個人向け社債ウォッチ!

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どうせ金融危機だし海外旅行でも行こうぜ

日本市場がお休みの間にダウ爆下げ、日経平均がどうにか8500円をキープしたというのにこれではね。米長期金利が上がったので円高には当面歯止めがかかるにしても、ユーロは100円を割り込むでしょうね。しかしユーロが100円を割り込むとなんて一昔前には考えられない事が起こりますね。 考えられない事態と言えば、iphone5がKDDIから出るというニュースが流れソフトバンク株が暴落しましたが、shasaiwatchはというと、3年8ヶ月以内に独占は崩れるだろうなとは思っていました。正直サプライズではありましたが、ソフトバンクの信用力に決定的な打撃を与えるほどではないでしょう。しかしKDDIの株価の動き面白かったですねえ。東電が売ってない限り誰か捕まるだろこれ。 閑話休題、金融危機といえば円高、世界最強通貨日本円は何かが起こるたびに上昇し、史上最高値を一時更新したりして介入介入の大騒ぎだったりするわけです。そういう騒ぎはもうウンザリなわけで、ここはひとつそうしたウンザリした気分を紛らわし、円高是正に協力すべく、海外旅行というのはいかがでしょう? 一番のお勧めは韓国です。韓国は現在、Now Won Sale状態にあり、ウォン安是正のため当局が為替介入を行っているという状況です。通貨防衛介入は大体の場合失敗するのですが、対円で最も安くなっている通貨の一つがKRWです。ここは狙いどころとして外せないでしょう。 また、英国を除く欧州も同じく通貨安です。特に南欧なんて気候はいいし外貨が欲しいから扱いも丁寧になってるだろうし。PIIGS観光ツアーなんてのも乙じゃないですか。デモ隊に出くわしたら携帯のカメラで撮影してブログにうpし、アクセスを集めるなんてのも悪くないです。北欧はこれから寒そうだからパス。 ハワイも悪くないですね。shasaiwatchの頭には1ドル=100円だと刷り込まれているのですが、76円で計算すると1.3ドルもあるんですね。日本語も通じやすいし買い物もオトクです。 日本の現状を憂うるのもいいですが、現状を楽しむのも大事です。マターリいきましょうや。

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SBIソーシャルレンディングが「80日」6.00%のファンド発売へ

SBIソーシャルレンディングで80日6.00%を予定実質利回りとするファンドが発売されることが分かりました。 ソースはSBIソーシャルレンディングサポート 前回の記事で、住宅ローンのつなぎ融資ファンドに出資してきたと報告しましたが、前回のファンドよりも短期で利回りがいい案件が出てきました。今回はビジネスローンへの出資だそうです。 前回の案件との違いは、 ・前回は組合と組合員個人に投資←→今回は企業2社に投資 ・前回は不動産担保あり←→今回は無担保っぽい ・前回は総額7000万円←→今回は総額1100万円 ・前回は15万円から投資出来る←→今回は3万円から投資できる といったところでしょうか。正直、前回よりもリスクは高いと思います。何しろ、何の裏付けも推測も出来ないわけです。前回は一応、住宅ローンを組める程度の個人の集団、すなわちある程度の弁済力がある人というイメージを持つことが出来ます。また、結構いい場所に不動産を持っていてそこを担保に押さえられるという大きなメリットがありました。前回の案件はかなり健全性のある商品だったと思います。 しかし今回は、企業2社でしかもどういう企業内容なのか推測すら出来ません。ソフトウェア業と、DVDのプレス業というのは書いてありますが、果たして儲かっているやら儲かってないやら。まあ、貸出金利が8%のビジネスローンに手を出すわけですから、寒い会社であることは間違いないでしょう。銀行や信金はとっくに貸さなくなったような企業です。最悪、借り逃げされることも考えないといけないような企業。リスクとリターンの見極めも困難です。 まあそれでも、どうにか推測するとすれば、消費者金融の貸倒率が過払金返還問題が顕在化する前は5.7%だったということなので、それをリスクだと見なせなくはないかなと。ということは、貸出金利8%から手数料2%と貸倒率5.7%を引くと0.3%。中長期的に見れば短期国債の3倍ぐらいの利息は得られるというわけです。本当ならmaneoみたいにどんな会社が借りに来ているのか分かるようにしてくれればいいのですけども、そこまではまだ対応していないみたいです。 一方、そんな中貸し倒れリスクを我々に押し付けて2.0%の手数料を持っていくSBIソーシャルレンディングサポートは何様なんでしょう。正直、今回のファンドはSBIソーシャルレンディングサポートを稼がせるためにあるようなものです。結局、規模が小さいからコストがかさんでいるんでしょうね。今後規模が大きくなれば投資家のメリットも大きくなるでしょうし、貸出金利も下げることが出来てデフォルトも少なくなるでしょうし、運営側にとってもコストを下げられるので利益体質になるというわけで、まだまだやっぱり未完成なんだなあと思います。 ただ、shasaiwatchはこのソーシャルレンディングというビジネスモデルが好きなので、今回も捨て金として1口だけ突っ込みます。ここで失敗して消えてもらっては困ります。口座を開いて捨て金で常時募集の方のファンドに投資しておけば、そのうちおいしい案件も出てくるでしょう。

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埼玉りそな銀行が個人向け社債(劣後特約付き)発行!

埼玉りそな銀行が個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:10年(5年で期限前償還の可能性あり) 金利条件:1.10%~1.70%(9月30日決定) 発行総額:500億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年10月3日~平成23年10月18日 格付け:A- その他:劣後特約付き りそな系列の地銀が劣後債発行です。リーマン・ショック時に大量発行したメガバン劣後債の期限前償還が迫る中、そろそろ投資信託とか妙ちきりんな仕組み債とか、そういうものの営業が大々的にかかるかなと思っていたのですが、金融危機再燃ということでどうやら劣後債おかわりということになるようですね。 ちなみに、埼玉りそなは海外拠点を持っていないので、自己資本比率はそんなに高くなくていいのですが、それでも劣後債を起債するということは、今後を見越して今のうちに資本増強しておこうということなのでしょう。事が起こってからでは金利高いですからね。各証券会社への割当額も金融危機を見越して分散させており、かなり弱気の態度です。まあ、銀行は固くて弱気なぐらいがちょうどいいです。 金利水準と期間、そして発行体やりそなグループの現状から見て、投資判断は買い推奨です。日本に欧州金融危機が飛び火しても潰れたり期限前償還が出来なかったりという事態までは至らないでしょう。割当額は野村180億、大和135億、みずほ、三菱、日興が60億、むさし証券が5億です。このまま何も起きなければどこの証券会社での品薄ということになりそうですね。

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欧州危機で社債市場は大騒ぎだけど仕組み債だけは出続ける不思議

トラブル解決です。詳細はアレですが、最終的に数十万円程度の損失が出ました。安易に人を信用するとロクなことがないよねってことでこの話は終了。 さて、欧州経済はギリシャのおかげで完全に死んでしまっており、UBSでは不正取引が発覚して社債の発行停止に追い込まれ、米国は緊縮財政が予想される中、ドル安誘導の思惑が透けて見え、最終的に日本円の価値がどんどん上がっていくという、中にいる日本人からすれば首をかしげざるを得ない状況が発生しています。なんで大地震で2万人が死んで復興どころか復旧もままならず、ホットトピックが放射能汚染で、経済成長率が世界最低クラスで、政府債務は世界一の水準で、政治が混乱していて、人口も減少していて高齢化が進んでいる国の通貨が上がるんでしょう?これよりひどい世界となると、ゾンビかエイリアンの襲撃を受けている社会ぐらいしか思いつきません。ここまで円高が進み、コモディティが値上がりすると原油を買って備蓄すべしとかそういう気分にもなりません。ここは台湾と樺太と千島を中露から買うぐらいのことをしないと状況は変わらないでしょう。 現在、フランスの銀行ではドル資金の調達が困難になっているそうです。前回の金融危機の時は韓国がそうなっていたのを思い出します。KRWが死んでも一地域通貨に過ぎませんが、EURはハードカレンシーです。ハードカレンシーの信認が失われれば、世界の決済システムが止まります。まあ、おそらくいったん止まらざるを得ず、それに対抗してアメリカがドル安政策を打ち出し、結果として円高になるという大きな方向性は変わりません。 とはいえ、欧州経済が壊滅的な状況に追い込まれるというのと欧州の大手金融機関が潰れるというのは別の問題だったりするわけです。結局シティ債も償還されたし。評判と実態の差を読み切れば後々「あの時突っ込んでいれば・・・」というため息をかけてもらう側に回れるわけです。 しかしそれにしても、仕組み債にだけは手を出さないようにすべきです。皆がうろたえていて、ボラティリティが高まっている中で仕組み債の特徴である「オプションの売り」は極めて発動しやすくなっています。例えば
これとか。こういう債券を証券会社が売りたがる理由は、自己勘定などで日経平均などの参照指標を買う時、想定外の損失が出たら投資家に押し付けるためなんですね。逆に、指標がいい方向に向かうと、金利払うのもったいないとばかりに早期償還するというわけです。こういう複雑な金融商品ではなく、シンプルで自分の理解できる金融商品に投資したいものですね。

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緊急事態

トラブルにつき明日か明後日まで記事かけないぽ

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ソフトバンク子会社の発行する優先出資証券配当率決定2.04%

ソフトバンクの子会社であるSFJ Capital Limitedが個人向けに発行する優先出資証券の配当率が決まりました。2.04%です。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:無期限(3年8ヶ月での償還を予定) 金利条件:2.04% 発行総額:2000億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月14日~平成23年9月21日 格付け:BBB+ その他:これは社債ではありません。仕組みを十分理解してから投資してください 配当率がかなり低めに決まりました。人気だったのでしょうか。ちなみに今回の優先出資証券は社債ではなく株式の一種なので、源泉徴収が20%ではなく10%です。うれしいといえばうれしいところ。ちなみに、これがどういう金融商品なのかということについては、前回の記事を読んで理解していただければと思います。理解できなかった人は買わない方がいいです。訳のわからないものに投資しないというのは投資の原則です。 さて、今回の優先出資証券は、ソフトバンクの劣後保証が入っているということで、事実上、ソフトバンクの劣後債に投資しているのと同じという話をしました。そして現状、ソフトバンクの財務内容は健全化に向かっており、今後も例え孫正義が死んだとしても、その寡占的な立場がただちに揺るぐ事はなく、優先出資証券の償還資金を調達できなくなるような事態には陥らないであろうとshasaiwatchは判断しています。 配当率が低めに決まりましたが、投資判断は買い推奨を継続です。割当額はみずほ証券が1600億、ドイツ証券が400億円です。これは若干の不安要素で、結構複雑な金融商品なだけにみずほ証券単独で1600億円も捌き切ることが出来るのでしょうか?またドイツ証券が引き受けた400億円はどこに売るのでしょうか?我々クズ投資家にも一部分けてもらえるとうれしいんですがねえ。

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モルガン・スタンレーが個人向け社債発行!

モルガン・スタンレーが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:1.76% 発行総額:51.5億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月14日~平成23年9月21日 格付け:A+ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が販売する個人向け社債です。欧州金融危機が進行しクレディ・アグリコルやソシエテ・ジェネラルが格下げされる中、相当金利を付けないと売れないと判断したのかかなりの高金利での発行です。 既にコメント欄でも「欧州は危ない。米国も危ない。投資すべきでない」という意見が出てきていますが、shasaiwatchの考え方は逆です。皆が一斉に逃げだしている今こそ、優良案件を仕込む大チャンスです。今後、各発行体ともリーマン・ショックの頃のような勢いで高金利社債を発行してくるのではないか、かつての劣後債祭りのような事態が再び起こるのではないかと期待しています。 株を買うならば公的資金注入等に伴う大規模増資による希薄化リスクに代表される株価下落リスクを考えて投資しなければいけませんが、社債はその点、逝ってしまうか生き残るかという1点のみを考えればいいわけで、その意味で今後、サムライ債を発行してくる欧米金融機関は狙い目なのではないかと踏んでいます。 そんなわけで、投資判断は買い推奨です。社債市場は今後、我々の草刈り場となるでしょう。

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UBSが個人向け社債発行!

ユービーエス・エイ・ジーが個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:1.01% 発行総額:8億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月14日~平成23年10月2日 格付け:A+ 楽天証券が販売する個人向け社債です。楽天証券はこれまで個人向け社債の販売という点ではSBIやマネックスの後塵を拝してきましたが、これを機に本格参入するつもりなのでしょうか。 しかし、総額8億円の社債というのは正直、判断に困ります。800口しかないんですよ?人気の有無にかかわらず即売り切れは確実です。投資すべきか否かを考えているヒマもないです。 投資判断は中立とします。判断する間もなく売り切れてしまうでしょう。

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各証券会社の個人向け国債キャンペーンを比較してみた

不人気で有名な個人向け国債ですが、手数料がおいしいのか証券会社は各社とも大々的なキャンペーンを繰り広げており、果たしてどこが有利なのか不明です。正直、個人向け国債には食指が動かないshasaiwatchですが、興味のある人も多いようなのでここはひとつ、比較表を作ってみました。 下の表は、各証券会社で個人向け国債を100万円、300万円、500万円、そして1000万円買ったとして、どれだけのメリットが得られるのかという表です。調査対象は、ネット証券大手3社とリアル証券大手5社です。 kokusai2011-09.gif 最優秀の成績を叩きだしたのは、SMBC日興証券でした。1000万円購入した場合のキャッシュバック率は0.5%となり、これを金利に上乗せしたとすると3年固定で0.3384%、5年固定で0.4221%となります。依然として投資するには物足りない金利ですが、日興が国債販売に本気だという気合だけはガンガンに伝わってきます。 一方、野村は同額ながら商品券、大和は1000万円購入時のキャッシュバック額が日興に若干及ばずという結果に。三菱はなんとキャンペーンがありませんでした。どうせ不人気ならキャンペーンなどする必要なしってか。度胸は買うマネックス証券SBI証券楽天証券などネット証券は横並びの結果でした。ネット証券はもう少し競争意識があってもいいのではないでしょうか?はたまた個人向け国債なんかに経営資源を振り向けてはいられないという判断なのでしょうか。まあ、これらの証券会社は個人向け国債を買うというよりも個人向け社債を買う目的で口座を持っておく必要があるわけで、今回は見送りが妥当でもまた機会があるでしょう。 一方最悪だったのがみずほ証券です。ソフトバンクの優先出資証券の仕事もらったからって調子に乗っているのでしょう。ネット証券にも劣るキャンペーンの質、しかも500万円以上はギフトカードプレゼントキャンペーンを含めての金額です。さらに、もらえるのは現金ではなく、ポイント。そのポイントも使い勝手が悪い!キャンペーンの説明も分かりにくく、みずほ買うメリットもなければ理解する気も失せるという最悪のキャンペーンでした。 金利面ではどうしても他の債券に比べ条件が悪い個人向け国債、買う時はキャンペーンを狙って買いたいですね。

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千葉銀行の個人向け劣後債金利決定1.18%

千葉銀行が発行する個人向け社債(劣後債)の利率が決まりました。1.18%です。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:10年(5年で期限前償還の可能性あり) 金利条件:1.18% 発行総額:100億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月12日~平成23年9月26日 格付け:A+ その他:劣後特約付き すっかり記憶から消えていた社債でしたが、ようやく金利が決まり、明日から売出となりました。割当額の4分の3が野村証券とちばぎん証券で、事実上千葉県内の顧客にしか販売しないとか。地域のお金を地域で回すって大事なことですけども、外部からの投資を呼び込むということにも配慮してほしいものです。久々の劣後債なんだし。 投資判断は買い推奨です。千葉県から見ている方はもう証券会社から予約の案内が来たかも?

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今月の個人向け3年国債の利率

201109.jpg 今月の個人向け3年国債の金利は0.17%となりました。先月に比べ0.1%の下落です。 今月は変動10年と固定5年の発売月でもあります。相変わらず固定の方は不人気でしょうが、変動の方は人気が出るかもしれません。今後これ以上の金利低下が予想しにくい中、変動で0.72%は魅力的ではないかと思われます。問題点は10年以内に日本政府が潰れたりハイパーインフレで大幅に目減りしたりする可能性があることでしょうか。 政府のムダを削ると称して幾十年、結局ムダは見つかりませんでした。必要なものを削らないと財源など出ては来ません。政府には必死で「必要なもの」を削り、増税を断行することで日本の信用を守ってほしいものです。日本の景気は規制緩和によって新規創業を推進することで、増税下であっても回復していくことでしょう。問題は、それが出来るかです。

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ソフトバンクが子会社を通じ個人向けに優先出資証券を発行!

ソフトバンクが子会社を通じ、個人向けに優先出資証券を発行することが分かりました。 ソースはソフトバンク 発行要項 償還期限:無期限(3年8ヶ月での償還を予定) 金利条件:1.70%~2.70%(9月13日条件決定) 発行総額:2000億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年9月14日~平成23年9月21日 格付け:BBB+ その他:これは社債ではありません。仕組みを十分理解してから投資してください キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ソフトバンクは個人向けにこういう金融商品を用意してくれるので見捨てられません。こういうオルタナティブな証券化商品は大好きです。 なお、投資初心者の方はよく仕組みを理解してから投資してください野田内閣の消費者担当相は山岡賢次です。こいつはマルチ商法やパチンコ業界とズブズブで、しかも小沢の犬です。こいつがいる限り、悪徳商法や変な金融商品に騙されても絶対に国は助けてくれませんよ! さて、当面、社債詐欺に気を付けるべきという意識を新たにしたところで今回の商品の仕組みですが、今回、優先出資証券を発行するのはソフトバンクではなく、100%子会社でケイマン諸島籍のSFJ Capital Limitedという会社です。まずこの会社が優先出資証券を発行して資金を集め、それをいったんソフトバンクとは名目上、無関係な(でも連結対象の)ガリレイ・ジャパン株式会社の永久劣後債を引き受けるという形でガリレイ・ジャパンに投資します。ガリレイ・ジャパンはその資金でソフトバンクに永久劣後ローンを貸し付けます。 これによって、我々が投資した資金がようやくソフトバンクに届くことになります。SFJ Capital Limitedもガリレイ・ジャパンも実態のないペーパーカンパニーで、ソフトバンクの資金調達や資本増強や租税回避のために使われるだけの会社です。 このスキームには問題があります。もしもガリレイ・ジャパンの役員が資金を持ち逃げするなど会社に損害を与える行為に及びガリレイ・ジャパンがデフォルトした場合、SFJ Capital Limitedも連鎖倒産してしまい、我々投資家は出したお金がパーになってしまいます。 そこで、ソフトバンクがSFJ Capital Limitedの今回の優先出資証券について配当金と元金の支払いを保証し、そういったことが起きた場合に備えています。とはいえ、ソフトバンクそのものが倒産してしまった場合、そんな保証が通用するはずはありません。また、ソフトバンクが受け入れているのは永久劣後ローンであり、ソフトバンクが倒産した際には返済が後回しになります。以上のことを考えると、今回の投資対象は事実上、ソフトバンクへの期限3年8ヶ月の劣後債と言えます。 なお、こうした仕組みをソフトバンクが取り入れる理由は、連結会計だと今回の優先出資証券は自己資本扱いになり、資本増強になるためです。既存の株主の持ち分を希薄化させず、資本増強を行う方法として今回のスキームが作られました。同様のスキームは過去にも例がありますが、全て機関投資家向けであり、個人向けには史上初ではないでしょうか。 ところで気になるのは、投資する価値があるかどうか。久々の高金利商品なだけに、果たしてどうか。ここは一つ、孫正義が主張していた(まだしているのだろうか)2015年3月、純有利子負債ゼロ宣言がどこまで進捗しているかを見て判断しましょう。 ソフトバンクの有価証券報告書を見ると、平成23年3月31日現在、ソフトバンクは2兆3679億円の有利子負債があります(長期未払金2651億円を含む)。一方、手元資金は8616億円。差し引き1兆5000億円の純債務となります。一方、同じ期のフリー・キャッシュフローは5614億円となっており、このペースでいけば2014年3月に純債務ゼロは前倒しで達成できます。 ところが、この第一四半期決算を見ると、フリー・キャッシュフローは300億程度しかなく、前年同期と比べても53%の進捗率にとどまっています。第一四半期は法人税を支払わなければならないので、企業のキャッシュフローは悪化する傾向にありますが、法人税の影響を差し引いてもフリー・キャッシュフローは対前年比88%。やや減速気味です。ひょっとすると2015年3月までに純債務ゼロは難しいかもしれません。 しかし、我々が知りたいのは純債務がゼロになるかどうかではなく、ソフトバンクが倒産するかどうかです。昨年はフリー・キャッシュフローの方が財務キャッシュフローよりも多く、銀行の貸し渋り、貸し剥がしに遭っているわけでもなさそうですし、今期に入っても昨年並みの財務キャッシュフローで、新規の借入や社債発行も順調に行われています。孫正義が掲げた純債務ゼロ計画は失敗に終わるかもしれませんが、それでソフトバンクが潰れることはないでしょうし、今回の優先出資証券の償還資金が調達できないということもないと思います。 結論としては、投資判断は買い推奨です。みずほ証券が主幹事だということは分かっていますが、どこの証券会社から発売されるのでしょう?割り当てなどが非常に楽しみです。

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