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野村総合研究所が個人向けCB発行!

野村総研が個人向け転換社債を発行することが分かりました。
ソースはロイター
野村証券のパンフレット(PDF)

この社債は転換社債型新株予約権付社債であり、現金調整型株式強制転換条項が付いています。

発行要項
償還期限:約3年7ヶ月
金利条件:0.5%
発行総額:500億円
社債額面:100万円
転換価格:未定(平成21年9月9日~11日の間に決定)
募集期間:転換価格が決定した日の翌日から3営業日以内
格付け:AA-(発行体格付)

現金調整型株式強制転換条項というなにやら恐ろしい言葉が登場しました。株式強制転換条項とは、ある時点で取締役会の決議があれば、転換社債を強制的に株式に転換させられるという条項です。また現金調整型とは、転換されて含み損が発生した場合、含み損を現金で補填するというものです。なお、今回の場合は、平成25年1~2月に決議を行い、平成25年4月1日または2日に強制転換するという場合以外は強制転換はないとのことです。強制転換があるのは満期直前のみですね。

野村総研の株価が大きく上昇した場合は、野村総研には強制転換をするメリットがなく、一方で投資家はCBを転換するメリットが出てきます。逆に、株価が低迷した場合には、投資家は転換せず元金の償還を求めますが、野村総研は強制転換をすれば元金の償還を減らせるというメリットが出てきます。結局のところ野村総研の株価次第なんですよね。

なんか仕組みっぽい社債ですが、幸い今回のCBは上場CBです。中途売却は他の社債と比べ格段に容易です。また、強制転換されてもその後株価が急落しない限りは大幅な損失を被ることはないでしょう。

投資判断は中立とします。信用リスクはないに等しく、流動性が高く、わずかながら金利もついていて、運が良ければ値上がり益も見込める。しかしそれでもなお、満期保有を目的とした場合の強制転換による損失のリスクは意識せざるを得ません。デフォルトしてないのに損失が発生するというのは悲しいじゃないですか。そういう意味で中立としました。

購入は野村証券を中心に各種証券会社で取り扱っているようです。興味のある方はどうぞ。

後日補記
この社債は発行中止になりました
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