個人向け社債ウォッチ!

個人向け社債の起債情報をウォッチするブログ。個人向け社債の購入方法に関する記事や個人向け社債のランキング、個人向け社債の利率などの記事。初心者歓迎。3年物の個人向け国債の金利推移もウォッチ

近未来通信事件と投資の難しさ

近未来通信事件は、海外逃亡中の社長以外が全員逮捕されたそうで、大変めでたいことです。残る社長の逮捕を強く待ち望みます。

しかし、近未来通信事件や平成電電事件などの金融詐欺は、我々に投資の難しさを教えてくれます。甘い話にゃ裏があるとは言いますが、甘い話に乗りたいのも人情。特にこのブログの読者は「低リスクで高利回りでほったらかしで稼げないものかなあ」と思う方が多いと思われますので、特に金融詐欺には注意が必要です。

しかし、オルタナティブ投資と金融詐欺は紙一重であることも事実です。安愚楽牧場などはいまだに真っ当な事業か詐欺か分かってないという状態です。これは、投資詐欺の多くがオルタナティブ投資と同じ形態を取っていることが挙げられます。

例えば匿名組合です。過去、平成電電など多くの金融詐欺事件の際に匿名組合が使われていますが、例えばmoneoなどのソーシャルレンディングにも匿名組合は使われています。匿名組合のほかにも、合同会社(マルチ商法のアムウェイが代表的)も経営の自由度が高いため、小口の投資に使われやすく、また詐欺の温床にもなりやすいです。

つまり、現在のオルタナティブ投資市場には、レモン市場の問題が発生しています。小さな投資会社が新しい真っ当な投資商品を開発しても、市場には詐欺商品ばかりが出回っており、同様に詐欺扱いされて売れないということが起きるわけです。中格付企業の個人向け社債でさえ、金を持ち逃げしようとしているだの、個人から金集めをするのは資金繰りが厳しいからだのという話が出るような現状です。また、FX詐欺、商品先物取引被害、未上場株詐欺などの話が後を絶たないことからも、この推測は裏付けられます。

これを解決するものは、経済学の理論的に言えばシグナリングです。具体的な手続きとしては、情報開示とモニタリング体制の整備でしょう。投資の事前説明と事後の結果報告をきちんとすること、また期中であっても投資した案件が現在どのような状態になっているのかを投資家が知れるようにすることが重要です。さらに、投資をやめたい投資家が容易に資金を回収したり、損失を限定したり出来るよう市場を整備することも重要でしょう。

近未来通信や平成電電には悪意がありましたが、悪意のない投資会社は今後、こうした点に注意して金融商品を開発して欲しいと思った次第です。
関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する