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人柱報告:ミュージックセキュリティーズ

昨年、人柱宣言をして1口だけ投資していたミュージックセキュリティーズのブルーハーツのカバーファンドですが、このたび償還の連絡が来たので報告いたします。 投資成績 投資金額:5,000円 配当金額:5,030円 利回り:0.6%(ただし、20%の源泉徴収あり。実質0.48%) shasaiwatchの手元には、ファンドの売り上げや費用の明細に関するPDFファイルが届いています。このブルーハーツのカバー、結局2,200枚ほど売れたそうです。音楽市場真冬の時代によく頑張ったというべきか、所詮この程度に過ぎなかったというべきか・・・ 手元の資料をうpすることはしませんが、こういうファンドの損益計算書の様式とか、非常に参考になります。あまり見慣れないものですが、中身を解読していくと以下のことが分かりました。 今回の事業をするのにファンドは150万円を集めましたが、CD製作費として300万円かかり、差額の150万円は営業者(ミュージックセキュリティーズ社ということになっていますが、おそらく実態としてはこのCDの歌手)の負担になりました。また、売上は440万円程度にとどまった上、販売費として285万円ほどの負担が発生し、差し引きの利益は155万円、配当金を含めたファンドの償還に151万円必要であったため、営業者に残った資金は4万円程度となりました。結果としてCD製作費の営業者負担分150万円-残った資金4万円の差額は営業者の持ち出しになったまま、当ファンドは終了。投資家は元金+若干の利益となったものの、営業者は大赤字を出すという結果となった次第です。 儲からんねえ。ちなみに、営業者も投資家も利益が出る損益分岐点売上枚数は、今回の場合は約3,000枚でした。今回があまりいい結果にならなかったというべきなのか、あと800枚の後押しがあればみんな笑って終わりにできたのか。ちなみに、売上が2,000枚を切っていた場合、投資家にまで損失が及ぶ事態となっていたので、おそらく前者が正しい結論だったのでしょう。 しかし、今回の結果を見て思ったのは、損失が出る案件であっても投資家に利益を与えることは出来るということでした。逆に言えば、見込まれる損失額を営業者が許容できれば、ファンドを組成して大きな事業を起こすことが出来るということです。これは政府や自治体の行う事業や、三セク事業に応用が出来ます。ソースは失念しましたが、信託を使ってこうしたファンドを機関投資家向けに売り出している自治体があるという話も聞いたことがあります。また、収益性が低く投資がなかなか集まらないが、社会の要請が強い分野(例えば自然エネルギー発電など)であったとしても、寄付金を集めてそれを引当にファンドを組成することで、事業が実施できる可能性があるということです。 振込手数料が自己負担だったこともあり、今回は正直儲かったとは言い難いshasaiwatchですが、これは今後日本の金融を変えるかもしれないスキームだと思いました。今後ますます期待が持てそうです。
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コメント


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これは面白い結果ですね。事業をスタートさせたい人にとっては非常に有意義な方法ではないでしょうか。

無記名債さん | URL | 2011-11-10(Thu)01:40 [編集]


ご報告有り難う御座います。今後もこの種の記事を期待しています。

無記名債さん | URL | 2011-11-09(Wed)17:58 [編集]


人柱情報ありがとうございます。
歌手の方はがんばってほしいですね。

無記名債さん | URL | 2011-11-08(Tue)23:44 [編集]


やっぱり厳しいんですね。そもそも商売になってませんね。

無記名債さん | URL | 2011-11-08(Tue)23:18 [編集]


ブルーハーツいいですよね。

無記名債さん | URL | 2011-11-08(Tue)23:16 [編集]


人柱,お疲れ様でした.参考になりました.

無記名債さん | URL | 2011-11-08(Tue)23:12 [編集]


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