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2011年の個人向け社債市場を振り返る+2012年の展望

謹んで新年のお祝辞を申し上げます 旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。 本年も相変わらず、よろしくお願いいたします。 2011年は世界中が大きく動いた年でした。それを反映してか個人向け社債市場は2010年の状況とは大きく様変わりしました。2011年の個人向け社債の発行総額は2兆0264億1200万円、発行数は同時起債も含めてですが71本と昨年をいずれも大幅に上回りました。なお、この中には昨年計上していたCBは計上していません。またSFJ Capital Limitedが発行した2000億円の優先出資証券を個人向け社債扱いとして統計に含めています。内訳は下のグラフのとおりです。 2011個人向け社債発行額.jpg (今年からopenofficeに挑戦です。うまく表示されるかな?) 2011年は、71本中32本がサムライ債で、さらにそのうち14本がRBSの社債でした。年がら年中サムライ債の話ばかりしていたように思いますが、起債された金額ベースではそれほどシェアがありません。これはネット証券を通じた小口の起債が多かったためです。欧州金融危機が深刻化した結果、年初の頃に起債されたものは軒並み評価額が元本割れを起こしており、シティ債で懲りたはずのあの胃が痛む日々をまたしても過ごす破目になった人もいるのではないでしょうか。 国内に目を向けると、今年は本当に多種多様な社債が出ました。コール無し劣後債、債務免除特約付劣後債、生保の基金担保社債、SPCの優先出資証券、個人向け財投機関債、外国債、そして、買うのに抽選が要る社債www また、震災や欧州危機の影響により、発行中止になった社債もありました。いずれにしても、多様な社債の発行は市場を活性化させます。2012年も発行体の皆様には是非とも、注目の社債を発行していただきたくshasaiwatchからお願いいたします。 なお、最も大口の起債だったのはSFJ Capital Limitedの優先出資証券で2000億円、次点は三菱東京UFJ銀行の劣後債で、1600億円でした。最も金利が高かったのはトマト銀行の劣後債で2.84%、次点はモルガン・スタンレーの普通社債で2.80%でした。 2011年の個人向け社債市場は、東日本大震災の影響はさほど受けず落ち着いたスタートでしたが、年後半、欧州金融危機が深刻化するにつれ大きくスプレッドの乗った社債が発行されるようになり、絶好の買い好機の中終了したと言えます。2012年もこうした流れを引き継ぎ、高金利社債が次々発行されるでしょう。また、2012年の世界経済の動向として、欧州危機に起因する欧州経済の減速、米国経済の長期低迷(デレバレッジング)の継続(ただし、大統領選挙を見据えた政府支出拡大も要チェック)、中国バブルの崩壊(不動産価格はすでに下がり始めており、美術品投機が流行するなど末期的状況)、日本国内の復興需要と進まない構造改革、世界的な指導者交代などが確実視される中、shasaiwatchが注目する社債の発行体は、国内メガバンクと地方銀行です国内メガバンクは、欧州危機でもさほど痛手を被っておらず健全な財務内容をキープしています。しかしながら、2009年に発行した劣後債の償還期限が2012年に迫ってきており、その額は1兆円を超えます。現状、欧州金融危機のためスプレッドは高めに設定せざるを得ませんが、高めに設定したとしても借り換える方がそのまま借りておくよりも有利になるはずです。増資にも限界のある中、相当額の借り換えを行うのではないかと考えています。 地方銀行は、1年間延長された金融円滑化法への対応がポイントとなります。金融庁は「時限立法の再延長は異例だがやむを得ない」という理屈で同法を延長していますが、裏を返せばこれは1年以内に不良債権化した企業を切れという金融庁の意思表示です。2012年は金融円滑化法の適用を受けて返済猶予を受けている中小企業は銀行が「立ち直る見込みなし」と判断したらどんどん倒産に追い込まれるでしょう。しかし、銀行によっては不良債権を処理するだけの自己資本に乏しいところもあります。それならば処理枠を作っちゃえとばかりに劣後債の発行に乗り出すところがあるでしょう。 これらの2業界に限らず、今年もいい社債が数多く発行されますように。
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コメント


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消費税あげるのわかっていたら、初めから自民党に票入れ取ったわい。尖閣問題、原発問題、東日本大震災も自民党のが対応が良いに決まってるからね。

無記名債さん | URL | 2012-01-03(Tue)20:20 [編集]


てやんでい

無記名債さん | URL | 2012-01-03(Tue)14:07 [編集]


青さんが言われるとおり、そう考えると、消費税10%って恐ろしい。。。
でも、国の財政破綻は、もっと恐ろしいし。。。
消費税upはジワジワ生活にボディブローのように効いてきそうな気がします。。。

無記名債さん | URL | 2012-01-03(Tue)13:09 [編集]


たとえば100万円を2%の劣後債などにしたとしても、税引き後は1.6%にしかならない。
自己資本との関係で5年後に償還された時に、その金で車でも買おうとしたら、消費税は10%になっているw 
なんだか1~2%の金利で右往左往しているうちに、3年後の2015年には消費税は10%なんだよなあ
もちろん0.1%でも金利がよいほうがいいに決まっているけど、出費がかさむのはかなわんなあ

青 | URL | 2012-01-03(Tue)10:49 [編集]


何に投資するかは人それぞれ。リスクを100%ゼロに抑えたい輩はコメなんかしないでいいから、とっととこのサイトから立ち去ってほしいね。

無記名債さん | URL | 2012-01-03(Tue)01:46 [編集]


shasaiwatch様。大変参考になりました。ありがとうございます。野村について、コメントをお願い申し上げます

無記名債さん | URL | 2012-01-02(Mon)21:09 [編集]


尼崎信用金庫、西京銀行、SBJ銀行に預金保険以内で預けるのは、いかが?

無記名債さん | URL | 2012-01-02(Mon)17:28 [編集]


預金と言えば、静銀のインターネット支店の定期預金0.7%が有名ですが、省エネのための設備投資を考えている東京や神奈川の個人事業主にとっては、1世帯100万円以内1%の城南信金の「節電プレミアム預金」があります。
http://www.jsbank.co.jp/service/azukeru/PremiumAccount/PremiumAccount_chirashi.html
さらには1年間無利息の「節電プレミアムローン」というものもあります。
http://www.jsbank.co.jp/service/kariru/PremiumLoan/index.html

無記名債さん | URL | 2012-01-02(Mon)16:04 [編集]


最高の利殖商品は預金と個人向け国債なり。債券保有期間中に何が起こるか分からない商品は賭け事。

無記名債さん | URL | 2012-01-02(Mon)01:28 [編集]


やっぱりこの路線じゃなきゃね

ミックマーズ | URL | 2012-01-01(Sun)23:39 [編集]


昨年もお世話になりました。
さて、高利回り=ハイリスクは当たり前ですが、これからは、リーマンショック直後より危い気配を感じます。国内外ともに。
為替と欧米のCDS睨みながら慎重を期すべき1年になりそうですね。
今年もよろしくお願いします。

ただ星人 | URL | 2012-01-01(Sun)23:38 [編集]


shasaiwatchさん。いつも詳しいコメントありがとうございます。半年前偶然このサイトを見つけて、社債情報のために毎日チェックしております。色々あったと思いますが、めげずに頑張ってください。応援してます。

無記名債さん | URL | 2012-01-01(Sun)22:08 [編集]


こういう解析ができるところが流石です。

無記名債さん | URL | 2012-01-01(Sun)20:34 [編集]


明けましておめでとうございます。
今年も参考になるコメントを、お願い致します。

無記名債さん | URL | 2012-01-01(Sun)18:26 [編集]


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