体格付け)

強気の増額です。年末年始と我々個人投資家も熟考する時間があったわけで、結論として購入すると決断した人が多かったのでしょうか。なお、購入受付はさらに後で今月11日からですが、増額されたということは捌き切る見込みがあるということで、ひょっとすると品薄になるかもしれません。日興コーディアル証券がネット販売をするとのことですが、果たしてネット販売枠はいくらなのでしょう。あまりにネット販売枠が少ないと貧乏投資家は買えません。

ちなみに投資判断は昨年と変わらず買い推奨です。シティやりそなと同じで腐っても公的資金投入行です。破綻処理は政治的に難しく、逆の意味で安全ではないかと。

PageTop

ミュージックセキュリティーズの商品を分析してみた

現在、shasasiwatchが人柱となっている投資ファンド、ミュージックセキュリティーズのサイトをのぞいていたら、過去の償還実績が掲載されていました。

ミュージックセキュリティーズ社 セキュリテレポート2010冬

わざわざ償還年利回りまで計算して見せてくれています。ミュージックセキュリティーズは今年で創業10年だとか。創業10年の実績を調べて分析してみました。

集めた出資額が必要な金額を下回りファンド組成に至らなかったケースを除いた、既に償還済みの44件を分析してみたところ、平均投資期間は1年8ヶ月、年利回りは平均6.81%、分散は13.95%でした。ちなみに、利回りの中央値は0.74%と1.17%で、利回りがマイナスになったケースは4件あり、償還年利回りが直近のSBI債の利率である1.86%を下回った案件が26件と全体の半数を超えました。一方、利回りが10%を超えた案件は13件あり、そのうち7件は20%を超える利回りを達成しています。最高利回りは55.03%、最低利回りはマイナス23.46%でした。

株式に近いといえば近いのでしょうか。株式と違って流動性に欠けますが、投資対象として全く不適というわけでもなさそうです。興味があるファンドが出れば、その都度購入するというやり方がいいのではないでしょうか。

PageTop

2010年の個人向け社債市場を振り返る+2011年の展望

謹んで新年のお祝辞を申し上げます
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も相変わらず、よろしくお願いいたします。

さて、お正月ということで、2010年の個人向け社債市場を振り返り、2011年の展望について見ていきましょう。まず、2010年の個人向け社債の発行総額は、1兆1561億1700万円、発行数は同時起債を除くと52本。だいたい毎週1本のペースで個人向け社債が起債されるという状況した。今年から富裕層向け社債を統計に含めていますが、それほど昨年に比べて本数は変わりありませんでした。一方で起債額は対前年比で半分以下に落ち込んでいます。これは、昨年かなりの金額が起債されたメガバンクの劣後債がなかったためです。

分野別にグラフにまとめてみると、以下のようになりました。
2010個人向け社債発行額.jpg
今年多く起債された印象が強かったCBやサムライ債より、オリックス債の方が遥かに起債額が大きく、昨年の個人向け社債市場の30%以上のシェアを取りました。また、発行額が500億円を超える起債はオリックス・ソフトバンク・エルピーダメモリ・東芝の4社しかなく、昨年に比べ小粒な個人向け社債市場となりました。

なお、起債された社債のうち、最も高金利だったのは、3月に起債されたオリックス債(4年3.02%)でした。今やこんな高金利の社債はなかなか期待できません。この当時買われた方は今はウハウハですね。

グラフには描かれていませんが、ネットで購入することが出来た社債はネット証券債(SBI債・マネックス債)のほか、オリックス債のうちオリックス証券が販売したもの2億円、ソフトバンク債のうちSBI証券が販売したもの180億円、ゴールドマン・サックス債30億円でした。現状、個人向け社債のネット販売はSBI証券が事実上独占しているような状態ですが、年明け早々には大手証券会社の一角である日興コーディアル証券がRBS債をネット販売することを決めており、今年はひょっとすると個人向け社債のネット販売が爆発するかもしれません。

こうしたことを踏まえて2011年の個人向け社債市場を展望してみます。

2011年の景気動向は、全体的に落ち着いた雰囲気となるでしょう。政府による景気の下支えは順次終了するものの、有効求人倍率に表れるように景気はゆっくりと回復していきます。円相場は引き続き日本の懸念材料であり、また内外の情勢を見るに円安になる材料はないものの、日本が輸出国家である限り円高は続きます。今年の円相場は75円~85円程度になるのではないでしょうか。政治は相変わらずグダグダで、ひょっとしたら解散総選挙があるかもしれません。そこでもし政権が変わったところで何かが変わるとも思えませんので、ゆっくりと衰退していくという日本の基調に変化はないでしょう。

こうした前提のもとで個人向け社債市場は、昨年並みの推移となることが予想されます。東京AIMの社債市場構想も個人投資家には無関係であり、金利も急激に動くことはないでしょう。そのため、それほど大きな動きがあるということはないと思います。一方、社債のネット販売に取り組む証券会社が増えるでしょう。ネット販売は営業コストが低いため、信用リスクの高い企業でも営業コスト分を金利に上乗せすることで資金調達が可能になります。この仕組みが徐々に広がりはじめ、SBI証券のみならず他の証券会社でもネットで個人向け社債を発行しようという動きが広がるでしょう。資金調達をする可能性がある業界としては、成長率が高い新興ネット企業に期待したいです。また、そろそろ再成長軌道に乗る頃である工作機械業界や実需ベースの円キャリー取引でインド・東南アジア進出を進める日本企業にも注目です。

今年もいい個人向け社債がたくさん発行されますように。

PageTop