
国際協力機構が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースは国際協力機構
発行要項(4年債)
償還期限:4年
金利条件:0.38%
発行総額:100億円
社債額面:10万円
募集期間:平成23年12月5日~平成23年12月16日
格付け:AA-
発行要項(10年債)
償還期限:10年
金利条件:1.14%
発行総額:100億円
社債額面:10万円
募集期間:平成23年12月5日~平成23年12月16日
格付け:AA-
出ると言われてなかなか出てこなかった財投機関債です。財投機関とは、国の信用をバックに有利な資金調達を行い事業を行う公営企業で、かつては郵貯の出口と言われていました。国際協力機構はその財投機関の一つで、青年海外協力隊などの事業を行っています。これまでは財投機関という信用力を生かして機関投資家向けにのみ、社債を発行してきました。
今回、個人向け社債を発行する最大の理由は、「個人向け国債が売れないから」です。個人向け国債が売れないことに困った財務省は、知恵を絞った結果国債よりも高い金利がついている財投機関債の方を個人向けに売るという方法を考え、実行したのです。その第1弾が、今回のJICA債です。shasaiwatchは個人向け国債が売れないのなら仕組み債にして情弱釣ればいいのにという意見を持っていますが、それは別の機会に語るとして、今回のJICAです。今回の社債は、社債としての評価ではなく個人向け国債としての評価をするのが妥当です。そういう意味で、投資判断は買い推奨です。次回から個人向け国債は復興債になりますが、まず先にこちらがなくなってから国債の申込をすればいいのではないでしょうか。感謝状はもらえないけどw
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