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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は91.16円、利率は7.390%となりました。先日に比べ58銭の上昇です。

シティ債、反転しました。次に大きな動きがない限り、しばらくはこの値段でいくのでしょうか。

ところで、クライスラーの破綻の件ですが、案外市場は織り込み済だったようで、ダウも日経平均も為替もさほど反応しませんでした。オバマ大統領は有担保債権者がゴネやがったなどと批判していますが、経済合理性に則って動くのは市場経済に生きる者として当然です。ましてや国策のために自主的に市場原理を無視して行動しましたなどと言ったら、その会社の経営者は背任で逮捕されることになるでしょう。もし何が何でもやりたいのなら、反対している債権者に対しそれ相応の見返りをアメリカ政府は与えるべきでした。

クライスラーはフィアットとの提携を発表し、早期に経営破綻の状態を脱する計画を発表しています。株式は大口債権者である労組・アメリカ政府・そしてフィアットが握るようで、再生型の破綻処理としては非常にスタンダードなやり方だと思います。オバマが口を出すまでもなく、クライスラーは再生していくでしょう。アメリカ政府とカナダ政府がDIPファイナンスの出し手となるとも報道されており、ずるずる二次破綻してしまうということもないのではと思います。

今後の課題としては、結局まとまらなかった債権者との債務削減交渉をいかにまとめ、通していくか。また、再生に協力し負債カットに応じた債権者にいかに利益を与えていくかだと思います。クライスラーは非上場企業なので、株価の上昇によるメリットがなかなか得られにくい面があるので、IPOに向けて動いていくというのがまあ妥当なところなのかもしれません。

となると次はGMです。こちらは支援するという企業がないので、自力再生しかなく、クライスラーよりも難航するかもしれませんね。

さて、一連の金融危機、そして自動車業界の危機で分かったことですが、経営困難に陥った企業を救うDIPファイナンス、または再生ファイナンスというのは本場米国においてもまだまだ厳しいのだなということです。巨大企業が経営危機に陥った際、その支援必要額の巨大さに民間は誰も資金の出し手がなく、結局政府が支援する羽目になる。リーマンは政府支援がなく倒産し、シティ・AIGは政府支援で生きながらえ、クライスラーは破綻の中で政府支援が行われる。この中に、民間のファンドが資金の出し手として登場したケースはありませんでした。小さな政府の実現というのは非常に難しいのだなと痛感させられました。

これはわが国においても同じことで、最近の動向を見てもエルピーダやパイオニアやルネサスに公的資金を入れるという話題が出ています。どれも規模からみて民間のファンドが入ってもおかしくないと思いますが、金融危機でどこのファンドも恐れをなしているのか、出し手がおらず公的資金注入の方向で調整がなされています。

新生銀、りそな銀をはじめいまだに公的資金が注入されている銀行があることを考えると、公的資金が注入されるとかなりの長期間、その企業の株主として(優先株であったとしても)政府が居座ることになります。これは決して健全な事態ではありません。

危機対応として政府が市場に介入するのは否定はしません。しかし、危機後すみやかに政府が市場から退出できる仕組みが現状、日本にもアメリカにもないというのが今後政策課題となってくるような気がします。こうした公的資金を買い取って運用するファンドがあれば面白いのですけれどもね・・・
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