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日本生命2011基金特定目的会社が個人向け社債発行!

日本生命2011基金特定目的会社が個人向け社債を発行することが分かりました。 ソースはEDINET 発行要項 償還期限:5年 金利条件:0.80%~1.35%(平成23年7月27日条件決定) 発行総額:500億円 社債額面:100万円 募集期間:平成23年7月28日~平成23年8月4日 格付け:AA- 久しぶりの社債型個人向け証券化商品です。じっくり解説します。 この社債は、日本生命と銘打っていますが、日本生命の社債ではなく、日本生命が設立した特定目的会社の社債です。発行体は日本生命が資産を証券化するためのペーパーカンパニーであり、社債の償還は証券化のスキームと資産の質に依存しています。 スキームは次の通りです。まず、大和証券と野村証券が合計1000億円を基金として日本生命に拠出し、基金債権を取得します。次に、両証券は発行体にその基金債権を譲渡し、発行体はその基金債権を裏付けとした社債、つまり今回の個人向け社債と、別途発行される機関投資家向け社債を発行するというものです。 逆からたどると、我々が社債を買った資金は大和と野村を通って日本生命に流れるわけです。つまり、今回の社債の安全性というのは、大和と野村が日本生命に拠出した基金が無事償還されるかどうかにかかっていると言えます。 で、そもそも基金って何?というわけで調べてみたところ、相互会社の出資金だそうです。日本生命は相互会社なので増資などが出来ず、柔軟な資本政策を取ることが出来ません。そこで増資する代わりに基金を受け入れることで資本増強を行っているそうです。基金は相互会社の資本の部に計上され、自己資本比率を改善させます。 一方で、基金は相互会社の純資産に計上される性質のものでありながら、利息の支払いや元金の償還を定めることが出来るという、負債としての側面も持っているらしいです。保険契約者や一般債権者への支払いよりは後になるけど株式のように償還不要とは言い難い、劣後債や優先出資証券のようなイメージで捉えればいいのではないでしょうか。 日本生命が最近カネを使う要素はというと、震災の被災者への保険金の支払い、アリアンツへの出資、東京電力と沖縄電力を除く電力8社への緊急融資、システム投資、場合によっては東京電力への緊急融資などなど、とにかく資金は必要な様子。そりゃあ資本増強はしたいでしょうね。 劣後債のイメージで語るならば、比較対象は三菱UFJの劣後債でしょうか。こちらは実質5年1.11%で格付けAですが、今回の社債は期間・金利ともほぼ三菱と同水準になりそうな中で格付けがAA-。なかなかいい条件です。格付け会社はアテにならないと言っても、震災で大きく毀損するはずの保険会社の信用状況が震災後もあまり変わっていないところから見るに、とりあえず5年以内に日本生命が倒産するということもなさそうです。証券化商品というところもshasaiwatch的にプラス評価です。 投資判断は買い推奨とします。証券会社ごとの割り当て額は、大和275億、野村100億、日興45億、みずほ45億、三菱35億です。
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コメント


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>0.80%~1.35%
1%でしたね

無記名債さん | URL | 2011-07-27(Wed)19:19 [編集]


機関投資家向けは1億円単位なので個人向けでしょう。
最近は機関投資家の方が金利に対して恐ろしくシビアな感じがします。特に堅実経営で有名なJ信金などはおいしいところは全部持っていて、一般の債券フアンドより数層倍の運用益を毎年コンスタントに事業報告書に計上してますよ。
金利条件の良い三井住友銀行劣後債も今では機関投資家向けのみですからね。
まあそんなわけで今しばらく様子見と行きます。

無記名債さん | URL | 2011-07-13(Wed)20:05 [編集]


住生と明治安田も同じようなものを発行を発行するようですね。
どちらの社債も1000万単位のようですが、
これらは個人向けではないのでしょうか?

みらこ | URL | 2011-07-13(Wed)17:49 [編集]


これいいですね。生保会社が基金積増しするのは、金融庁からのソルベンシーマージン比率の計算の際に、株式とかの資産評価、いわゆる掛目変更への対応だと思います。
ほっとくと、損保会社、銀行、生保は取引先の保有有価証券を売却する必要があるからだと思います。ということは、日本生命のあとから他の生保も同じような手段をとるかも知れないし、まさかですが、第一生命が増資に踏み切るとか.....まっ、これはないです
また、日本生命独自では、外国生命への資本参加、新統合システム開発費が当初の1200億ぐらいだったかの開発費で現金とんでいくんで現金もっときたいかですかな?

LUM | URL | 2011-07-13(Wed)15:29 [編集]


まあ、いろんなとこから電話あり。
UFJ,丸紅、県民債、日本生命、等々、、、、。
ごちゃごちゃ動かすの正直、面倒になってきました。
1000しかないから、MRFと銀行で様子見と決め込みました。

無記名債さん | URL | 2011-07-13(Wed)15:13 [編集]


自分も三菱買ってなかったら
迷わず買ってたな
三井住友劣後が出るまでのツナギにもいいしね

無記名債さん | URL | 2011-07-13(Wed)13:29 [編集]


この仮条件では、多分金利は1.1%というところですね。三菱とニッセイともに日本を代表するブランドですから、その優劣を比較するのもおかしい話です。一口が250万円か100万円単位かの違いですね。私は三菱にしましたが、嗜好の範囲ですね。

無記名債さん | URL | 2011-07-13(Wed)10:23 [編集]


すでに大和証券で2000万分の枠を確保しました。
支店にどれだけ回ってくるか解らないと担当者は渋りましたが、だったら野村で購入すると一言添えたら支店長決済でOK。
おかげで三菱UFJ劣後債と合わせて、この時期に1%越えの社債を相次いで購入することができてラッキーでした。
それから一般担保付というのは日本生命の基金を証券化の担保とすることで、アレンジャーの倒産リスクを隔離しているということです。
基金はハイブリッド資本というわけで保険金支払や借入に劣後するので日本生命が経営危機になると償還されないリスクは残ります。

やま | URL | 2011-07-13(Wed)10:15 [編集]


一般担保付きとなっておりますが、日本生命が特定目的会社の元利金支払いを担保しているという理解でよろしいのでしょうか・

社債ファン | URL | 2011-07-13(Wed)10:03 [編集]


この基金のペーパー会社だけ潰して
日本生命がのうのうと営業を続ける
なんてことは無いですよね
そんなことしたら信用を失う
JALみたな例もあるが・・・

社債大好き | URL | 2011-07-13(Wed)06:02 [編集]


2010年度の同社社債の仕組やリスクについての詳しい説明がS&PのHPにも載っていました。
因みにS&Pによる同社の格付けはAで三菱東京UFJ銀行はA+です。

無記名債さん | URL | 2011-07-13(Wed)04:59 [編集]


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