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【悲報】SBIソーシャルレンディング、相変わらずだった

SBIソーシャルレンディングがバイオマスブリッジローンファンドの募集を開始しました。
ソースはSBIソーシャルレンディング

22億円の大型ファンドの募集なので、中身を見てみましたが、相変わらず詳しい情報が不透明です。バイオマス発電やるよ!金貸して!という話なのですが、正直なところスキームがよく見えません。


今回の借り手は、バイオマス発電事業者に融資を行う株式会社(バイオマス発電事業者の代表社員でもある)と、施工業者の代表者が代表取締役を務める株式会社であり、連帯保証人として施工業者の持株会社がつけられていますが、どういう意味合いなのでしょう。スキーム図を見る限りは、転貸を経て土地代金及び施工業者の立替資金になるように見えます。

この場合、順調にいくと土地が転貸資金によって購入され、建物と設備が建設され、その間の資金が施工業者に貸した金で賄われ、完成後にどこかの銀行から事業者本体が融資を受けて転貸資金を代表社員に返済し、施工業者に建物&設備代金の支払いが行われ、これをもって代表社員&施工業者が我々に返済を行う、という話のようです。

この時点で相当めんどくさい。実際に発電する事業者に直接融資付けちゃいかんのですかね?


担保権の設定にも疑問が残ります。土地に担保設定するのはいいのですが、建物と機械装置に対して担保設定を行うとのことですが、これは譲渡担保権で行うよりも、工場抵当法に基づく工場抵当で行うのが妥当ではないでしょうか。工場抵当が設定できない理由でもあるのでしょうか。

また、建物は完成後、機械装置は所有権移転後でないと担保設定が出来ません。そうでなければ建物は登記できないので担保設定が出来ませんし、機械装置は動産先取特権が残存した状態で担保設定をすることになるので、担保の意味を成しません。

さらに、施工業者に対しては実質的に立替資金となりますので、これらの問題を解決した上で担保設定を行うとなると、既に返済資金を確保した上で担保設定を行うこととなるため、担保設定をする必要性がありません。さっさと金返せという話です。

となると、この担保権は「バイオマス発電設備が完成した後、銀行が融資を付けない場合に、土地建物設備丸ごと売却することを想定した」担保設定ということになります。

しかしながら、これが実現した場合には、少なくとも設備は施工業者が動産先取特権を有している状態と考えられますので、実際の担保評価に比してオーバーローン状態となっていることが想定されます(担保評価額は22億1000万円)。

となると、担保権は実質的には土地と建物にしか効果を発揮せず、さらに建物はこういう状態ですから未完成・未登記も十分考えられます。また、土地はどこにあるか分からず、評価の裏が取れません。

これでは安全性の評価をしようにも出来ません。「バイオマス!年利9%!」で飛びつく人ぐらいなんでしょうか。こういう人は詐欺にも引っ掛かりやすいと思います。SBISLが延滞を起こした時、当ブログに突っ掛かってきた人もそういう人なんでしょうね。自分でリスクを図り、自分で投資するという基本的な考え方がなっていない人。こういう人は定期預金でさえ損失を出します。実際、日本振興銀行の時にはやられた!という人が当ブログでも出ましたね。

そもそも20億オーバーの投資をするというのに、自己資金はどこへいったのでしょう?全額ローンなんでしょうか?全額ローンで22億の投資をして、つなぎ融資に9%の金利で調達する企業は、shasaiwatchは信用しません。何もないことを期待はしますが、投資判断は買い非推奨です。スキームは無駄に複雑だし、保全は怪しいし、資金調達にも無理があるように思います。

でもさっき見たら13億円ほど既に申込されてるのなwww

この程度の投資案件でもワーッとお金が集まるんだから、本当に金余りなんだなあと思った次第です。


SBIソーシャルレンディング 出資募集プロモーション

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【悲報】shasaiwatch、新幹線に閉じ込められる

姫路の人身事故の影響で、shasaiwatchはただいま、新幹線の中に閉じ込められています。かなり時間がかかりそうなので、携帯からの投稿テストも兼ねてそんな訳です、という旨の記事です。

なに?Twitterでやれ?

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【朗報】SBIソーシャルレンディング、ちゃんと回収を頑張っていた

7月に延滞が発生していたSBIソーシャルレンディングですが、その後、ちゃんとまともな回収を行っていたことが分かりました。

経過
7月25日、競売申立

7月30日、19号ファンド、担保不動産売却

8月31日、16号ファンド、一部代位弁済により回収

9月20日、債権売却により552百万円を回収


これらの取り組みによって、各号ファンドの延滞残高はこのようになっています。
16号:82百万円
17号:0
18号:0
19号:136百万円
20号:118.5百万円
21号:70百万円
22号:297百万円

なお、回収できたファンドであっても、利息まできっちり取り立てられたかというとそうでもない模様です。まあ、デフォルトが発生したファンドで元金が還ってくれば正直儲けもの。利息損害金まで欲張ろうとするのはやりすぎというものです。

shasaiwatchの感想ですが、こいつらよく頑張ってるなという印象です。即刻競売申立を行った時点でこいつらやる気ねーわ競売終わるまで動かねーと踏んでいたので、任意売却に持ち込んだり、代位弁済や債権譲渡を元本を確保しながら行うなど「早期に」「投資家に忠実に」を実行しています。任意売却できたってことは、連絡がとれなくなったと言っていた債務者を捕まえることに成功したのかな。代理人弁護士かもしらんけど。

あと思うこととして、素早く回収することをモットーとしつつも、元金の毀損が確定することを遅らせようとしているのかな、という印象を受けます。SBISLは、これまでに行った回収で元金の毀損が確定する内容の回収はまだ行っていません。もしも競売での回収に自信があるのであれば、ホールドして利息損害金まで回収する手もあったでしょうし、債権回収会社に元金相当額で売却しているということは、債権回収会社はそれ以上、すなわち利息損害金まで回収するアテがあったということです。

そこから深読みするならば、残った債権について債権回収会社に売却しなかったということは、債権回収会社から元本相当額のオファーがなかったということで、ということは債権回収会社も元本が毀損する可能性を意識しているということです。つまり、回収の可能性はこれまでの債権と比べて低い、と予想されます。まあ、債権回収なんて後になればなるほどキツくなるわけで、まだ残っている債権に投資している投資家は覚悟を決めておいた方がいいと思います。

今回延滞に至ったファンドは総額32億円近くあったわけですが、そのうち未回収の延滞残高が7億円というのは、死んだ会社から取り立てる割には比較的マシな回収結果で、今後残りの競売や配当なんかもあるわけで、やっぱり不動産担保がナンバーワン!と言わざるを得ない結果であったといえます。

貸し手の情報が分からず、担保の状況も分からず、投資不適格と考えていましたが、中身は真面目に運営していたということですね。金融詐欺の多いソーシャルファイナンス界隈では一筋の光のようです。残りの債権を回収して何とか無事でしたと言えるよう祈っています。現実的にはどうかという話は置いといて


追記
携帯を機種変しました。前の機種はどーもFC2アプリと相性が悪いのかログインできなかったのですが、機種変したらちゃんとログインできました。これからは携帯からも更新できるかもです。
それにしてもなんでFC2は野良アプリなんだろう?

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