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外貨建て社債+FXは有利か不利か

またもコメント欄からですが、外貨建て社債+FXで当該通貨売りを行うことで為替リスクをヘッジできるという話がありました。山崎元氏がどこかで推奨していた投資方法(ソース失念)で、長短の金利差のサヤ抜きをしようという手法です。

shasaiwatchとしては、「為替リスクがある」というだけで嫌になりますし、実際問題として日本が輸出立国である以上、常に円高圧力がかかり続けるわけで、これについてはあまり語りたくなかったのですが、フルヘッジだということであれば話は別です。

さて、外貨建て社債+FXによる実質上のサムライ債ですが、レバレッジをかけないと仮定するならば、社債購入額と同額を当該通貨売りに注ぎ込むため実質的な利回りは(社債の利率-スワップコスト)÷2となります。為替リスクをヘッジするためだけに利回りを半分以下にするだけの価値があるのかという気もします。スワップコストの推移次第ではマイナス金利になる可能性もあります。

また信用リスクの問題もあります。社債に為替差益が生じ、FXに同額の為替差損が生じている時に社債がデフォルトしたら、社債はパーだわFXは含み損だわでダブルで損を被ることになります。逆の時は損失が少なくなりますが、100万円の社債を買って、リスクをヘッジして、デフォルト時の損失が100万円を超えるというのはそもそもどうなの?とshasaiwatchは思います。

思うのは、中途半端な金利の社債には使えないなということです。スワップコストを引いて実質利回りが半分になって、それでいて魅力的な社債になるのか?という点です。逆に、最近よくある信用力の高い外貨建て社債でやたら高金利な社債だとこうしたコストを差し引いてもなお魅力的になるかもしれません。とにかく事前のシミュレーションが欠かせないということだけは事実です。

他に外貨建て社債+FXの欠点を克服する方法としては、通貨オプションを使うという方法があります。通貨オプションを取り扱うFX業者は非常に数が少ないのですが、手数料と引き換えにおいしいところだけ持っていけます。ただ、1年以上のオプションを個人投資家が手に入れるのは正直、困難でしょうね。短期社債でやらないと無理です。
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No title

「みずほが増資方針を明確にすると、140円台まで下落するでしょうが、その後チョウチンをつけて160円台に戻したところで売り抜ける」なんて事を勧める証券屋さんが。でも120円台まで落ちてもしかたがないみずほのていたらくを考えると、160円台なんか無理かなと思って躊躇している友人。近頃ウワサを聞かなくなった増資ですがいかがでしょう。私はみずほには手をだしません。

ロビン | URL | 2010-06-14(Mon)19:59 [編集]


No title

個人でやるとコストが掛かるって事ですね。

quarter | URL | 2010-06-14(Mon)01:15 [編集]