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仕組み債とは何か。仕組み債に対する当ブログのスタンス

こんにちはshasaiwatchです。今日はコメント欄で仕組み債についてのお話がありましたので、仕組み債について解説いたします。

★仕組み債とは?
仕組み債というのは、デリバティブを組み込んだ社債のことです。デリバティブというのは金融派生商品のことで、要は株取引や為替取引を便利に行うために必要な特殊な金融商品のことです。

仕組み債には、このデリバティブが組み込まれています。デリバティブは基本的には保険的な意味合いを持つのですが、仕組み債のポイントは、我々社債投資家が保険に入るのではなく、保険を引き受ける立場になり、何かあったら損失を負わされる立場になるということです。

例えば、仕組み債で代表的な日経平均連動債とEB債について見ていきます。

ほとんど全ての日経平均連動債は、金利が高いかわりに日経平均が大きく下落した際、償還金額が下がった日経平均に連動して減らされて償還されます。なお、上がった場合に元本よりも多く受け取れるというようなことはなく、下がった場合だけ連動します

EB債(他社株転換条項付社債)は、参照企業の株式が下がった場合には、元本は没収され、その下がって含み損状態になった株式が交付されます。もちろん、上がった場合に含み益の株式が交付されるということはありません。

とまあこんな具合ですので、この手の社債を購入する場合には、日経平均やその企業の株価は下がるが、ノックイン水準(これ以上株価が下がると元本減額になる水準)には至らない、という精密な予想が必要です。

なお、日経平均のノックインが60%だからといって安心はできません。年始の日経平均に比して年末の終値が60%台だったことは日経平均史上3回あります(1949年、1990年、2008年)。そのうち2008年は60.3%とノックイン寸前のライン、年の途中だとノックインしていたのではないでしょうか。

★なぜこんな社債が発行される?
このように、仕組み債の多くは個人投資家に大きなリスクを引き受けさせすぎる商品です。さらに、A社の株式をまとまって売りたい大口投資家がいるから、という理由でA社の株価を参照するEB債を発行し、株価が下がらないように徐々に売りつつ、株価が下がってしまったら大口投資家から預かった株式を交付してしまい、大口投資家には我々投資家から巻き上げた社債の代金を渡してしまう・・・なんて噂も聞きます。

こうなると、我々は大口投資家が損をしないためのダシに使われているようなもので、いよいよ買って不快な金融商品となってしまいます。

★なぜブログで採り上げないの?
当ブログでは仕組み債を取り扱っていません。その理由としては、上記の理由のほかに、次のような理由があります。
・リスクとリターンの関係が複雑で投資判断が難しい
・発行額が少額すぎるものも多く、読者にとって閲覧するメリットが少ない
・数が多いので更新が間に合わない

基本的には消極的な態度です。社債というのは低リスクな金融商品で、投資初心者が安心して手を出せる商品です。にも関わらずデリバティブを組み込み、高リスクの金融商品にして販売するというこの態度はshasaiwatchには理解できません。貯蓄から投資へ、を本気で考えるならば、株式や為替よりも低リスクな金融商品をもっと販売し、徐々にリスクを上げさせていくのが道理だと思います

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関西みらいフィナンシャルグループで6ヶ月0.301%定期募集中

関西アーバン銀行、近畿大阪銀行、みなと銀行が経営統合し、関西みらいフィナンシャルグループが4月1日から発足していますが、これを記念して0.301%の6ヶ月定期が各行で募集されています。

各行で500億円ずつの合計1,500億円、預入可能額は1,000万円までです。当面行き場のない資金をお持ちの方は預入を検討してもいい水準ですね。

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東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.27%
発行総額:17.28億円
社債額面:10万円
募集期間:平成30年4月2日~平成30年4月19日
格付け:BBB+

同じ格付けのSBI債に比べて金利が2/3ほどの社債が出てきました。正直なところSBIを見た後だと心が魅かれませんが、真っ当な目で見れば投資判断は買い推奨なんでしょう。余った資金の置き場としては十分な社債です。ただ、全部ぶっこむと来年まで資金を動かせなくなるので、資金待機もしつつ、ここにも投入、といった感じでしょうかね。

東海東京はちょいちょいこうした短期の社債を出してくるので、口座開設をしておくことをお勧めします。

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