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東京・大阪・横浜の金融機関が個人向けに三都市CLO発行!

東京、大阪、横浜の金融機関が集まって個人向けにCLOを発行することが分かりました。大阪市信用金庫、神奈川銀行、三井住友銀行、東京都民銀行、八千代銀行、横浜銀行、信金中央金庫が参加するそうです。
ソースは大和証券(PDF注意)

3本建ての発行ですが、違いは期間だけのようです。
発行金額:各2億円
社債額面:100万円
申込期間:平成21年2月26日~3月10日
利率:0.71%~1.71%(2月25日に決定)
期間は以下の通り
A号社債:1年4か月
B号社債:1年7か月
C号社債:1年10か月

当該社債はCLOです。発行する会社は「三都市CLO2009特定目的会社」というペーパーカンパニーです。このペーパーカンパニーが社債を償還するための裏付けとなるのが、「第一信託受益権」という証券で、その第一信託受益権は「信用保証協会の保証がついた中小企業向け貸出」と「金利スワップ契約」を合成し、優先劣後構造によって分解したものです。

いったいこの社債は何かといえば、銀行や信用金庫が保証協会の80%保証付きで中小企業に貸した金の返済を受ける権利を信託受益権にした後、金利スワップで変動金利を固定金利にして、さらに信託受益権を「一番最初に返済を受ける権利」「二番目に返済を受ける権利」「三番目に返済を受ける権利」「最後に返済を受ける権利」に分解。このうち、「一番最初に返済を受ける権利」をSPCに売却し、SPCはそれを裏付けに個人向け社債を発行し、我々個人投資家が買うというものです。説明が理解できなかった人は買ってはいけません

原債権が中小企業向け貸し出しなのでこの景況下、決して良質とは言えない原債権ですが、信用保証協会の8割保証を付けたこと、優先劣後構造のある信託受益権とし、最優先部分を個人向けに販売するなど比較的良質な社債ではないかと思います。CLOが個人向けに販売されることは非常にレアなので、ひょっとしたら金融危機後、ほぼ滅亡した証券化市場の立ち直り具合を見るためのCLO組成かもしれませんね。人気が出ればもっと大型のCLOが個人向けに出てくるかもしれません。
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