個人向け社債ウォッチ!

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三井住友フィナンシャルグループが個人向け社債発行!

三井住友フィナンシャルグループが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

2本建てです。

【期限前償還なし】
発行要項
償還期限:10年(期限前償還なし)
金利条件:0.60%~1.20%
発行総額:未定
社債額面:200万円
募集期間:平成27年9月7日~平成27年9月25日
格付け:A+
その他:バーゼルⅢ対応劣後債

【期限前償還あり】
発行要項
償還期限:10年(5年で期限前償還の可能性あり)
金利条件:0.30%~0.90%(5年目以降金利変動)
発行総額:未定
社債額面:200万円
募集期間:平成27年9月7日~平成27年9月25日
格付け:A+
その他:バーゼルⅢ対応劣後債


三井住友銀行じゃなくて三井住友FGの方で起債してきましたね。2本建ての劣後債です。事実上、5年債と10年債と考えていいと思います。

5年債は中央値0.60%、10年債は中央値0.90%と金利水準はようやく見れるようになってきたように思います。対国債スプレッドは5年物の方が大きいので、5年物の方が有利といえます。10年物はというと、正直今の金利水準で10年持つのか?と考えると、この水準では投資するには勇気が要ると思います。

また、バーゼルⅢ対応債なので、政府が公的資金を突っ込むような段階になれば、劣後債は強制デフォルトとなります。こうしたことを考えると、5年債については投資判断は中立、10年債については投資判断は買い非推奨としたいと思います。いい加減カネ余りがひどいという人は5年債買ってもいいかもしれません。

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ふくおかFGが個人向け社債発行!

ふくおかフィナンシャルグループが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.20%~0.40%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年9月7日~平成27年9月18日
格付け:A+

昨今の相場の急落と乱高下で傷心のshasaiwatchですが、ようやくここに来て起債情報が流れてきてうれしい限りです。

ただ、この金利水準はshasaiwatchの心を癒すには若干金利が足りません。投資判断は買い非推奨とします。明日までイオン銀行の定期預金キャンペーンをやっているので、そちらの方がよほどいいです。ただ、イオンカードセレクト会員限定の普通預金金利アップを考えると、そこから動かす気にもなれないところがなあと思う次第。

今後、景気が悪くなって信用リスクが高まれば、いい社債も出てくるのではないかと思って待機しています。

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東海東京FHが個人向け社債発行! 不穏な動きあり

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:42.1億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年7月3日~平成27年7月29日
格付け:BBB+

本社債に関し、不穏な動きがありました。正直、いつもの社債で適当に扱っておけばいいやと思っていたのですが、この社債の情報が出た翌日、以下の発行要項で別の社債を発行しています。

発行要項
償還期限:3ヶ月
金利条件:1.60%
発行総額:5.14億円
社債額面:300万円以上100万円単位
募集期間:平成27年7月6日~平成27年7月9日
格付け:BBB+

非常に奇妙です。明らかに投資家に有利な条件で、他の社債を販売中に、いきなり販売し即締め切り。また、開示されている情報の範囲内では、先ほどの社債と条項が異なることはなく、まるでいきなり資金不足に陥り、急に資金を集める必要があったかのような印象を持ちます。

投資判断は買い非推奨とします。ここはしばらく様子見した方がいいかもしれません。


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小田急電鉄が個人向け社債発行!

小田急電鉄が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.12%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年7月6日~平成27年7月28日
格付け:AA-

発行諸費用5900万円、3年間の利息総額3600万円。なぜこの会社は発行を続けるのでしょう。投資判断は買い非推奨です。

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MUFGが個人向け社債発行!

三菱UFJフィナンシャルグループが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:10年(5年目以降、期限前償還条項あり)
金利条件:0.30%~0.90%
発行総額:500億円
社債額面:200万円
募集期間:平成27年7月15日~平成27年7月29日
格付け:A+
その他:劣後特約付き、実質破綻時免除特約付き

三菱UFJの劣後債が出てきました。それにしても金利低いですね。

今回、注目すべきは「実質破綻時免除特約」です。これは、預金保険法に基づく特定第2号措置が発動した場合、今回の劣後債はただちに債務免除され、紙切れになるという条項です。

特定第2号措置とは何かというと、銀行が倒産しそうになった際、預金保険機構がペイオフを行う前に、銀行の経営権を奪い、承継銀行を設立した上で事業を承継銀行に引き継がせ、承継銀行に公的資金を注入し、他の銀行との合併などの措置を行うというものです。日本振興銀行のようにペイオフをして破綻処理をするのではなく、その前段階で金融危機を食い止めるための措置です。

今回の社債は、個人向けでは野村證券に次いで2回目となるバーゼルⅢ(2010年に始まった新しい自己資本規制)対応社債です。劣後債を発行する金融機関は今後、危機時に株式に強制転換させたり、紙くずになるような条項を付けたりしないと劣後債を自己資本とみなせなくなるため、このような条項が付けられたものと考えられます。なお、こうした条項のほか、通常の劣後特約もついています。社債投資家にとってはリスクが上がったと考えられるでしょう。

投資判断は買い非推奨とします。紙くずリスクが上がっていること、確率は低いものの、ギリシャ問題が世界に波及すると銀行の債券は国債に対するスプレッドが跳ね上がり、含み損となってしまうこと、日本政府の財政が悪化し悪い金利上昇が起きる可能性(そしてそれに伴う銀行のバランスシートが痛む可能性)を考えると、中央値0.6%ではおいしい社債とは到底言えません。ここは見送りでよいと思います。

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東京建物が個人向け社債発行!

東京建物が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:6年
金利条件:0.40%~0.80%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年7月1日~平成27年7月14日
格付け:A-

最近、少し金利が上がってきたせいか、社債発行が増えてきたように思います。東京建物が個人向け社債発行です。初の個人向け社債発行ということでお祝い申し上げます。取り扱い証券会社はみずほです。

さて、財務内容はというと、直近の決算では経常利益が173億円に対して有利子負債が7400億円とまともな水準ではありません。全うに弁済するというよりも、連結に含まれるSPCも含めて不動産の価値を背景に資金調達している企業です。この背景というのが、土地、建物、在庫不動産8500億円程度になるわけですが、これが減損して純資産3000億円を割り込むかどうかです。償還日がオリンピックを超えてしまうのも懸念事項。

投資判断は買い推奨とします。不動産市況もまあ大丈夫でしょうし、さすがに債務超過になるまで不動産価格が暴落する事態も考えにくいですし、オリンピックの翌年償還なのでどうにかなるでしょうし、何より初物というのが大きいです。個人向け社債市場の拡大のためには新たな発行体が増えてほしいと心から願います。金利は安いですがご祝儀込みの評価とします。


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トヨタ自動車第1回AA型種類株式は危ないか?

既に報道のとおり、トヨタ自動車がAA型種類株式を発行することが分かりました。これへの投資を検討している方もいらっしゃるかと思います。今回はこの商品の是非について考えてみたいと思います。

EDINETより発行要項を調査しました。
発行株数:3,000万株~5,000万株
単元株式:100株
発行価格:未定(発行価格決定日の終値の1.26~1.30倍)
償還期限:なし(ただし、平成33年4月2日以降、会社による強制買取あり)
配当年率:1年目が0.5%。以後毎年0.5%ずつステップアップ(上限2.5%)。発行価格に対して利率がかかる
申込期間:平成27年7月8日~平成27年7月22日
譲渡制限:譲渡には原則、取締役会の承認が必要(自由に売却できない)
販売元:野村證券
その他:平成32年9月1日以降、買取請求可能(四半期に1回)。平成32年10月1日以降、普通株式への転換可能(半年に1回)。NISAへの組み入れ不可

盛りだくさん(^^)

さすが自由度の高い種類株式です。社債では考えられないほどフリーダムな条項がついています。順番に見ていきましょう。

まず、この金融商品は優先株式だということです。優先株式とは、倒産時に社債よりは配当順位が劣後するものの、普通株式よりは優先的に弁済を受けられるというものです。

次に、株価の変動に関わらず、トヨタによって元金、そして配当金までもが保障されているということです。5年後にトヨタは今回の種類株を強制的に買い取る権利が発生しますが、放置すると普通株式に転換されてしまい希薄化が生じてしまうので、おそらく早期に買い取りに来るでしょう。もっとも、5年後に数%以上の金利上昇が起きていたら放置されるかもしれませんが、その時はその時で普通株に転換すればいいので、事実上の元本保証です。

類似する金融商品でいうと、劣後債が該当します。劣後債も株式よりは優先的に弁済を受けることができるものの、普通社債よりも劣後します。償還期限は定められていないものの、事実上、トヨタ自動車による5年の劣後債のようなものです。しかも償還寸前には株式に転換も可能です。

金利はというと、当初0.5%ながら、最終年度には2.5%となり、平均金利は1.5%です。また、肝心の財務内容は、純資産17.6兆円。最近、ジンバブエ政府は17.5京ジンバブエドルを5ドルと交換し自国通貨を廃止すると発表しましたが、全くもって財務の厚さが違います。3兆円の赤字を6年続けてようやく債務超過になるレベル。スイスの国家予算並みの純資産を持っています。株主資本比率も35%と分厚く、健全そのものです。倒産は考えにくいでしょう。

投資判断は買い推奨とします。社債への投資が厳しくなる昨今、久々に全力すべき金融商品といえるのではないでしょうか。発行価格は、今日の終値で考えると10,750円ぐらいになりそうですかね。1口107万5000円程度。発行総額は5,000億円程度になりそうです。

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東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:28.31億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年6月1日~平成27年6月24日
格付け:BBB+

いつものアレやで。投資判断は中立です。正直、このクラスでも神社債と言わざるを得ない状況なので、残念ながら買い非推奨とは言えません。ただわざわざ買いに行く価値はあるのかなと。まあ、よほど資金が余っていて運用への強迫観念があるなら。

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ANAが個人向け社債発行!

ANAホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年
金利条件:0.20%~0.60%
発行総額:300億円
社債額面:未定
募集期間:平成27年6月8日~平成27年6月19日
格付け:BBB+

なんというか、BBB格が4年0.4%で資金調達する時代なんですね。ANAといえば、震災の時に起債しようとしていて募集が中止になった思い出があります。今回の起債の理由はなんなんでしょうね。スカイマークのスポンサーとして払い込む資金でしょうか。

投資判断は買い非推奨です。市場環境全体の流れから見て、今は社債投資を抑制すべき時期です。この程度の利率では投資する価値なし。銘柄は厳選したいですね。

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ソフトバンクが個人向け社債発行!

ソフトバンクが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:5年
金利条件:1.00%~1.60%
発行総額:1000億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年6月4日~平成27年6月17日
格付け:BB+
その他:ソフトバンクモバイルが連帯保証人、純資産維持条項あり

ソフトバンクが起債です。本社債の格付けはA-(JCR)ですが、他の格付け会社には当社を投資不適格級にしているところがありますね。このあたりは気にしたいところです。

さて、ソフトバンク社債の評価ですが、まずは何より、後継者が決まりかけていることを大きく評価したいと思います。これまでソフトバンクは、「禿が死んだらどうなるんだ」という点が常に問題視されていましたが、後継者と思しき人物が公表されたことでとりあえず、社長が死んでも普通の企業として存続していくことが可能でしょう。

財務制限条項として純資産維持条項がついていますが、とりあえず問題ないでしょう。ソフトバンクモバイルが連帯保証人ですが、ソフトバンクグループの主要な1社であることもありますし、いつものことなので心配はしていません。

業績の方はというと、相変わらずの借金王ですが、依然として収益力は高く、キャッシュフローを担保にファイナンスするという構造が依然有効であることを示しています。投資判断は買い推奨とします。とりあえず金融危機が起きそうな気配もないし、昨今若干金利が上がっているとはいえ、この条件で社債を買えるのはここぐらいしかないので、積極的に行きたいですね。

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東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:34.95億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年5月7日~平成27年5月28日
格付け:BBB+

皆さん、ゴールデンウィークもろくに社債が出ず、寂しい思いをされてきたことかと思います。shasaiwatchも同じです。ようやく出てきた社債も東海東京債。実につまんないですね。なお、投資判断は買い推奨とします。ほかの社債がろくに出てこない中では、出てきた社債でとりあえず潰れそうでなければ買い推奨するしかありません。だって現金ポジションが積み上がる一方じゃないですか!リーマン・ショック以降大量に発行された非常に条件のいい個人向け社債が、順次償還を迎えているのです。再投資しないと!

さて、そんなことを言いつつ、shasaiwatchはこのGW、消費に専心していました。旅行も行きましたし、家具も家電も買い換えました。また、車もそろそろ買い替えと考えています。株の含み益も相当ありますし、社債利息も毎月入ってくる状況。消費して社会に還元しないとまた景気が悪化しますし、それは我々の資産額を減らす行為です。稼いだ分はきっちり楽しまないとね。

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SBIホールディングスが個人向け社債発行!

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オリックスが個人向け社債発行!

が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:4年
金利条件:0.15%~0.45%
発行総額:未定
社債額面:100万円
募集期間:平成27年2月23日~平成27年3月6日
格付け:Baa2

オリックス債です。正直言ってここまで金利が低いとやる気が全く起きませんね。ところで現在、オリックスは長期発行体格付を4つの格付会社から取得していますが、格付が最大で4ノッチ違うというなかなか香ばしい状態が演出されています。まあ、一番低いところを信じるんですけども。

投資判断は買い非推奨です。BBB格の社債としてみた場合、4年0.3%の金利はさすがに耐えられません。ソフトバンクやSBI債で投資は一巡したところでしょうし、見送りでもいいんじゃないでしょうか。

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東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:37.015億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年2月10日~平成27年2月26日
格付け:BBB+

後から来たのに追い越され。本来ならばもっと注目されてもよかった債券ですが、SBI債のせいでハズレ残念債となってしまいました。投資判断は買い非推奨とします。特段この会社に何かあったわけではないのですが、目の前にSBIの金利見せられてこの金利ではね~。いや、外れたらこっちに行くんですけどね。ハイ。まあそのアレですわ。個人投資家の気持ちを代弁ってやつですわ。

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SBIホールディングスが個人向け社債発行!

SBIホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:1.430%
発行総額:200億円
社債額面:10万円
募集期間:平成27年2月16日~平成27年2月26日
格付け:BBB
その他:抽選制、1,000万円まで

三国志ネタに走っていたら新発債出てきましたねえ。しかもSBI債。shasaiwatchが信じているジンクスとして、「待っていても来ない時に、来るとまずい状況に自分を追い込むと来る」というのがあるのですが、ちょっとそれに似た感じがします。

しかしそれにしても金利下がりましたねえ。スプレッドで見るとどうなのって話もあるんですけども。前回の起債は3年債だったので単純な比較は出来ませんが、やはり見劣りしてしまいます。ただ、投資判断は買い推奨です。そんな危機的なことは前回の起債以降起きていませんし、1年間は持つでしょう。

今回のSBI債は、抽選になっている点は変わりませんが、1,000万円までしか申し込めないのがポイントです。前回は当選率14%だったSBI債、今回はもう少し当たりやすいかも?またアンケートやりますのでよろしくお願いいたします。

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東武鉄道が個人向け社債発行!

東武鉄道が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.18%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年1月13日~平成27年1月29日
格付け:A-

こちらも。抽選つきですが、抽選なんかよりも金利をください。投資判断は買い非推奨です。

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小田急電鉄が個人向け社債発行!

小田急電鉄が個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:3年
金利条件:0.12%
発行総額:100億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年1月13日~平成27年1月29日
格付け:A+

めんどいので放置していた社債。当然、投資判断は買い非推奨です。一応記事にしとく程度。

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新型窓販国債5年物、マイナス金利で発売中止

個人向けに発売されている国債のうち、新型窓販国債(5年)がマイナス金利のため募集中止になっていました。
ソースは財務省

新型窓販国債とは、通常の個人向け国債と異なり、市場価格で募集され発行される国債で、中途換金が容易な代わりに売却損が出る可能性もあるというタイプの国債です。最近の異次元緩和で利率は下がり続けており、マイナス金利を理由として昨年11月からは2年物が発行中止に追い込まれていましたが、とうとう5年物まで発行中止に追い込まれました。

国債バブルもここまで来たかという印象ですね。なお、日本はこれでもまだ金利低下の先頭ランナーではなく、スイスに至っては10年物、つまり長期金利までがマイナスになっています。金利がマイナスでも国債が売れる理由としては、たとえ損を出したとしても他の投資先に突っ込むよりはマシだとか、中央銀行がマイナス金利で買ってくれるからとか、一層の金利低下(つまり価格上昇)が見込まれるから転売目的で買うとか、あまり健全でない理由であることが多いです。

こうした状況下では、いつか債券バブルは崩壊するものの、それがいつになるかは分からないという神経質な状況が続きます。ある日突然の市場崩壊ということも考えられますので、慎重な投資判断が求められますね。

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ソフトバンクが個人向け社債発行!

ソフトバンクが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:7年
金利条件:2.20%~2.80%
発行総額:4000億円
社債額面:100万円
募集期間:平成27年1月27日~平成27年2月6日
格付け:BBB+
その他:劣後特約付き

一瞬、昨年11月の起債の話だと思いましたが、どうやら11月起債のおかわり起債のようで、驚愕しています。低金利が長く続くという予想があるときは、長期で大きく資金調達して投資せよというファイナンスの教科書のような起債です。

しかしこの規模、この期間、この条件。一部の格付け機関は当社の長期優先格付けを投資不適格とする中、劣後で起債して個人に売るという感覚に驚きです。これ逝ったらマイカル事件の再来やでえ・・・そういえば主幹事は野村、うっ頭が

さて、中身に入る前に、社債初心者で「劣後特約」ってなあに?という人は、昨年11月に同様の社債をソフトバンクが起債した時の記事をご覧ください。要は倒産した時に紙くずになりやすい(というよりも確実になる)社債だということです。


7年の長期債で孫正義のワンマン会社です。まずは孫正義の年齢を確認します。57才。償還時には64才。ソフトバンクの中枢には居られるでしょう。少なくとも死んではいないと思います。合格。

次に財務内容です。一言で言えば中小企業的です。有利子負債への依存度が高く、純資産が薄く、資本利益率が高い。アリババ株の含み益を計上していないところも奥の深いオーナー経営型の中小企業という感じで実にいいです。なお、アリババの含み益はおよそ9兆円。これを全て実現したとすると、実効税率40%としてもソフトバンクの時価総額相当にまで純資産は良化します。まあ、アリババ株のPBRは社債投資家が手を出せるシロモノではないので、そんなもんクソの役にも立たんという意見はアリだと思います。ただ、ここの財務内容を健全性の面から考える時、見落としてはいかんポイントだと思います。

次に外部環境を考えます。当面の外部環境を分析すると、当面起こりそうなショックはアメリカの利上げに伴うドル高&世界同時通貨安です。これは対応を間違えるとロシア・中国・中南米諸国・インド・トルコ・南アフリカ・アイスランド・オーストラリア・ニュージーランドあたりの新興国、資源国、高金利国の通貨が軒並み吹き飛ぶ大型爆弾ですが、あんまり先送りするわけにもいかないので、今年か、遅くとも来年には実施されるでしょう。

ただ、これがソフトバンクの経営に与える影響はそれほど大きくないと思います。ソフトバンクのビジネスモデルは基本的に携帯電話料金やプロバイダ料金であり、景気変動の影響をあまり受けません。また、ソフトバンクの顧客はほとんどが日本とアメリカにいるのでこうした高成長国が急減速した際のショックもさほど大きくないでしょうし、新興国に傾斜している企業ほどのショックは起こらないでしょう。

ただし、通貨リスクが信用収縮を引き起こすような事態に至ると、ソフトバンクも無風ではいられません。銀行融資が絞られ、社債のスプレッドもあがる、その時は・・・次の個人向け社債ですかね!

破天荒な経営スタイルばかりが注目されるソフトバンクですが、商売は案外固定収入中心で固く、生活密着型で景気の波も受けにくいため、こうしたショックには案外強いのです。償還されるのは2022年、東京オリンピックの後です。オリンピック景気の反動が確実にくるので、この頃日本は不況でしょうが、携帯電話は依然として使われているでしょうし、不況の風程度では社債の償還に影響は出ません。

個人的に見ていておっと思ったのは、既発債の状況がIRページで公開されていることです。ここには買収したスプリント等の子会社の債券も掲載されているのですが、ことごとく馬鹿みたいな金利で調達しているんですね。日米金利差とかそういうレベルではなく。中には10%を超えるものもあり、日本的感覚からすると、こんな金利で借りたら商売なんてできんわけです。クリアワイヤに至っては14.75%で調達している口があり、これだったら日本の銀行で借りて延滞して遅延損害金払ったほうがマシというものです。もしも自分が米国事業に腰を据えて取り組むつもりならば、この借入金をまずどうにかしようと考えます。今回、資金使途はこの記事を書いている時点で非公開ですが、今回の資金使途、案外こういうところにあるのではないでしょうか。

こうしたことを総合的に勘案し、投資判断は買い推奨とします。資金使途には妥当性が(たぶん)あり、財務内容には一定のリスクは否めないものの、当面安定的であり、予想される外部環境の変化に対しても一定の耐性を持っているものと判断します。もちろん、ノーリスクだとは思いませんが、金利相応の債券だと思います。いい加減お腹一杯なソフトバンク債ですが、ここ以外にまともな債券があるでしょうか。やむを得ないと思います。

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東海東京FHが個人向け社債発行!

東海東京フィナンシャル・ホールディングスが個人向け社債を発行することが分かりました。
ソースはEDINET

発行要項
償還期限:1年
金利条件:0.41%
発行総額:11億円
社債額面:100万円以上10万円単位
募集期間:平成27年1月5日~平成26年1月28日
格付け:BBB+

今年は東海東京の起債が目立つ年でした。この社債は平成27年1発目の社債として発行されることとなる社債で、条件は以前と変わりありません。投資判断は買い非推奨とします。というのも、平成27年からは物価連動国債が個人向けに解禁となるため、それの起債条件を見てからでも遅くないと思うためです。どーせまたすぐ起債してきますって。ここは待ちましょう。

それにしても個人向け国債、とうとう3年物、5年物とも固定は金利が下限に貼り付いてしまい、2年債に至ってはマイナス金利のため募集中止となる有様。少なくとも消費税を10%にして、そのマイナス影響が収まるまでは金融緩和は続けるんでしょうね。新興国通貨建てにして名目金利を稼ぐしかないんでしょうかねえ?


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