個人向け社債ウォッチ!

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みずほ銀行が個人向け社債発行!

みずほ銀行が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:12年(7年で期限前償還の可能性あり)
金利条件:0.90%~1.60%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成24年10月10日~平成24年10月23日
格付け:A
その他:劣後特約付き

大変遅くなりました。どうも季節の変わり目には弱いshasaiwatchです。今年は本当に「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がぴったりで、それまで夜も寝苦しい日々だったのが彼岸明けから朝晩急に冷え込むようになりました。台風が来ていますが、これで完全に暑気は払われて、秋になっていくんでしょうね。

そんな秋の社債一発目は、みずほ銀行の劣後債です。明らかに量的緩和が効いており、みずほ銀行債ですら3~5年ではスプレッドが潰れてしまうのか、7年で起債してきました。金利の中央値は1.25%です。量的緩和がスプレッドを潰しているにも関わらず景気が回復しないのは、日米欧の3大ハードカレンシーが緩和競争を行っており緩和しないと自国通貨高になり輸出産業が苦しむこと、そして日本で特にですが、金利を下げたところで投資すべき成長産業がなく、結果として国債に資金が流れてしまうことにあります。成長産業を作り出すには、規制を緩和して新規参入を増やすこと、倒産を促進して非効率な既存企業には早々にご退場いただくということです。

しかし、みずほ銀は最近の報道ではシャープに協調で3600億円突っ込んだとのこと。もっとも、そのうち1800億円は「都度審査」とのことで実際には貸し出されてはいないようですが。また期限も来年6月らしく、CBの償還までには返ってくるわけですが。また貸したのは今回の発行体であるみずほ銀行じゃなくてみずほコーポレート銀行なわけですが。

しかし、そういったグチャグチャした事情を取り除いても、みずほの態度には疑問が残ります。東洋経済によると、シャープに対し主力取引行が「実抜計画」を提出するよう求めているとのこと

この実抜計画という言葉、実は金融円滑化法の施行後、銀行用語となった言葉です。中小企業が金融円滑化法に基づいて借入金の返済猶予を申し出る際、

現可能性が高く、本的な内容の、経営改善計画

を提出した場合、銀行はその企業に対する貸出金を不良債権扱いしなくともよいというものです。通常は不良債権として管理し、債務者区分を「要管理先」や「破綻懸念先」としなければならないのですが、実抜計画があれば「要注意先」や「正常先」として扱うことができるようになるということです。

もっとも、その企業が提出してきた計画が、実抜計画に該当するかどうかは原則、その銀行が決める話なのですが、これによってリーマン・ショック時に倒産しなくて済んだ中小企業もあれば、引当の抑制ができて潰れずに済んだ銀行もあります。

余談ですが、現在はこうして生き延びた中小企業が次々とゾンビ化しつつあり、金融円滑化法の期限切れが迫る中、銀行はこうしたゾンビ企業をどう処分するか、頭を悩ませているとのこと。結局倒産の先送りに過ぎなかったというわけで、亀井静香もとんだ法律を作ったものです。

話をシャープに戻しますと、実抜計画を出せと言われているということは、その企業は銀行から「要管理先」「破綻懸念先」と見られているというわけで、みずほコーポや三菱UFJ銀行は結構シャープの貸出に引当を積んでいるんだろうなあなんて思った次第で、そういう中で担保を付けたといっても新規融資をするのってどうなのという話で、そんなみずほコーポレート銀行とみずほ銀行は来年7月1日に合併するんだという事実が突きつけられてたぶんその時もう一度システム障害をやらかすんだろうという気持ちになって投資判断は買い非推奨になりました。

2009年の劣後債大量発行の借換債なんだということは頭では分かっていますが、どうしてもシャープ倒産時の自己資本維持用という気持ちになってしまいますし、7年債だとインフレリスクも気になりますしとりあえず今回は見送りです。みずほ、大和、岡三、みずほインベの各証券会社で発売ですが、とりあえずグッバイみずほ。

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風邪ひいた

というわけで寝ています。みずほの件、少しお待ちください。

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いい社債が出ないけどそういえばミュージックセキュリティーズってどうなったの

最近いい社債が出ないですね。もっと個人向け社債を起債する企業が広がって欲しいという思いもありますが、休むも相場と言えなくもないです。

ところで、shasaiwatchが人柱宣言をして、無事手数料分だけ負けて帰ってきたミュージックセキュリティーズですが、その後もDMメールが継続して届いており、最近は被災地復興ファンドというのが非常に多いのですが、食品産業ばかりで辟易していた次第。

そんな中、ふと気になるファンドが一つ。発達障害者の就労支援ファンド。現時点では主にグリーの子会社(本体が障害者雇用率を達成するための子会社)に就職させるという仕事をしているようですが、規模は拡大中で成長性は見られます。今回の投資資金は業務拡大に伴う新事業所の人件費として使用されるようです。ファンドの配当は利用者の利用料と補助金からなされる見込みで、利用者が増えれば増えるほど配当が増えるという仕組みです

こういう事業の特徴として、80%程度の利用率を確保しなければ黒字化は見込めませんが、零細企業が多く正確な需要予測が出来るような事業者は少ないほか、売上に占める人件費の割合が高く、リサーチを行うだけの収益性がなかなか見込めないのも現実です。つまり、新たに事業所を立ち上げるリスクは高めで、ソーシャルファイナンスによって高いリスクに見合った資金を集めるというのは、理にかなっています

しかしながら残念なのはスキームです。元金相当額を回収するまでは売上の10.5%が配当に回り、平均利用者12.8人(利用率65%程度)で我々投資家は投資を回収できますが、その後は売上の2%しか配当に回らないため、80%の利用率だとすると年率1.00%以下、100%近い利用率を叩き出したとしても年率2.00%以下の配当しか得られません。しかも投資期間は4年間。この事業の社会的意義を踏まえ赤字にならなければそれでいいという人向けなのでしょうが、もう少し黒字転換後の配当率を高くしてもいいのではないでしょうか。申し込み時に「本事業の社会的意義に鑑み、黒字転換後の収益の半分を事業者に帰属させる」とか「全額を帰属させる」とかいうチェックボックスを作っておいて、ファンドの収益力をもっと高めるべきではないでしょうか。

せっかくの意義なる行いなので、ミュージックセキュリティーズ社の一層の営業努力に期待します

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モルガン・スタンレーが個人向け社債発行!

モルガン・スタンレーが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年半
金利条件:0.90%~1.10%
発行総額:未定
社債額面:50万円
募集期間:平成24年10月1日~平成24年10月12日
格付け:baa1
その他:毎年金利が0.05%ずつステップアップする。

今年も日本人がイグノーベル賞を受賞しましたね。内政、外交と困難続きの中、こういうニュースは本当に嬉しいです。尖閣諸島の問題については、日本政府が中国政府に「日本人が尖閣諸島に立ち入ることがないよう、措置を講じる」と約束した上、魚釣島に「この島国有地につき無断立ち入り禁止 無断で立ち入ると逮捕されることがあります 日本国政府」という看板(10ヶ国語対応)を立てるという策を提案します。

さて、モルスタ債です。今回は期間4年のステップアップ債ですが、最後の半年はステップアップしない変則セコケチステップアップ債です。金利条件も中央値1.00%、ステップアップ幅も0.05%と残念で、QE3のせいでしょうか、買う価値が感じられない社債です。

投資判断は買い非推奨とします。市場環境が悪いため当面は社債への投資は行わず、ライフプランの設計やポートフォリオの見直し等に着手し、時機を待つべきです。

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今月の個人向け3年国債の金利

201209.jpg 
今月の個人向け3年国債の利率は0.070%となりました。先月に比べ変動ありません。 

今月は各社が個人向け国債のキャンペーンをやっています。だいぶ遅れましたがキャンペーンの条件を大手8社で比較してみようと思います。今回の条件は、500万円購入した場合の特典の比較です。下表に証券会社ごとにもらえる金額と、何(現金か、商品券か)でもらえるかをまとめてみました。

証券会社金額種類
日興證券20,000現金
大和証券20,000現金
野村証券20,000JCB商品券
みずほ証券15,000UC商品券
SBI証券10,000現金
三菱UFJMS証券5,000現金
楽天証券0
マネックス証券0

以前も調査したことがあったように思いますが、今回もオフライン証券会社が圧勝です。楽天証券マネックス証券はキャンペーンすらやっていません。その中で三菱UFJ証券を超えるキャンペーンを実施したSBI証券は偉いと言わざるを得ないでしょう。

まあもっとも、そもそも個人向け国債の利率が低すぎて投資対象にならないという声もあるわけですがw QE3も実施されたししばらく社債投資は見送りですかね・・・・・・

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みんなで大家さんが行政処分で60日の業務停止処分

なんかアドベを更新したはずなのに、黒目までなぜかダウンロードされてしまい、初めて黒目で当ブログを見てみましたが、大して変わらなくて残念な気持ち全開で、今日も情弱IEでバリバリ更新していきます。

さて、皆さん既にご存知かとは思いますが、みんなで大家さんが業務停止処分を受けました。
ソースは大阪府東京都

かつて旧ブログで記事削除の要求をしてきたこの都市綜研インベストメントバンクですが、とうとうという印象です。ちなみに、処分の内容は「60日間の業務停止」ですので、10月末には業務が再開されます。内容はというと正直、微罪という印象ですが、問題はここから。

みんなで大家さんが詐欺ファンドでなかった場合、処分を受けても影響は軽微です。その理由は当社のファンド事業は不動産賃貸なので、新規の募集が出来なくなっても既存のファンドは予定通り運営され、そのまま償還の日を迎えます。

しかし、みんなで大家さんが詐欺ファンドだった場合、この処分の影響は致命的なものになる可能性があります。詐欺ファンドは通常、新たに被害者から集めた資金を配当や償還に回すため、常に資金を集め続ける必要があります。ということは、今回の業務停止により、60日間は新たな資金集めが出来なくなり、その分次の配当や償還が出来る可能性が減るということです。

詐欺ファンドの場合は一旦配当や償還が滞ると後は一直線であるため、そうなれば出資した資金はパーでしょう

まあもっとも、詐欺でなければ問題ないわけです。今後に注目です。また、不信感が拭えないというのであれば、3%の手数料を払えばいつでも解約すると当社は宣言しているため、損失覚悟で早期回収を図るという手もあります。3%の損失など投資をするにあたっては大きな損失ではありません。関西電力の株を買ったshasaiwatchは本日時点で55%の含み損です。

心配だが解約するかどうか迷っているという人は、法務局で不動産謄本(履歴事項全部証明書)を取得してみてはどうでしょうか。履歴事項全部証明書に変な登記(所有者が違う、差し押さえや抵当権の登記がある、またはその痕が残っているなど)があった場合、疑惑ありです。今は全国どこの法務局でも履歴事項全部証明書は取得できるし、登録すればネットでも取れるという便利な時代です。投資収益に見合わないほど大量の広告を打ってきた会社です。しっかり調べる必要があるでしょう。

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ソフトバンクが個人向け社債発行!

ソフトバンクが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:5年
金利条件:0.74%
発行総額:1000億円
社債額面:100万円
募集期間:平成24年9月10日~平成24年9月21日
格付け:A

ソフトバンクが借換債の発行です。ちなみに前回のSBI債のハズレ債はこれのようで、SBI証券でも取り扱いがあります。証券会社ごとの割当額は、みずほ240億、大和180億、野村170億、日興150億、三菱100億、SBI100億、岩井コスモ、東海東京、岡三各20億です。

しかし前回、リーマンショックど真ん中で起債して4.52%だった時とはえらい違いですね。しかし、平成24年6月四半期決算では長期借入金、短期借入金、社債の合計額から現預金を差し引いた純有利子負債は8000億円で、平成24年3月決算の連結営業キャッシュフローが7400億円。フリーキャッシュフローも3650億円。リース債務が増えているのはご愛嬌としても、本当に有利子負債がゼロになりかねない勢いです。さすが孫正義。有利子負債ゼロは無理だけど潰れはしないんじゃないのとか言っていたことさえ見る眼がなかったと思わせます

この企業ならばこの金利も残当。投資判断は中立とします。積極的に買いたい金利ではありませんが、投機的格付け(今のシャープ並み)からこれだけの収益を達成した孫正義に敬意を表してこの投資判断とします。

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【アンケート】SBI債当たった?【2012年9月】

恒例となりつつあるSBI債の当落アンケートを実施します。

今回は、「見送り」「知らなかった」という選択肢を加え、より多くの方の投票を募るとともに、SBI債の認知度やどのくらいの人が申し込んでいるのかについても調べてみたいと思います。

まあもっとも、当ブログの常連読者の人はSBI債を知らなかったということはないでしょうが、投資初心者にも優しいブログ作りを目指す一環として選択肢を設けてみました。

今回、起債を知らずに逃していたとしても、好条件の社債をゲットするためにSBI証券マネックス証券には口座を持っておくことをオススメします。最近はネット証券での個人向け社債の起債が増えてきているためです。



たくさんの投票をお待ちしております。

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【2本建て】モルガン・スタンレーが個人向け社債発行!

モルガン・スタンレーが個人向け社債を発行することが分かりました。2本建てです。
ソースはEDINET

発行要項

【富裕層向け】
償還期限:4年
金利条件:0.90%~1.40%
発行総額:未定
社債額面:1000万円以上100万円単位
募集期間:平成24年9月20日~平成24年9月24日
格付け:baa1
その他:金利が毎年0.1%ずつステップアップ

【貧民向け】
償還期限:5年
金利条件:1.00%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成24年9月14日~平成24年9月21日
格付け:baa1
その他:利息部分にデリバティブが仕込んである

最近、2本建ての起債が多いですね。数ばかり増えてもしょうがないのですが、数が出ないと我々社債投資家の資金力が資金ニーズを上回るという状況がいつまでも解消されません。

さて、今回は富裕層向けと貧民向けに同時起債ですが、この格差。富裕層向けは期間も短く金利も高く。ステップアップにしてお得感を演出。三菱UFJメリルリンチPB証券でしか発売せず貧乏人をキッチリ排除。美しいですね。一方でくっさいくっさい貧乏人には仕組み債でも押し込んでおけと。くっさいくっさい貧乏人であるshasaiwatchは釈然としないものを感じます。

さて、デリバティブの内容ですが、ノックイン方式で日経平均が起債当初の85%を上回れば1.10%~2.20%で、下回れば1.00%となるとのこと。ちなみに、前回の同条件の社債は1.65%で決まっています。この時の実績がちょうど中央値になっていますね。

似たような社債を立て続けに起債してくるあたり、人気商品なんでしょうね。日経平均の動きが落ち着いていればとりあえず高い方の金利がもらえるし、ほとんどの人は日経平均は上がるか下がるかの2択だと思ってるし(実際には毎年平均6%ずつ下落)。

毎年6%の下落を前提に考えると、今回の社債は5年平均1.325%のステップダウン債と同じという扱いになります(適当)。今回もさらに条件を切り下げてくる可能性があるので油断は出来ませんが、起債のたびに条件が悪化しているという流れを踏まえ、投資判断は中立とします。三菱系だと言ってもBBB格の企業です。同じBBB格のSBI債と比べるといかにも条件が悪い。とはいえ、野村やオリックスほどひどいわけでもない。SBI債が外れた場合はどうぞというぐらいの扱いにしておきましょう。

ちなみに、富裕層向けの投資判断は買い推奨です。金利条件は仕組み債とあまり変わりませんが、期間が短い点は評価できます。

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【2本建て】ソシエテ・ジェネラルが個人向け社債発行!

ソシエテ・ジェネラルが個人向け社債を発行することが分かりました。2本建てです。
ソースはEDINET

発行要項

【固定金利】
償還期限:7年(3年で期限前償還の可能性あり)
金利条件:1.00%
発行総額:10億円
社債額面:500万円
募集期間:平成24年9月3日~平成24年9月21日
格付け:A

【ステップアップ】
償還期限:6年
金利条件:0.70%
発行総額:12億円
社債額面:500万円
募集期間:平成24年9月3日~平成24年9月21日
格付け:A
その他:毎年金利が0.1%ずつステップアップ

え、何これは

いやいやいや、先月6年1.40%で起債したところじゃん。ステップアップつけて金利半分すか。ついでに言うと7年債の方、間違いなく7年塩漬けになるでしょう。劣後債の場合はTier2として認められなくなるという点があるので早期償還するメリットというのはあるんですが、今回の社債は通常のSBです。資本性なんて始めからないので要は3年後に4年1.00%より低い金利で資金調達出来るかというレベルの話です。ステップアップ債も慣らしてみると6年平均0.95%。欧州の銀行債でこの金利はありえない。

いずれも投資判断は買い非推奨とします。新生銀行で売るらしいですが、果たして捌ききれるのでしょうか?2つで440口しかないですが、無理なんじゃないかな?

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【2本建て】野村ホールディングスが個人向け社債発行!

野村ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。2本建てです。
ソースはEDINET

発行要項

【3年債】
償還期限:3年
金利条件:0.50%~1.10%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成24年9月18日~平成24年9月26日
格付け:A+

【5年債】
償還期限:5年
金利条件:0.70%~1.30%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成24年9月18日~平成24年9月26日
格付け:A+

野村證券から発売される野村ホールディングス債です。相変わらず需要ベースでしか発行してきませんね。まあ、最近の金融緩和のせいでスプレッドは完全に潰れてしまっているので、個人向け社債は売りにくい時代ですよね。今回の中央値は3年0.8%、5年1.0%です。やっぱりそれほど高くない。

shasaiwatchは、野村の企業体質というのがどうも好きになれません。本来事業というのは社会に利益をもたらしてその分け前に与るというのが大原則ですが、野村は、というよりも証券業界全体がそういう雰囲気ですが、社会の利益は放っておいて自分の利益を確保しようとする態度が見え見えです。その結果がインサイダーだの客殺しだのという野村の現状に繋がっていると思います。

社債としての価値は、オリックスよりはマシだと思いますが、それでも月初に三菱UFJが似た条件で起債しており、足元ではSBIが出ているという状況では正直、後回しです。投資判断は中立とします。買うとしたら3年債かな。こういう会社にあんまり長い間資金を留めておきたくない。

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SBIホールディングスが個人向け社債発行!

SBIホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはSBI証券

発行要項
償還期限:1年
金利条件:1.60%
発行総額:100億円
社債額面:10万円
募集期間:平成24年8月30日~平成24年9月6日
格付け:BBB

SBI債の登場です。条件は非常によく、通常であれば突撃すべき社債でしょう。しかし、今回は注意すべき点があります。そう、SBI-FACTA戦争です。

FACTAが主張するところでは、SBIの決算は期末の益出しでかさ上げされた決算内容で実態はもっと悪く、さらに仕手筋の白杉なる人物が資金を引き揚げようとしているため資金繰りも破綻状態であるとのこと。一方、SBIは事実無根と反論しています。

shasaiwatchはオリンパスで明らかになったようにFACTAの取材力は認めますし、最近のメディアの中ではFACTAは好きな方に入りますが、今回に関してはFACTAの分が悪いと考えます。あの煽り文がどうも好きになれないこともありますが、戦争中に「投稿勧告」などと称していながらやってることが内部通報の呼びかけっていうね。戦争中に弾切れになっていることが見えちゃいかんでしょ。戦争を始める前には勝てるだけの弾が十分にあることを確認してから仕掛けるべきでしょう。

FACTAは、益出しによる決算かさ上げは粉飾と主張していますが、まあ別にその意見については同意できなくはないです。しかし、バランスシートの観点から見れば有価証券だった資産が現金に変わるわけで、財務内容はむしろ好転します。問題なのは現金の代わりに変な資産を受け取っていて、その変な資産の価値はないなどバランスシートが痛んでいるケースで、有価証券報告書の内容を見る限り、そのような操作がなされているようには思えません。

また、操作して計上した利益は42億円だとのこと。はした金とは言いませんが、SBIのB/Sに与える影響は非常に軽微です。オリンパスの時は2000億円で、しかも純資産を吹き飛ばすほどの粉飾だったため大問題になりましたが、純資産額3495億円(H24/6末)のSBIが明日、「すいません42億円ウソでした」と言っても、shasaiwatchは問題にしません。

また、仕手筋が資金を引き揚げようとして資金繰りが瀕死という報道についてもshasaiwatchは「影響軽微」と断じます。FACTAは白杉なる仕手筋がSBIに200億を貸していて、その金を引き揚げようとして資金繰り破綻と言いたいようですが、まずそもそも仕手筋がSBIに金を貸す道理がありません。SBIに金を貸すとそんなに儲かるんでしょうか。せいぜい年1.60%ぐらいではないでしょうか。仕手筋がそんな利益率で満足するわけないです。また、株式市場と融資・債券市場は性格が異なります。債券市場で仕手筋のように儲けようと思ったら、相当好条件が整わないと無理です。

また、その資金が引き揚げられようとしているからといってSBIの資金繰りが破綻するとは思えません。第一、SBI債を発行すれば400億ぐらいは1日で集めてしまうような企業です。実際、今年の1月に300億円を早い者勝ちで発行したら5分で完売という結果になりました。我々個人投資家が決定的な不信感をSBIに持たない限り、SBIが資金繰り破綻に陥ることはないと言えます。shasaiwatchが思うに、2chのこのレスが一番実態を表しているのではないでしょうか。

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830 名前:山師さん@トレード中[] 投稿日:2012/08/21(火) 13:47:21.19 ID:i0Bhm6tw0
白杉恵子が仕手戦用に信用取引の担保200億をSBI証券に入れてんだろ。
それを金融庁が嗅ぎつけてマネーロンダリングで摘発しようとして、
その資金を海外に引き上げると。
SBIにしてみると担保とはいえ200億の金が流出するわけで
北尾も真っ青ってことだろうなw
信用取引の担保ってのは株にしろ現金にしろ、
まるまる証券会社で自己運用に使えるからな。
SBIのリリースとしては証券取引の担保は顧客資産ですって感じでリリースして
当社の借金ではないと上手く逃げてる。
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というわけで、FACTAの件が事実であろうとなかろうと、SBIの信用力は揺るがないという結論に達しました。投資判断は買い推奨とします。株主の皆さんはSBI-FACTA戦争で株価が下がって涙目なのかもしれませんが、社債投資家の関心は償還まで生き残れるかです。生き残ると判断した以上、shasaiwatchとしてはもっと戦争が激化して抽選倍率が下がってくることを心の底から期待するものです。ていうかいい加減当たれ。


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