
春ですね。会社には新入社員が入り、桜の名所では花見があります。何かと慌ただしい昨今、新人の初仕事が花見の場所取りだという会社はまだ存在するのでしょうか?
個人向け社債市場も春になれば動きだします。大企業の経理・財務部の今年度の合言葉は「不景気を乗り切るだけの手元資金の確保」です。スプレッドを乗せれば社債発行できるようになった昨今、期限まで返済しなくてよい社債は大量発行が見込まれます。昨年度も大型の個人向け社債発行が相次ぎましたが、今年はそれを超える発行があるかもしれません。
まず何と言っても有名事業会社の起債です。AA~A格の有名企業が手元資金確保のため起債してくる可能性があります。東芝、日立製作所、シャープなどの電機関連に注目です。
また、今年度注目したいポイントとして、三都市CLOに続く証券化商品の登場です。日本の証券化市場復活のため、また知名度向上のため個人向けCLOを再度出してほしいと思います。
銀行は大手メガバンクに期待するのはもちろんですが、今年度注目すべきは地銀でしょう。公的資金を入れたくない地銀が劣後債を出す可能性がありますし、地元への密着度を上げるために何かとタイアップした普通社債の発行も考えられます。山口FGに続く第2弾を期待しましょう。
電力債・鉄道債あたりは今年も無風でしょう。思い切った起債があると面白いのですが、そういう業界じゃないですからね。
いずれにしても、個人向け社債市場を活性化させる何かが起こってほしいと思います。
個人向け社債市場も春になれば動きだします。大企業の経理・財務部の今年度の合言葉は「不景気を乗り切るだけの手元資金の確保」です。スプレッドを乗せれば社債発行できるようになった昨今、期限まで返済しなくてよい社債は大量発行が見込まれます。昨年度も大型の個人向け社債発行が相次ぎましたが、今年はそれを超える発行があるかもしれません。
まず何と言っても有名事業会社の起債です。AA~A格の有名企業が手元資金確保のため起債してくる可能性があります。東芝、日立製作所、シャープなどの電機関連に注目です。
また、今年度注目したいポイントとして、三都市CLOに続く証券化商品の登場です。日本の証券化市場復活のため、また知名度向上のため個人向けCLOを再度出してほしいと思います。
銀行は大手メガバンクに期待するのはもちろんですが、今年度注目すべきは地銀でしょう。公的資金を入れたくない地銀が劣後債を出す可能性がありますし、地元への密着度を上げるために何かとタイアップした普通社債の発行も考えられます。山口FGに続く第2弾を期待しましょう。
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いずれにしても、個人向け社債市場を活性化させる何かが起こってほしいと思います。
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