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本日のシティ24回債の価格

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本日のシティ24回債の価格は97.92円、利率は3.870%となりました。火曜日に比べ1銭の上昇です。

ここのところシティ債に動きがありません。ここまで価格が上昇してくると、個人投資家は安心して満期保有しようとするのかもしれません。2.660%でスタートしたシティ債、一時11.440%という悲惨な状態にまで売り込まれましたが、公的支援によりここまで回復しました。

引き続き信用力の拡大に努めてほしいものですが、ここにきて最近の株価回復を受けてシティのトレーダーで一部1億ドルの報酬を得る見込みの社員が出てきたとか。

おそらく、給与体系や評価体系がゲーム理論上、トレーダーに高リスク取引をさせるようになっているのでしょう。トレーダーが高リスクの運用をして成功すればシティもトレーダーも大満足なのでしょうが、失敗した時はシティは大損害を被る一方、トレーダーは失職するだけで済みます。また、高リスクの運用を経験した人材として次の就職先が見つかるのも早いでしょう。マンガや小説だとゴルゴ13のような輩にこうしたトレーダーは抹殺されるのですが、アメリカの金融機関はその辺りが優しいのでしょうかw

閑話休題、トレーダーが低リスクの運用を行った場合は、成功したとしても報酬はそこそこであり、失敗した場合は大バカ者扱いされて失職するでしょう。高リスク運用を行った場合と異なり、「私は間違っていた。高リスクの運用に過ぎた」という言い訳も通用しないので、次の就職先もないでしょう。

結局、成功しようが失敗しようが高リスクの運用をするのがトレーダーにとってベストの選択肢になるというわけです。
しかし、この報酬制度をやめた場合、優秀なトレーダー(ここでは高リスク運用を成功させる確率が高いトレーダー)はこの制度を採用している同業他社に自ら転職してしまい、結果的にはシティの収益力を下げることになります。

さあ、困りました。シティ(シティ以外の金融機関でも同じことですが)はどうすればいいのでしょう?

一つの解は、求める人材や評価制度を変えてしまうことです。昨今の情勢を踏まえ、いくらの収益をもたらしたかではなく、シティの信用力をどれだけ高めたかを評価の最大のポイントとすることです。収益力・自己資本比率、流動性、不良債権比率などの定量的項目のほか、顧客の忠誠度や人となりなどの定性的項目も盛り込み、その人物がシティの信用力にどれだけ貢献したかを評価基準とするのです。金融機関に最も必要なものは信用です。案外、欠けている視点だったりして。
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