個人向け社債ウォッチ!

個人向け社債の起債情報をウォッチするブログ。個人向け社債の購入方法に関する記事や個人向け社債のランキング、個人向け社債の利率などの記事。初心者歓迎。3年物の個人向け国債の金利推移もウォッチ

本日のシティ24回債の価格

0727.gif
本日のシティ24回債の価格は95.65円、利率は5.130%となりました。先週末に比べ1銭の上昇です。

Cloisterさんから質問をいただきました山崎元氏の「個人向け社債は買うな」という話についてですが、shasaiwatchはその事に詳しくなかったので、ググって調べてみました。

話をまとめるとおそらくこういうことだと思います。
1.信用リスクの判断は個人には難しく、かつ格付けは信用ならない
2.機関投資家や銀行から金集めが出来ないから個人向け社債を出している
3.大きな金額のお金が動くので投資単位が小さい個人には不向き

山崎氏は非常に高名な方で、個人向け社債以外のことについても色々とコメントをされており、EB債は詐欺とかファンドオブファンズ氏ねとか非常にまともなことを言っており、大変立派な経済評論家だと思います

その上でshasaiwatchが思ったことは、個人向け社債が投資に不向きというのは、社債を含めた金融商品一般に対し知識がない方を対象として話されているのではないかと思います。

投資の一般原則として「分からないものに投資するな」という言葉がありますが、株式とはどういうもの、投資信託とはどういうもの、あるいは社債とはどういうものか、何に投資して、なぜリターンが得られるのかという事をきっちり理解して投資をしている人は少数派ではないかと思います。eワラントや商品先物取引に至っては理解して投資をしている個人投資家は皆無に近く、ネットカジノと何ら変わりはありません。FXもそうですが、話がずれるので戻します。

こうした金融リテラシーの低い人は、見かけの高金利や見かけの高分配によってレモンを掴まされることが非常に多いです。平成電電に騙された人が代表格です。個人向け社債は、ある程度の金融リテラシーがある人にとってはこの上なく安全な投資ですが、ない人にとっては平成電電と同じです。山崎氏のような、金融リテラシーが高い人々だけでなく、金融リテラシーが低い人々に対しても影響力のある人が積極的に勧める金融商品ではありません。流動性も非常に低いですしね。

ただ一つ反論するとすれば、機関投資家や銀行から借りられないから個人向け社債を発行するという点は、企業行動の一般原則を無視した発言だと思います。

企業は「なるべく安く資金調達をしてなるべく高いリターンを生むところに投資する」という行動を取るのが大原則で、自己資本比率や議決権や有担保融資の存在などの条件を無視すれば、一番低コストで調達できるところから資金調達しようとするのは当たり前です。新株発行をする企業は新株発行が最も低コストと判断しており、銀行借入をする企業は銀行借入が最も低コストと、原理原則上は判断しています。

逆に考えれば、その企業へのリスクを最も甘く評価しているアホから企業は資金調達をするわけで、それがアホ銀行なのか、公募増資に応募するアホなのか、個人向け社債を買うアホなのかという点しか変わりありません。

あえて言えば、発行体と個人向け社債投資家との間での情報の非対称性が著しい場合や、個人向け社債投資家と他の資金提供者との間で得ている情報量の差が激しい場合には、個人向け社債投資家が不利になることがあり得ます。山崎氏が本当に言いたいのはこの部分ではないかと思われます。レモンな発行体は個人投資家に対し情報を隠し、確信犯的に個人から資金調達をしようとします。個人向け社債のほか、公募増資やIPOもまた然りです。IPO時の決算が最高益で、その後その最高益を超えられない企業が新興市場にいくつあることか!

多くの発行体はそうした悪意のある資金調達は行いません。その悪意が露呈し、信用を損ねることを恐れるためです。しかし、その悪意を企業が持っているか持っていないかを見抜くためには、先に言った通りある程度の金融リテラシーが必要であり、それを持っていない人にとってはお勧めできる金融商品ではないということです。

コメントになっているでしょうか・・・?
関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する