個人向け社債ウォッチ!

個人向け社債の起債情報をウォッチするブログ。個人向け社債の購入方法に関する記事や個人向け社債のランキング、個人向け社債の利率などの記事。初心者歓迎。3年物の個人向け国債の金利推移もウォッチ

野田首相誕生へ

野田総理誕生ですね。前回の総選挙でこの人を意識して民主党に投票した人が何人いるんでしょう。つまり、政策云々以前にそもそも権力の正統性に疑義がある首相と考えられますなので、とりあえず解散総選挙を当ブログは求めます。 政策面では大蔵べったりと囁かれる人ですが、財政をどうにかしないと欧米の二の舞三の舞は目に見えています。復興費は国債発行も辞すべきではないですが、早急に資産税、相続税、消費税を増税し、法人減税を行わなければ日本は死にます。宗教法人や農家の利権を奪い、起業家に優しい国にしなければいけません。子ども手当、児童手当にこだわるのではなく、柔軟な労働市場と託児施設の整備への転換も必須です。 日本がデフォルトするかもという意識を我々社債投資家に持たせないような政治を望みます。あと総選挙も。

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SBIホールディングスが個人向け社債発行!

SBIホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはSBI証券 発行要項 償還期限:1年 金利条件:1.66% 発行総額:100億円 社債額面:10万円 募集期間:平成23年8月29日~平成23年9月6日 格付け:BBB これまで、数々の祭りを引き起こしてくれたSBI債ですが、今回から完全抽選制に切り替えられ、祭りももう終わりかという気持ちにさせてくれます。10万円以上1万円単位という投資単位も10万円単位にいつの間にか変わっており、投資初心者向けという要素も少ししぼんできています。こんなことで新規口座獲得につなげられるのでしょうか?日経平均リンク債の広告を載せたメールを送ってきたところもどうも不自然です。SBI債で釣っておいて抽選に外れた人に日経平均リンク債を買わせたいんでしょうか? ちなみに、日経平均リンク債は1年以内に日経平均が35%下がるとノックインという代物です。調べてみると無視できない確率で35%安というのは起きているもので、それだったら日経平均ETF買えよってな代物です。 閑話休題、SBI債ですが買いたい額が買えるかどうか分からないというのは金融商品としてやや残念な商品になってしまいました。しかし、現在の財務内容と利率を比べればやっぱり抽選でも買いにいくべき商品かと思われます。 モルガン・スタンレー債が結構いい条件になってきている中、迷いましたが投資判断は買い推奨とします。SBI証券が独占販売します。

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モルガン・スタンレーが個人向け社債発行!

モルガン・スタンレーが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:4年 金利条件:0.70%~1.10% 発行総額:未定 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月15日~平成23年9月21日 格付け:A+ その他:毎年金利が0.1%ずつステップアップする さて、モルガン・スタンレーもステップアップ債の発行です。どれくらい発行するつもりなのか分かりませんが、この社債の最大の特徴は、売出人が中銀証券だということです。 中銀証券は、旧社名を津山証券といい、岡山県津山市にかつての本社があり、現在は中国銀行の子会社という証券会社です。こんな地方の証券会社が仕組みなどのないSBで、モルガン・スタンレーの社債を独占販売というのは珍しいです。しかも中銀証券は社債は対面販売でしか売らないとのこと。こりゃあ中国銀行との取引がないと買えないかもしれないですね。 投資判断は中立です。岡山県在住の方のみ買い推奨。社債云々の前に買うのが大変。

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バンク・オブ・アメリカが富裕層向け社債発行!

バンク・オブ・アメリカが富裕層向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:1.00%~2.00% 発行総額:50億円 社債額面:1000万円以上100万円単位 募集期間:平成23年9月26日~平成23年9月27日 格付け:A その他:毎年金利が0.1%ずつステップアップする メリルリンチ日本証券から発売です。プライベートバンキング業務をやっている証券会社で、普通の人は取引できません。条件はかなりよく、金利が中央で決まろうものならこのブログはプチ祭りになるでしょう。なお、早期償還条項がついており、バンカメの気分次第で利払い日ごとに早期償還されてしまいます。 投資判断は買い推奨です。と言っても買える人がどれほどいるのかという話ですが。

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千葉銀行が個人向け社債(劣後債)発行!

千葉銀行が個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:10年(5年で期限前償還の可能性あり) 金利条件:0.90%~1.50% 発行総額:100億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月12日~平成23年9月26日 格付け:A+ その他:劣後特約付き 千葉銀行の個人向け劣後債です。地銀の劣後債はこれまでほとんどが機関投資家向けに発行されてきましたが、珍しく個人向けです。東洋経済の銀行総合ランキングで堂々の4位入賞(健全性6位、収益性1位、将来性54位)を果たしての起債ということで、大きく人気が出そうです。 地銀債自体が久々ということもあり、投資判断は買い推奨とします。金利、期間、発行体のバランスがよい社債で、大きく買い込むにはぴったりの社債ではないかと思われます。

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東邦瓦斯が個人向け社債発行!

東邦ガスが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:3年 金利条件:0.10%~0.50% 発行総額:100億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年8月29日~平成23年9月8日 格付け:AA イオン銀行では、現在3年0.50%の定期預金キャンペーンを行っております。さらに、イオンカードセレクトを申し込むことでWAONがもらえちゃいます。 さて、そんなことはおいといて東邦ガスの社債ですが、東電の原発事故以来、インフラ系企業といえどもまともにスプレッドを乗せて社債を発行すべきであり、定期預金の一種と扱うべきではないという判断に傾きつつあります。東電の場合はありませんでしたが、個人向け社債を発行していればデフォルトの危機でした。まあもっとも、デフォルトさせるべきでしたが。 そんなわけで、定期預金よりも金利が低い東邦ガス債の投資判断は買い非推奨とします。また他にいい社債は出てくるでしょう。

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今月の個人向け3年国債の利率

201108.jpg 今月の個人向け3年国債の金利は0.21%となりました。先月に比べ0.03%の下落です。 昨日の横浜―ヤクルト戦は、横浜が9-0でリードしていたにも関わらず、終わってみれば10-10の引き分けとなりました。これと同じやるせなさをこの金利に感じます。 金融緩和を流動性の罠以下まで行うと以後は金融政策はほとんど効果が出なくなります。また、政府が破綻するリスクが認識されている間は、財政政策もほとんど効果が出なくなります。現代の経済学の限界ですが、このままでは日米欧がことごとくこの状態に陥ってしまうでしょう。本当に困ったものです。

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【初心者向け】個人向け社債を買おうかなと思ったら【お盆特集】

近年、個人向け社債が投資商品として人気を集めています。市中の銀行に比べ数倍~数十倍の金利がつくこともある個人向け社債、果たしてどんな商品で、どこに注意して買えばいいのでしょうか。 今回の記事は、お盆特集としてこれから個人向け社債への投資を考える人向けの記事です。当ブログにはヘビーな投資ジャンキーみたいな方もいらっしゃるようですが、今回の記事は初心者向けなので細かいところはご容赦ください。 そもそも個人向け社債って何? 要は、会社の借金です。企業が「お金を借りたいなあ」と思った時、大手企業の場合は、銀行から借りて資金調達をする方法と、社債を発行して資金調達をする方法があります。銀行から借りる場合は銀行に頼むわけですが、社債を発行する場合は証券会社に頼んで社債を投資家に売ってもらいます。こうして発行された借用証書のようなものが、社債です。 個人向け社債はどこで買えるの? 社債は証券会社が販売するので、会社が依頼した証券会社に口座を持っていないと買う事が出来ません。口座開設には郵送だと数日かかることが多いので、あらかじめ口座を開設しておきましょう。 投資するのに必要な金額はいくら? 個人向け社債は(初心者にとっては)大口の資金が必要で、多くの社債が100万円単位でしか購入できません。またメガバンクの劣後債などの人気商品だと200万円単位、250万円単位というものも。一方でオンライン証券会社が発売する社債だと10万円単位のものや1万円単位のものもあり、最近徐々に1口100万円という原則は崩れてきています。発行要項の投資単位をよく見ましょう。 どうして個人向け社債は定期預金よりも利息が高いの? 個人向け社債は、定期預金とは異なり預金保険で守られていません。また中途解約も出来ません。つまり、社債を発行した会社の業績が悪くなったという理由で中途解約することも、倒産したからといって国に保護を要請することも出来ません。このように、個人向け社債は定期預金と比べてリスクが高いので、その分のリスクが金利に上乗せされているわけです。一般的に言えば、金利の高い個人向け社債ほど、倒産などによって紙くずになるリスクが高いと言えます。 危ない個人向け社債を見抜く方法は? 名前を知らない会社の社債を買わないことです。最近は社債詐欺も流行っています。また名前を知らない証券会社から社債を買わないということも重要です。そうした条件をクリアした上でなら、だいたいの場合、個人向け社債は無事償還されます。過去、個人向け社債の類でデフォルトした例は2例あり、一つはマイカルの個人向け社債、もう一つはアルゼンチン国債です。どちらも低格付けの社債でした。格付け会社は役に立たないと言われていますが、なんだかんだ言って指標になるのは事実です。格付けがBBB格以上(できればA格以上)であることを確認して購入すれば、そこまでひどい目にも遭わないでしょう。たぶんなんかノックインとか為替連動とかそんな社債を勧められたんだけど それは「仕組み債」と呼ばれる社債で、こちらが大損をするとんでもない爆弾が仕込まれています。爆弾が爆発するかどうかは運次第ですが、リーマン・ショックや東日本大震災や原発事故や超円高や菅内閣や阪神優勝を経験した我々は「そういうことも十分起こりうる」ということを認識しておくべきでしょう。 とまあ、こんなところでしょうか。最後に言うとすれば、野村証券、大和証券、三菱UFJ証券、SMBC日興証券、みずほ証券の口座は最低限、開設しておくべきです。個人向け社債はほとんど、ここに挙げた証券会社のどこかから発売されます。また、ネット証券ではマネックス証券SBI証券の2社の口座を開設しておくことをお勧めします。この2社は個人向け社債のオンライン販売に取り組んでおり、好条件の個人向け社債が不定期に発売されます。楽天証券も個人向け社債のネット販売に参入はしていますが、まだ先述の2社ほど本格的ではありません。 ネットバンキングを使って口座間の資金移動を簡単に行えるよう、設定しておくとなおいいですね。新しく個人向け社債が出る時は、なるべく早く当ブログに情報を上げるようにしますので、当ブログもチェックしておいていただけると幸いです。

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安愚楽牧場が民事再生を申し立て、正式に倒産

安愚楽牧場が民事再生を申し立てたという報道が各種メディアでなされています。これで正式に倒産となり、皆さんがお持ちの預託金が満額償還される望みは断たれました。今後はよく調べもせず投資したことはドッチラケの顔をして被害者の会に参加し、新たな詐欺師集団に個人情報を抜き取られるという情弱丸出しライフに突入する方もいらっしゃるのではないかと思います。 このブログで取り上げる民事再生事件は、日本振興銀行以来2件目です。まず一連の手続きを説明しておきます。 民事再生が始まると、債権者は債権届の提出が必要です。届け出ないと失権し、本当に紙くずになります。それから数ヶ月待つと民事再生計画案が出てきます。この間にどうやって再生するかとか、スポンサーはどうするとかを決めるわけです。また、銀行など担保のある債権者との間で担保をどうするか話し合うのもこの時期です。 再生計画案が出てくると、賛否を問う投票があります。ここで可決されなければ即破産となります。計画をじっくり見て判断することになるでしょうが、大抵の場合、破産で得られる配当はせいぜい数%で、民事再生で得られる配当は10%ぐらいになるから、民事再生に賛成してね!なんてお手紙も一緒についています。大損こくのは変わらないのに、こういう書き方をされると何となく賛成したくなりますよね。それが狙いなんですけども。 そして採決です。事前に郵送して提出することも出来ますし、当日裁判所に出向いて投票することも出来ます。ここで「債権者の頭数ベースでの過半数」と「債権者の債権額ベースでの過半数」の両方に賛成票が入れば可決され、再生計画認可決定となります。ちなみに投票しない場合は「反対」扱いになります。被害者の会とかに入っていると安愚楽の社長が賛成票欲しさに土下座しに来るかもしれないですね。何しろ土下座は無料(タダ)ですから。 まあ、民事再生ということはまだ事業を続ける気があるということで、そんなに詐欺的な連中じゃなかったのかな?と一瞬思ったんですが、変態新聞のこの記事を読んで態度保留へ変更。直前期の負債は600億円程度なのに、牛の買い戻し債務を含めると4000億円て。 預託法の趣旨に従って会計をするならば、預託金は安愚楽牧場の負債として計上するのが正しいはずです。それがバランスシート上、簿外化されていたということは、預託金収入を売上に計上していたことを意味します。 shasaiwatchの推測はこうです。本来の会計処理は、預託契約が締結され、安愚楽牧場に資金が払い込まれた時点で「現預金/預託金債務」とし、その資金で牛を買って「牛/現預金」と会計処理をし、牛を固定資産として牛から派生する売上や費用を計上して利払い時に「支払利息/現預金」、元本償還時に「預託金債務/現預金」とするべきものです。しかし、実際の会計処理は、預託契約が締結され、安愚楽牧場に資金が払い込まれた場合、「現預金/売上」と会計処理をし、それに相当する牛を「現預金/仕入」としており、さらにその牛を預託したという名目でリース料のような形で元利金を償還しているのではないかと考えております。 会計上は限りなくクロに近いグレーです。もともとリース債務の計上は義務ではありませんでしたし、現在でも中小企業でリース会計を適用している企業は少数派です。しかしながら、預託金返還債務は紛れもない負債であり、本来であれば最低限、リース債務を計上して「これが預託金返還債務です」と言うべきでしょう。そもそももらった金を売上に計上すんな。リース会計云々以前にそっちの方が問題です。 まあ、これは推測に過ぎないのであれこれ言ってもしょうがないのですが、決算内容に重度の不備(というよりも事実上の粉飾決算)があるのは見過ごせません。今後も我々をびっくりさせるような恐ろしいものが出てくるのではないかと思います。東電福島第一原発事故が暴いた詐欺事件!なんてことにならなければいいのですが・・・ いずれにしてもお金が還ってこないという現実に変わりはありません。よく分からないものへの投資はしないという原則を守ることの重要性を痛感させられます。あと、今回やられた方、詐欺集団のホワイトリストに載る可能性がありますので、当分電話やメールには注意した方がいいですよ。

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モルガン・スタンレーが個人向け社債発行!

モルガン・スタンレーが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:1.00% 発行総額:未定 社債額面:100万円 募集期間:平成23年8月29日~平成23年9月8日 格付け:A その他:毎年金利が0.1%ずつステップアップする モルガン・スタンレーのステップアップ債です。最近不仲説が流れるモルガン・スタンレーと三菱UFJですが、今回は三菱UFJが独占販売です。一部は地方の証券会社や地方銀行でも販売するようですが。 今回は早期償還条項がついていないので、ステップアップしていく社債利息は間違いなく受け取ることが出来ます。モルガン・スタンレーは、三菱傘下に入っている限りとりあえずデフォルトの心配はないでしょうし、今回の社債は結構いいように思います。 もっとも、最近の株安で(おそらく今日も下がる)配当利回りのいい株が底値(もうすぐ震災後最安値に触れそう)で買えそうな事情もあり、それほど現状では魅力的ではないという意見もあります。しかし、社債単体として見た時、昨今の経済情勢から考えると、投資判断は買い推奨としてもいいのではないでしょうか。 まあ発売開始はお盆明けです。ゆっくり考えていきましょう。

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クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクが個人向け社債発行!

クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:1.10% 発行総額:10億円 社債額面:10万円 募集期間:平成23年8月22日~平成23年8月31日 格付け:A+ フランスの銀行で、もともと農協みたいな銀行だったのがグローバルに展開し現在は投資銀行もやりつつ地域金融機関としても振舞っているような金融機関です。決算内容がEDINETに公開されているので、ちょっと見てみたところ、半分ぐらいが有価証券やデリバティブとそのヘッジであり、2割ぐらいは顧客勘定です。さらに昨年の利益のほとんどが有価証券の評価益によって成り立っており、一昨年の決算では有価証券の評価益がマイナスだったので最終損益も赤字という結果となっています。 受取利息も一昨年に比べ急減しているし、手数料収入や有価証券の評価益などの投資銀行的な収益に依存している気がします。今後5年の間に大きく市場環境が動いた場合、どうなるかと考えると、投資判断は買い非推奨にした方がいいのかなと思います。shasaiwatchはよく知らない銀行ですし、そこまで条件がいいわけでもないですし、今回は見送りでも問題ないかと。 マネックス証券が販売します。個人向け社債のネット販売のパイオニアですが、今回は次に期待ということで。

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さようなら、安愚楽牧場

東京商工リサーチによると、安愚楽牧場が取引先への支払いを停止し、弁護士による債務の調査に入ることが分かりました。最後の和牛商法ということで成り行きが注目されていましたが、同社ホームページの「通知書(PDF)」の書きぶりから見ると、資産と負債の調査を行った後、自己破産を申し立てるつもりかと思われます。 やられた方はご愁傷様でした。当ブログでは過去の記事で、安愚楽牧場の商品は実質的に(株)安愚楽牧場に融資しているのと同じことであり、倒産隔離等の措置が取られていないため安愚楽牧場の倒産によって買った金融商品はあぼーんしてしまうであろうと推測していましたが、どうやらそういうことになりそうです。今後は自己破産による破産配当を受けることになりますが、配当率は数%もないのではないかと思います。参考値として、日本振興銀行の民事再生では、預金保険などによって保護されない部分の配当率は27%だそうです。安愚楽牧場の主要な資産は牛と牧場でしょうし、牛は放射性セシウム入り、牧場も放射能を被っているでしょうしどちらもほぼ値段がつかないものと思われます。 ところで、今回の倒産事件で読者が最も求めているのは、安愚楽牧場は金融詐欺集団だったのか?という点ではないかと思われます。しかしshasaiwatchは、これまで集めた情報の範囲では、詐欺だと断定することを躊躇せざるを得ません。どうやら牛を飼っていたのは事実のようで、エビ養殖だとか、豊田商事だとか、そういう類の事件ではなさそうだという印象をshasaiwatchは持っています。 預託法に基づく投資は、受け入れ側(今回の場合は安愚楽牧場)に返済義務があります。例え牛が死んだり、安値でしか売れず利益を得られないような場合でもです。この場合、安愚楽牧場は自腹で投資家に資金を返済する必要があるため、口蹄疫や原発事故で牛がまともな値段で売れず、また殺処分を行ったことで別途牛を調達する必要が生じたため資金繰りが悪化したという倒産にあたっての口上は一応理解は出来ます。 だったら、なんでさっさと金融商品取引法に基づく集団投資スキームに衣替えしておかなかったんだとも思います。金融商品取引法に基づく集団投資スキームであれば、損失は安愚楽牧場をスルーして投資家に行きます。早期に集団投資スキームに衣替えしておけば、ひょっとしたら倒産しないですんだかもしれません。 もっとも、集団投資スキームであっても、平成電電や近未来通信のように詐欺であるケースは十分考えられるわけで、我々投資家としてはそれはそれとして警戒する必要はあります。しかし、金融商品を作る側として、おいしくて安全な牛肉をという理念を掲げるならば、経営の安定性や、投資家との間でのリスク負担についても配慮すべきだったのではないでしょうか。情報開示ももっと積極的に行うべきではなかったのではないでしょうか。もしもまともな会社だったとしたらね。 ただ、安愚楽牧場の特徴として異常に広告が多く、マネー雑誌には大抵ここの広告が載っていましたし、東京駅にも看板が出ているのを見たことがあります。過剰に広告を出す金融商品というのはだいたい危ないもので、やがて破綻するか、発行側の取り分が大きいか、その両方です。そういう観点からは警戒すべき金融商品であったことは確かです。いずれにしても、現状からは詐欺だと断言できる案件ではありません。今後、司法の下で全てが晒されるものと思われます。 これでまた、不透明なファンドの一角が崩れました。次はどこでしょう。 しかし、今回の事件を単に金融詐欺で片づけることなく、こうした不透明なファンドがどんどん潰れ、SBIソーシャルレンディングサポートミュージックセキュリティーズのような普通のファンド運営会社が伸びていく過程と捉えるならば、一つの時代の境目に我々はいるのだと考えられるのではないでしょうか。今後の日本のことを考えると、農業ファンドも別の形でまた新しく出てきてほしいですね。

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SBIソーシャルレンディングで4ヶ月5.00%のファンド募集中!

以前当ブログで紹介し、shasaiwatchが「人柱になってきまーす」などと宣言していたSBIソーシャルレンディングサポートですが、実はあの後放置していました。 いや、決して忘れていたわけではなくてね。あの後個人向け社債の発行も多かったしリアルも忙しかったしなんだかんだあって手続きが遅れていたわけで云々・・・本当は忘れてました! というわけで会員登録してきたところ、通常の消費者金融ファンドの他に、コーポラティブハウスローンファンドというファンドの募集をしているのを発見。今日から募集開始だったようです。期間は4ヶ月、利回りは年利5.00%を想定。今回のファンドはコーポラティブハウスの建設資金のつなぎ融資に投資するファンドだそうです。だから何だそのコーポラティブハウスってのは。 ウィキペディアによると、コーポラティブハウスというのは家を買いたい人が集まって組合を作り、その組合が事業主になってみんなで家を建てるという趣旨の集合住宅だそうです。住む側にとってはまとめて建てるんだからといって価格交渉がしやすいというメリットがあり、著名な建築家の建てる家に住みたいけど予算は少ない!なんて人にとってはいいものなのかもしれません。一方建てる側の業者にとっても大口の受注が確実にゲットできるというメリットもあり、これはこれでアリなのかもしれません。問題点は、手間暇がかなりかかりそうな点です。途中で瓦解するような組合も多いんじゃないでしょうか。うまいこと業者の側でコーポラティブハウスの募集をかけられれば大きく伸びてくるかも。 さて、ファンドの話に戻しますが、今回のファンドはそのコーポラティブハウスを建てる組合に対して融資をし、組合員全員を連帯債務者とし、さらに建てる予定の土地を担保に押さえた上で7%で融資を行い、建物が建ったあたりで銀行の住宅ローンが下りてくるのでその住宅ローンで一括返済させるというなかなか確実性が高そうな案件です。 問題点は、組合が瓦解するなどして建物が建たなかったり、住宅ローンが下りなかったりした場合にはデフォルト発生となり債権回収会社に回収が委託された後、不動産が競売にかけられその回収でなおも残債が残った場合は投資家の損失になるという点です。うまくいけば簡単に利益が出ますが、失敗した時は結構時間がかかり、かつ回収率もそんなに高くならなさそうな雰囲気です。 ただ、期間が4ヶ月ということや、ソーシャルレンディングという決してメインストリームではない投資であることを考えれば、損失が覚悟できる水準(ただし、最低投資額は15万円から)でなら突っ込んでもいいかもしれません。 ちなみに、組合が逝ってしまった時に競売にかけるその土地ですが、非公開ながら路線価が376,200円の場所で、面積は342.78㎡、103.6坪。結構いい場所です。葛飾区亀有公園前より高い。評価額が1億2000万円以上の土地で今回の募集額が7000万円ということを考えると逝ってしまってもまず回収は可能でしょう。ちゃんと第一順位で登記すると書いてあるし。 SBIソーシャルレンディングサポートへの申込は非常に簡単で、登録画面に必要事項を記入すると、メールが届き無料会員登録が完了します。その後、本人確認書類の送付(ケータイで通帳の表紙と免許証を撮影して送るだけ)を行い、ファンドに申し込むと「申込を受け付けしたからお金入れてね」というメールが届き、ネットバンキングで振込して終了です。匿名組合の口座開設は結構単純に作られており、ちょっと不安になりますが、同じ手続きをとっているミュージックセキュリティーズではこれまでのところ問題は起きていないので、便利になったのだととりあえず解釈しています。 どうやら、通常の消費者金融の金主としてのファンドのほかに不定期にこうしたファンドを立ち上げてくる様子。SBI債扱いされるほどの上等なファンドは稀にしても、口座開設をして情報を入手しておくだけでも価値はあるかもしれません。 とりあえず今回のファンドに申し込んで、償還まで人柱やってきます。報告は当ブログで個人向け社債の発行がない時あたりにでも。

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オリックスの個人向け社債金利決定0.92%

オリックスが発行する個人向け社債の利率が決まりました。0.92%です。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:0.92% 発行総額:200億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年7月29日~平成23年8月9日 格付け:A オリックスはそろそろ個人向け社債の販売を考え直した方がいいです。個人向け社債の利点は、ネットで販売することで販売コストを節約し、その分を金利に上乗せすることで資金を集めるものです。そういうモデルは既に出来上がっています。そのモデルを半ば無視してかかる低金利の社債を発行するというのは時代遅れです。 投資判断は買い非推奨です。アメリカのデフォルトが当面なくなったことを抜きにしてもです。

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